ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社は1月27日に映像制作などプロ向けの5Gスマートフォン「Xperia PRO」を発表しました。2月10日に発売を予定し、予約は1月27日よりメーカー直販サイト「ソニーストア」や一部の家電量販店をはじめ、ECサイトなどで開始している。
「Xperia PRO」は超高速通信を誇る5Gミリ波帯に対応したXperiaシリーズ初のモデル。また、スマートフォンとして初のHDMI入力に対応し、カメラの外部モニターとしても使用できるようです。
5Gミリ波帯アンテナ
出典:SONY
ソニー独自の設計で5Gミリ波帯アンテナを筐体の上下左右4か所に装備することにより、360度全方位をカバー。5Gミリ波を効率的にキャッチできるため、安定した高速データ通信を実現。
近年増加しているライブ配信など安定したデータ通信が必要な制作現場において活躍が期待されます。防水・防塵にも対応しているので、野外の現場でも使用が可能。
また、5Gミリ波を受信している方向や通信のデータ送受信速度を可視化できる「Network Visualizer(ネットワークビジュアライザー)」を搭載し、より安定した通信環境が維持できるようなサポートもあるようです。
世界初*カメラとのHDMI接続が可能に
出典:SONY
スマートフォンとしては初めて、HDMIマイクロ端子(タイプD)からの入力に対応。デジタル一眼カメラやカムコーダーの撮影用外部モニターとして使用可能。
また、ライブ配信をする際はXperia PROとアプリを連携させることにより、ソニーのデジタル一眼カメラαなどを外部カメラとして使用できるようです。
*スマートフォンとして。2021年1月26日現在、メーカーの公式発表に基づく。ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)調べ
出典:SONY
外部モニター機能を使うことにより、小型・軽量の4K HDR対応のサブモニターとして使用可能です。搭載されている「21:9シネマワイドディスプレイ」は、HDR規格、BT.2020色域、10bit入力に対応。
画像の拡大縮小や細部のフォーカスが簡単に行えるようです。
USBテザリング機能搭載
出典:SONY
Xperia PROとUSBテザリングに対応した撮影機材をUSBケーブルでつなぐことで、静止画や動画などのファイルを高速に転送可能。5Gミリ波通信を介すことでより高速に転送できるようです。
自動バックグラウンド転送ができる「撮影時自動転送」機能が搭載されているため、撮影中にファイルの転送ができ、作業の効率化にも役立ちます。
必要なアプリをワンプッシュで起動
アプリをワンプッシュで起動させるショートカットキーを搭載。撮影現場での時短機能は便利ですね。
仕様