ゼンハイザーから新製品「CX Plus True Wireless」が発売されます。
「CX Plus True Wireless」は、アクティブノイズキャンセリングを新たに実装し、上質なサウンドをより深く体験できるようになった新型のワイヤレスイヤホンです。
本記事では 「CX Plus True Wireless」のスペックやおすすめポイントについてご紹介します。
実機レビューも行ったので、ぜひ購入時の参考にしてください。
もくじ
「CX Plus True Wireless」のスペックや機能比較
「CX Plus True Wireless」は、音質にこだわられており、豊富な機能とスマートな操作性を実現したワイヤレスイヤホンです。
最上位機種のMomentum True Wireless 2に搭載されているTrueResponse(トゥルーレスポンス)トランスデューサーにより高品質な音表現を継承。
さらにアクティブノイズキャンセリングや外音取り込み機能など、機能性抜群でありながらシンプルな使い心地で軽やかに音楽を楽しめます。
「CX Pus True Wireless」の商品情報
商品名:CX Plus True Wireless
予約開始:2021年9月14日
発売日:2021年9月28日
価格:オープンプライス ※店頭想定価格:19,800円(税抜)、21,780円(税抜)
「CX Plus True Wireless」のスペック表
ゼンハイザーは、プロアマ問わず世界中の音楽愛好家から高い信頼と支持を得ているメーカー会社です。75年以上もの間、製品の持つ音質の高さを評価され続けてきました。
音に関して一切の妥協がありません。ドイツ本社では確かなオーディオ技術と豊富な知識を用いて開発が進められています。
これによりゼンハイザーならではの高解像度でのサウンド表現が実現されており、他にはない音質を味わうことができます。
機能比較
ゼンハイザーが開発した完全ワイヤレスイヤホン製品を比較しました。
比較ポイント1.快適に高音質を楽しめる
近年多くのスマートフォンで搭載され、注目が高まっているクアルコム社のaptX™ Adaptiveが追加。
音をよりダイナミックに感じられるようになりました。さらに場所や時間による混雑具合や接続状況に合わせて、転送データを自動調整することもできます。これにより音が途切れる、遅延するトラブルを回避。快適に使用できるのがポイントです。
比較ポイント2.進化したノイズキャンセリング
新たに加わった「アクティブノイズキャンセリング」は、ノイズキャンセリング特有の圧迫感がなく、自然に音を引き立てることができる機能です。
音楽の良さをそのままに、低音域から高音域までの上質なサウンドを体験できます。
「CX Plus True Wireless」のおすすめポイント
1.ハイレゾ相当の高音質コーデック『aptX™ Adaptive』
今まで以上の快適さを求めて実装された、クアルコム社のaptX™ Adaptiveは、24bit対応です(従来は16bit)。ゼンハイザーが表現するサウンドレベルをさらに向上させることにつながりました。
ハイレゾ相当のコーデックに加えて、ユーザーが心地よく音楽を体験するためのサポート機能も充実しています。例えば、満員電車や人通りの多い場所でも、電波状況の影響を受けず音が途切れません。効率的なデータ転送を行うよう調整できるからです。どんな場所でも変わらず高音質で音楽を楽しむことができます。
2.新搭載のアクティブノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングは、周囲の音を遮断することで音楽をより集中して楽しむことができる機能です。
「CX Plus True Wireless」に新たに搭載されたアクティブノイズキャンセリングは、従来のノイズキャンセリングよりも自然に効果を実感できるようになっています。ノイズキャンセリングを使用したときに感じる「ツーン」とした特有の圧迫感が少ないのが特徴です。
どんな場所にいても音楽だけに没頭できる時間と空間を演出します。
3.外音取り込み機能
ノイズキャンセリングとは別に、周囲の音を聞くための外音取りこみ機能も実装されています。
例えばイヤホンで音楽を聞きながら道中にコンビニエンスストアに立ち寄ったとき、レジでお会計をするときだけイヤホンを外すのが手間だと感じたことはありませんか?
外音取りこみ機能を使えばイヤホンをつけたり外したりすることなく、人の会話を聞き取ることが可能です。
周囲の音を自然と取り入れることができるので、イヤホンがあってもわずらわしさを感じることがありません。
4.左右片方ずつ使える『片耳使い』
片耳使いは、文字通りイヤホンを片方ずつ使うことをいいます。片方のイヤホンで音を聞きつつ、もう片方のイヤホンを充電することができる機能です。
本機能は長時間に及ぶオンライン会議や通話などに重宝します。
左右のイヤホンを自由に入れ替えられるので、どこにいてもストレスなくイヤホンを利用できるでしょう。
5.ゼンハイザー専用アプリ『Smart Control』
ゼンハイザー専用のSmart Control(スマートコントロール)アプリは、ベースブースト・ムービー・ポッドキャストの3つのプリセットに加え、イコライザーで細かく調整することができます。ユーザー一人ひとりの好みに合わせて、音楽、通話、操作を設定可能です。
例えば「低音を強調させたい」、「高音を際立たせたい」というような自分だけのサウンド調節も、設定・保存できます。通話時の側音の調整、Bluetooth接続管理、イヤホンタッチコントロールのカスタマイズなども多岐にわたって変更可能です。
直感的に操作できる作りになっており、複雑な動作が必要ないのも嬉しいポイントです。
6.ノイズを抑えて自分の声をクリアに届けるマイク機能
風の音や電車の音など、環境音が入ってしまい自分の音声が届けづらいといった経験はありませんか?
「CX Plus True Wireless」にはクアルコム社製のチップとノイズ軽減マイクが搭載されているため、周りの騒音やボイスエコーを抑えて通話音声を相手にクリアに届けることができます。
左右それぞれに2ビームフォーミングマイクが計4基備わっているため、自分の声がしっかり拾える仕様になっているのが特徴です。
周囲の音を気にして声のボリュームを上げて通話する、といった負担が軽減されます。
「CX Plus True Wireless」をレビュー!使い方や音質は?
今回は、AptX adaptive対応のスマホ(シャオミのMi 11 Lite 5G)を利用して実際に「CX Plus True Wireless」の音の広がりを体感してみました。
使用方法も合わせてご紹介しています。
パッケージ内容
パッケージを開けると以下のアイテムが収納されています。
・イヤホンケース
・イヤホン本体
・シリコンイヤーアダプタ(XS,S,M,L)
・USBケーブル(USB-A,USB-C)
・クイックガイド
・セーフティーガイド
接続
イヤホンを接続する際の流れについて確認します。
1.充電
まずは充電です。
イヤホンケースとUSBケーブルをつないで充電しましょう。
USBケーブルのType-Cをケースに、Type-Aをコンセント側にさします。
充電中はケースに黄色いランプが点滅。
充電が完了すると緑色のランプになります。
充電器のステータス確認方法
イヤホンはイヤホンケースに入れて充電することができます。
イヤホンケース自体の充電ステータスは以下の3色で判断しましょう。
充電100%~50%
黄色
充電50%未満
オレンジ色
充電残りわずか
2.イヤーアダプタを選択
自身の耳のサイズに合わせてイヤーアダプタを装着します。
サイズの合わないイヤーアダプタを使用すると、装着していてもイヤホンが耳から外れやすく紛失の原因になるので注意しましょう。
3.Bluetooth接続
再生機器とイヤホンをBluetooth接続しましょう。
手順は以下の通りです。
- 左右のイヤホンのパネルを3秒タッチすると”pairing”と音声が聞こえてきます。
- スマホの設定画面からBluetoothを開くと利用可能なデバイスに「CX Plus True Wiress」が表示されるのでタップ。
- 「CX Plus True Wireless」をペアに設定しますか?”というメッセージには「ペア設定」をタップ
- ペアリング完了
アプリのダウンロード
Sennheiser Smart Controlをダウンロードしましょう。
アプリを利用することでイヤホンから聞こえる音をより自分好みにカスタマイズすることができます。
▼参考
www.sennheiser.com/smartcontrol
タッチ操作
イヤホンをタッチすることで様々な機能が利用できます。
一覧にまとめたのでぜひ参考にしてください。
左のイヤホンを使った操作一覧
外音取り込み機能(トランスペアレントヒアリング)
2回
前のタイトル
3回
アクティブな防音
ホールド
音量を小さくする
右のイヤホンを使った操作一覧
1回
再生/停止
2回
次のタイトル
3回
言語アシスト
ホールド
音量を大きくする
電話を呼び出す場合
通話を受ける/終了する
左右どちらかを2回
通話を拒否する
実際に使ってみました
「CX Plus True Wireless」の高音質を体感するためにAptX adaptive対応のスマホであるシャオミのMi 11 Lite 5Gを使用しました。
ペアリング画面は次のようになっています。
実際にミュージックアプリを立ち上げて聞いてみました。
これまで使ってきたイヤホンよりも、聞こえてくる音楽に重厚感がありました。自分の周りを取り囲むような立体的な音が楽しめます。
低い音は重く響き、高い音は軽く聞こえてくるのでとても安定していると感じました。
パネルを一回タップすると操作できる「再生・一時停止」は、音楽がフェードイン・フェードアウトするように聞こえるようになっています。そのためいきなり音が鳴って驚くこともありません。(※ミュージックアプリの仕様によって異なります)
周囲ノイズ制御機能を使うと、周囲の人の話し声よりも音楽に集中しやすい感覚を味わうことができました。
実際に「Sennheiser Smart Control」アプリも立ち上げたときの様子は次の通りです。
イヤホンのタップ操作をカスタマイズしたい場合は、表示されているイヤホンの画像をタップすることで設定画面に遷移します。
画面に表示されている指示通りに操作することで、細かな設定も自分好みに変えることができます。説明書を読むことなく使いこなすことができました。
今まで使っていたイヤホンを変えて、音楽をより深く楽しんでみたいという方に試していただきたいアイテムです。
編集後記
日常生活の中で、ワイヤレスイヤホンを利用することはもはや当たり前になりつつあります。
しかしワイヤレスイヤホンと一概に言っても性能は様々です。
ゼンハイザーから新たに発売される「CX Plus True Wireless」は、包み込まれるような音質・音の響き方を体験できるだけでなく、自分仕様に使い方をカスタマイズするなど唯一無二な使い心地を味わうことができます。
ちょっとしたお出かけなど多様な利用シーンを想定し、そのとき必要な機能が多数搭載されている「CX Plus True Wireless」。
ワイヤレスイヤホンを使って過ごす時間を「CX Plus True Wireless」で豊かなものにしてみてはいかがでしょうか?
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