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Windowsのショートカットキー早見表!効かないときの対処法も解説

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ショートカットキーとは、キーボードを使ってパソコンの操作を簡単にするための機能です。
ショートカットキーを使うことで作業の時間が短縮され、効率が上がり仕事をスムーズに進めることができます。

今回の記事では、Windowsのショートカットキーを作業の目的別に表にまとめてご紹介します。
またショートカットキーが効かないトラブルが発生したときの対処法についてもあわせて解説しています。

仕事でWindowsのパソコンを使っているけれど、ショートカットキーの認識については曖昧…という方は必見です。
ぜひ業務効率化のための参考にしてください。

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Windowsのショートカットキーまとめ

1.基本操作

まずは、PCでよく使う作業のショートカットキーをご紹介します。

「Ctrl+Z=操作を元に戻す」と「Ctrl+Y=操作をやり直す」の違い

「Ctrl+Z=操作を元に戻す」と「Ctrl+Y=操作をやり直す」の違いがわかりにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

作業を戻したいときに使うべきなのは「Ctrl+Z」です。一方、「Ctrl+Y」は「『元に戻す』を元に戻したい」ときに使います

例えば、作業を何段階か前の状態に戻そうと「Ctrl+Z」を連打したとしましょう。

すると、作業を戻しすぎてしまうということが起こってしまう可能性があります。そのときに使うのが「Ctrl+Y」です。

つまり、「Ctrl+Z」は過去に戻るキーで、「Ctrl+Y」は現在(=最新)の状態に戻すキーということです。

2.ウィンドウの操作

次にウィンドウを操作するときのショートカットキーです。

「Windows+M」は席を離れるときや違うアプリケーションを開きたいときに使えるので非常に便利です。

3.スタート画面やアプリ起動・画面切り替え

「Windows+D」は画面上にアプリケーションなどが立ち上がっている状態から瞬時にデスクトップを表示させる機能です。

開いているファイルはすべて最小化されるので「Windows+M」との違いは何?と疑問に感じる方もいらっしゃると思います。
概ね同じ機能と認識して大丈夫です。

しかし機能の違いが現れるケースもあるので、その一例をご紹介します。

例えば、変更の保存が完了していない文書ファイルが立ち上がっているとき。
「Windows+D」と「Windows+M」の機能はそれぞれ次のような違いがあります。

「Windows+D」の場合

「”文書1”は変更されています。保存しますか?」のダイアログボックスが表示されたまま
デスクトップが表示される

ショートカットの解除方法は「Windows+D」です。

「Windows+M」の場合

「”文書1”は変更されています。保存しますか?」のダイアログボックスが表示されたまま
「応答待ち」のウィンドウは最小化されない状態になる

ショートカットの解除方法は「Shift+Windows+M」です。

4.ファイルとフォルダー

ファイルやフォルダーを操作するときに覚えておくと便利なショートカットキーをご紹介します。

作業が格段に効率化されるショートカットキーは「Alt+Tab」ではないでしょうか。
Altキーを離さずTabキーで選択することで、作業したい画面を選ぶことがでいます。その後Altキーを離すと選択が確定され、画面が表示されるという仕組みになっています。

WordやExcel、ブラウザなど複数の画面を表示しながら作業しているときにキーボードから手を離さずに切り替えられるので覚えておくといいでしょう。

5.画面操作

画面上に表示されているものを操作するのに便利なショートカットキーです。

PrintScreenキーは、画面に表示されているものをそのままキャプチャするのに便利です。
パソコンによって表示は異なりますが、キーボードの右上に「Prt Sc」「Prt Scr」という表記のボタンが設置されています。

6.システム

パソコンのシステム関連の操作をするときの覚えておくと便利なショートカットキーです。

「Windows+L」は作業や閲覧ができない状態にできるので、席を離れるときや人に見られたくない画面を閲覧しているときに重宝します。

また、パソコンが突然フリーズした、というときに便利なのが強制終了のショートカットキー「Ctrl+Alt+Delete」です。
パソコンが固まるとマウスも思ったように動かせなくなることもあると思います。このショートカットキーさえ覚えておけば手短にパソコンの電源を落とすことができます。

電源が一旦落ちた後は、電源ボタンを押して立ち上げれば元どおり使えるはずです。
ぜひ試してみてください。

7.文字入力

文字入力を効率的に行うショートカットキーをご紹介します。
次の機能は入力確定前(=Enterを押す前)に行います

文字の置き換えを行う「Ctrl+H」は文字入力が完了したあとに誤字を見つけたときに便利です。
誤字を正しい文字に一括変換することができます。一つ一つ文字を拾う手間が省けるので覚えておくことをおすすめします。

また文頭にカーソルを移動させるショートカットキー「Ctrl+pgup/home」もかなり作業時間が短縮されるので覚えておくといいでしょう。

Windowsのショートカットキーが効かないときの対処法

1.ゲーミングモードを無効にする

キーボードの種類によっては「ゲーミングモード」「アンチゴースト機能」などの機能が搭載されたものがあります。

これらの機能は本来はキーの誤入力を防ぐためのものですが、意図せず有効にしていることで一部のキーが効かなくなりショートカットキーが使えない状態になっている場合があります。

キーボードの取扱説明書やメーカー等を確認して、お使いのキーボードがゲーミングモードを搭載している際は無効になるように操作しましょう。

2.Fnキーを組み合わせる

ファンクションキー(F1~12)を使ったショートカットキーが全く効かないという方もいらっしゃるかもしれません。このとき、ァンクションキーにメディアキーが割り当てられている可能性があります

メディアキーとは、画面の明るさや音量調整を行う機能を兼ね備えたキーのことです。マルチメディアキーとも呼ばれます。
例えば「F1」のキーに別のイラストが表記されていれば、メディアキーに該当します。

ファンクションキーを単体で押すと画面の明るさが変わる・音量が調整されるなどの機能が働く場合、メディアキー設定が優先されています。

このような状況に陥っているときは「Fnキー」を押しながら「ファンクションキー」を押して機能するかどうか確かめてみましょう

もしくは、Fnキーのロックを解除してからファンクションキーを押してみてください

Fnキーのロックの解除方法については、特定のショートカットキーを入力して解除する方法がほとんどです。機種により方法が異なるので説明書や使い方のマニュアルを参考にするといいでしょう。

3.クリーンブーストを試す

バックグラウンドで操作しているキーボード関連のアプリケーションが原因でショートカットキーが機能しない場合があります。
そのようなときは、クリーンブーストでパソコンを起動してショートカットキーの動作ができるようになったかどうか試してみましょう。

クリーンブートとは、スタートアップに登録されているアプリとサービスを無効にした状態で起動する方法のことをいいます。

手順は次の通りです。

  • 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を実行」を選択
  • 「名前」のテキストボックスに「msconfig」と入力して「OK」を選択
  • 「スタートアップオプションを選択」をクリック
  • 「スタートアップの項目を読み込む」のチェックボックスを「オフ」にする
  • 「サービス」タブをクリック
  • 「Microsoftのサービスをすべて隠す」のチェックを「オン」にする
  • 「すべて無効」をクリック
  • 全てのサービスのチェックが外れたことを確認したら「適用」もしくは「OK」をクリック
  • PCを再起動してクリーンブートで起動

クリーンブーストでショートカットキーが使えるようになった場合は、バックグラウンドで動作するアプリが原因と判断することができます。

その際は次の手順でスタートアップに登録されているアプリを確認して、原因として疑われるアプリの起動を無効化するようにしましょう。

  • 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択
  • 左ペインで「スタートアップ」をクリック
  • 右ペインのアプリ一覧で「キーボードに影響のあるアプリ」のスイッチを「オフ」に変更
  • PCを再起動してスタートアップ設定を反映

 

4.固定キーを無効化

キーボードの固定キー機能が有効になっていることが原因で、ショートカットキーが機能していない場合があります。
固定キー機能とは、複数のキーを同時に押すのが困難な人のための機能です。

この機能が有効だとShift/Ctrl/Alt/Windowsキーが通常と異なる動作をし、関連するショートカットキーが使えなくなってしまいます。

標準設定では固定キー機能は無効化していますが、Shiftキーを何度か連続で押す操作をすると有効に切り替わります。
意図せず誤操作で固定キーを有効にしてしまっている場合は次の方法で無効化するようにしましょう。

  • 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開く
  • 「簡単操作」をクリック
  • 左側のメニューより「キーボード」をクリック
  • 「固定キー機能を使用する」の下にある、「キーボードショートカットキーで一度に一つずつキーを押す」のスイッチを
  • 「オフ」に切り替える
  • スイッチの下にある「固定キーを起動するショートカットキーを許可する」のチェックも外す

 

5.キーボードドライバーを再インストールする

キーボードドライバーに起こっている問題が原因でショートカットキーが効かない場合があります。
その際は、再インストールすることで解決します。次の手順で再インストールを試してみましょう。

  • 「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」を選択
  • デバイスマネージャーが開いたら、「キーボード」のツリーをダブルクリックして展開
  • 「使用しているキーボードのドライバー名」を右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択
  • 確認ダイアログが表示されたら「アンインストール」をクリック
  • アンインストールが完了したら、デバイスマネージャーを終了し、パソコンを再起動
  • パソコンが起動すると自動的にドライバーが再インストール完了

 

6.Human Interface Device Serviceを有効にする

Human Interface Device Serviceの動作に問題が起きていることが原因で、ショートカットキーが効かない場合があります。
Human Interface Device Serviceとは、Windowsホットキーを機能させるために必要なWindowsサービスです。

Human Interface Device Serviceを再起動することで問題が解決される可能性があります。

次の手順で再起動してみてください。

  • 「Windowsマーク」をクリックして、スタートメニューに表示されるアプリ一覧から「Windows管理ツール」→「サービス」の順に選択
  • サービス管理ツールウィンドウが開きます。中央のリストから「Human Interface Device Service」の項目を探してダブルクリック
  • 「全般」タブ内にある「スタートアップの種類」の設定が「自動」になっていることを確認
  • 「サービスの状態」を確認して、「停止」ボタンをクリックしてサービスを停止してから「開始」ボタンをクリック
  • 「OK」をクリックして設定を保存

 

7.レジストリを修正する

キーボード関連のレジストリキーの値に問題があることが原因で、特定のショートカットキーが機能しないことがあります。

次の手順でレジストリの値を確認して問題がある場合は修正してみましょう。
ただし、レジストリの修正を誤るとWindowsの動作に問題が起きるケースがあります。レジストリのバックアップを必ず行うようにしてください。

レジストリの編集が完了したら、パソコンを再起動してレジストリの変更を反映しましょう。

  • 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択
  • 「regedit」と入力して「OK」をクリックして、レジストリエディタを起動
  • 上部メニューの「ファイル」→「エクスポート」を選択して、レジストリのバックアップを保存
  • 左のキーツリーを次の順に展開(HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout)して、「Keyboard Layout」キーを選択
  • 右ペインの値に「Scancode Map」がある場合は、右クリックして「削除」を選択
  • 続いて左のキーツリーを次の順に展開(HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer)して、「Explorer」キーを選択
  • 右ペインの値に「NoWinKeys」の値がある場合はダブルクリック
  • 値のデータを「0」に変更して「OK」をクリック

 

8.キーボードの言語・レイアウトを確認する

キーボードの言語とレイアウト設定に問題があると、ショートカットキーが機能しないケースがあります。

キーボードの設定を確認してみましょう。確認方法は次の通りです。

  • 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択
  • 「時刻と言語」をクリック
  • 左ペインで「言語」をクリック
  • 右ペインで「キーボードのアイコン」をクリック
  • 「既定の入力方式の上書き」のセレクトボックスで「言語リストを使用します(推奨)」を選択していることを確認
    左上の「←」をクリックして前の設定画面に戻る
  • 右ペインの優先する言語の一覧で、先頭に「日本語」が表示されていることを確認
    ※他の言語が先頭になっている場合は、「日本語」を選択して「↑」をクリックして先頭に移動
    ※「日本語」がない場合は、「言語の追加」をクリックして追加して先頭に移動
  • 「日本語」を選択して「オプション」をクリック
  • ハードウェアキーボードレイアウトの「レイアウトを変更する」をクリック
  • 「日本語キーボード」になっていない場合は、設定を変更して「OK」をクリックしてPCを再起動

 

9.トラブルシューティングツールを実行

キーボードの設定に問題があり、ショートカットキーが正常に機能していない可能性があります。

このようなケースが考えられる場合はキーボード用のトラブルシューティングツールを実行して、問題を自動修復できないか試してみましょう。

やり方は次の通りです。

  • Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開く
  • 「更新とセキュリティ」をクリック
  • ウィンドウ左のメニューより、「トラブルシューティング」をクリック
  • ウィンドウ右側にトラブルシューティングツールの一覧から「キーボード」の項目を選択してメニューを展開し、「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリック
    ※一覧が表示されない場合は、「追加のトラブルシューティング」をクリック
  • トラブルシューティングツール起動→画面に操作の指示が表示された場合は、指示に従って問題を修正

 

10.ユーザープロファイルを修復

Windowsで使用しているアカウントのユーザープロファイルが破損していることが原因で、ショートカットキーが機能しない場合があります。

このようなときは、他のユーザーとしてWindowsにサインインし、同様にショートカットキーが効かないかどうか確認してみましょう。

特定のユーザーでのみショートカットキーが効かないときはユーザープロファイルを修復することで解決できる可能性があります。詳しくはこちらを参考にしてください。

11.キーボードを交換する

特定のショートカットキーだけが機能しない場合は、キーボードそのものが故障していることがあります。

別のキーボードと接続して、同様にショートカットキーが効くかどうか試してみましょう。エアダスターを吹き付けるなどキーボードのメンテナンスを行っても改善されない場合は新しいキーボードの交換をおすすめします。

編集後記

ショートカットキーは一度覚えてしまえば、作業効率を格段にアップしてくれます。この記事が参考になれば幸いです。

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2021.10.22