2月17日にリリースされた「ウマ娘プリティダービー」。配信後は瞬く間に多くの人々が熱狂するコンテンツへと急成長しました。
ゲームではプレイヤーは”トレーナー”となりウマ娘を育成し、レースで順位争いをします。ネット上では育成に関する様々な攻略方法がシェアされたり、キャラクター愛をシェアしたりと毎日盛り上がっています。
今回の記事では「ウマ娘」をピックアップ。
そもそもウマ娘とはどういうコンテンツなのか?どうして人気になったのか?
解説します。
もくじ
ウマ娘とは?コンテンツの概要を解説
「ウマ娘」というワードはよく目にするけれど、詳しいことはよく知らないという方に向けて概要をまとめました。
ウマ娘とは?
ウマ娘を簡単に説明すると、競馬を基にしたコンテンツです。
キャラクターはみんな馬を擬人化させたビジュアルで、名前も実際に存在する馬のものが使われています。
例えば、ハルウララやゴールドシップなどです。
ただしウマ娘のキャラクターは実在する馬とは異なる存在とされています。
以下公式HPより引用
『ウマ娘』。彼女たちは、走るために生まれてきた。
ときに数奇で、ときに輝かしい歴史を持つ別世界の名前と共に生まれ、その魂を受け継いで走るーー。
それが、彼女たちの運命。この世界に生きるウマ娘の未来のレース結果は、まだ誰にもわからない。
彼女たちは走り続ける。
瞳の先にあるゴールだけを目指してーー。
参考:https://umamusume.jp/about/
このようにウマ娘は馬の魂を受け継いで生まれてきています。そのためウマ娘のストーリーには実在する馬のエピソードが反映されているのが特徴です。
個性豊かなウマ娘たちがそれぞれの夢を叶えるべく奔走する姿は、きっと見ている人の心を動かすことでしょう。
ウマ娘のメディアミックス
ウマ娘はゲームとアニメの二つの楽しみ方があります。
アニメは2018年に第一期が放送。そして2021年1月には第二期が放送されました。
ゲーム「ウマ娘プリティダービー」はもともと2018年冬に配信予定でした。
アニメ放送時もかなり話題にはなっていましたが、肝心のゲームは開発の延期が相次ぎました。
なんと事前登録から配信までは約3年の月日が経っていたようです。
ファン待望のゲームでは、プレイヤーは”トレーナー”としてウマ娘と二人三脚でレース優勝に向けて頑張っていきます。
「アニメ放送時も何かと話題になっていたけれど、それ以上に盛り上がっているように感じるのはなぜ?!」と思う方もいらっしゃるはずです。
ゲームコンテンツの魅力については後ほど詳しく解説します。
ウマ娘のゲーム概要
ようやく配信された「ウマ娘プリティダービー」ですが、ユーザー構成や平均プレイ時間など、どのような楽しみ方をされているのでしょうか?
株式会社ゲームエイジ総研による調査をもとに解説します。
参考:https://www.gameage.jp/igage/
期間:2021年2月22日の週〜2021年3月22日の週
調査手法:インターネット調査
調査作成時期:2021年4月
サンプル数:N=156
ユーザー構成
アクティブユーザーの推移を配信初週から5週分まとめました。配信された週では89.53万人、その後週を追うごとに増加していることがわかります。
2021年5月14日時点では、ダウンロード数が700万を突破したことが発表されました。これを記念してプレイヤーにはゲーム内で使えるジュエル1500個がプレゼントされたそうです。
またユーザー構成は以下の通り。
配信直後は男性ユーザーが9割りを占めていましたが、徐々に女性ユーザーも増えていることがわかります。
男性30代と40代は減少傾向にありますが、男女10代と女性20代は増加傾向にあります。
若年層を中心に人気が広がってきているようです。
平均プレイ時間
ウマ娘のプレイ時間は、以下の通りです。
64.7%が毎日一時間以上プレイしており、プレイ平均時間は133分/日であることがわかりました。
株式会社ゲームエイジ総研の調査によるとアプリゲームの平均プレイ時間は一日あたり85.4分なので、ウマ娘をプレイしているユーザーの多くはかなり長い時間打ち込んでいる傾向にあることがうかがえます。
参考サイト:https://gamebiz.jp/
ウマ娘のヒット理由
多くの人々が夢中になっている「ウマ娘」ですが、爆発的なヒットにはどのような理由があるのか、解説します。
絶妙な難易度設定の育成
ウマ娘のゲームでは、一般的なソーシャルゲームとは異なる育成の仕組みが採用されています。育てたいキャラクター(カード)ごとに育成手順を変える必要があるのです。しかし、この一手間こそがユーザーを夢中にさせる要因といえます。
一般的なソーシャルゲームでは各キャラクターがレアリティ別にカードになっており、ガチャをまわすことでゲットできます。
レアリティの高いカードの方がレアリティの低いカードよりもスペックが高く、ゲーム内での戦闘やミッションにおいて好成績を修められます。
すべてのカードが同じ育成方法でレベルアップできる仕様になっているので、レアリティの高いキャラクターをゲットして積極的に育てていこうとするのが定石です。
しかしウマ娘の場合は、レアリティの高いカードであればあるほど育成方法も難しくなっています。ゲーム初心者の方は、まずレアリティの低いカード育成のコツを学ぶべき、と言われているほどです。
ウマ娘では育成したいキャラクター選択に加えてサポートカードの編成も行います。編成の組み合わせにより育成後に得られるスキルが異なるため、編成内容は非常に重要です。
サポートカードの編成においても、レアリティの高いカードがあれば有利になるわけではありません。
ちなみにサポートカードは他のユーザーから借りることもできるので、自分の所持しているカードで希望の育成ができない場合でも心配する必要はありません。
このような育成における絶妙な難易度の設定が、ゲームにのめり込む仕掛けの役割を果たしているといえるでしょう。
美しいグラフィックや3Dモデリング
ウマ娘たちのグラフィックやモーションの美しさ、クオリティの高さも人気が高まった要因の一つでしょう。
ゲーム内ではレースシーンはもちろん、レース後のウイニングライブ(優勝したウマ娘をセンターポジションにライブ演出を楽しめる)やホーム画面など、ウマ娘たちが動くシーンをたくさん見ることができます。
特にレースシーンは実際の競馬さながらの疾走感で、手に汗握るレースの雰囲気をそのまま味わえます。
ウイニングライブでは歌って踊るウマ娘たちを見ることができます。大勢のウマ娘たちがステージ上でパフォーマンスする様子は華やかで見応えのある映像です。お気に入りのウマ娘がキラキラと輝く姿を見ることができるので、胸がいっぱいになるトレーナーもいます。
ホーム画面では、育成中のウマ娘や校内で過ごすウマ娘の会話を聞くことができます。
キャラクターごとに変化する表情も繊細に表現されているところにも注目です。
思わず感情移入してしまうストーリー
ウマ娘ヒットの裏には、巧妙なストーリー構成があります。
先ほども述べたように、ウマ娘は実在する競走馬の魂を受け継いでいます。
そのためウマ娘たち一人一人にまつわるストーリーは、実際の競馬エピソードとかなりリンクしているところがあるのです。
他にも競走馬の二つ名がウマ娘のスキルやガチャの演出に反映されているなど、競馬に詳しい方が見ると思わずうなってしまうような仕掛けがたくさんあるのも人気を高めた要因でしょう。
競馬好きだった方はもちろん、競馬に詳しくない方でもストーリーを読むことで「このウマ娘を勝たせてあげたい」と感情移入してお気に入りのウマ娘の育成に励みたくなるはずです。
実際の競馬の歴史では勝つことができなかった競走馬も、ウマ娘というコンテンツの中であれば優勝する姿を見ることができます。
現実世界では起こらなかった「もしも」のストーリーをウマ娘のゲームを通して体感できるので、もともとゲーム好きだった層に加えて競馬に興味を持っている層にも人気が広がりました。
ウマ娘の声優
さて、コンテンツの概要や人気の理由を把握したところで気になるのが「キャラクターボイスは誰なのか?」ということではないでしょうか。
一覧をまとめました。
キャラクター数もさることながら、声優陣の層の厚さも魅力の一つです。
様々な角度からウマ娘というコンテンツを楽しめそうです。
© Cygames, Inc.
『VIVA! DRONE』は最新ドローン情報や、最新ガジェット情報を配信している、月間200万PVのテクノロジーメディアです。「読んで楽しい、知って役立つテクノロジーの総合情報サイト」を目指して、記事や動画を作成・配信しています。