Twitterが米国時間の2月25日朝に行われたイベントで同社初となる課金システム「スーパーフォロー」を発表しました。
Twitter社は2023年までに売上高を倍増させることを目指しており、今回の発表により同社の株は市場最高値を更新しました。
「スーパーフォロー」とは?
Twitter社が発表した新機能「スーパーフォロー」とは、ユーザーがお気に入りのクリエイターを月額料金で購読できる機能。ユーザーは月額4.99ドル(約530円)の月額料金を払うことで、クリエイターのコンテンツを独占的に閲覧することができます。
また、「スーパーフォロー」ネットワーク内における、クリエイターとの交流の場を提供する「コミュニティ」と呼ばれる新機能の素案も発表されました。「コミュニティ」はすでに実装済みの「トピック」機能を発展させたもので、自身が情報を求めているテーマのコミュニティに参加すると、テーマについてコミュニティメンバーと話ができるというものです。
「スーパーフォロー」でできること
有料サブスクシステム「スーパーフォロー」でできることは下記です。
・サブスク利用者限定ニュースレターの閲覧
・「コミュニティ」へのアクセス権限取得
・お得な情報やクーポンを受け取れる
・サブスク利用者向けのサポーターバッジ取得
・特定のツイートやリプライの閲覧
Twitterがオンラインサロン化?
今回のイベントで発表された有料サブスクシステムのローンチ時期などは明らかになっていませんが、導入されればTwitterのオンラインサロン化が加速しそうです。
Twitter社は2023年までに、2020年売上高のおよそ2倍である75億ドルを目標に設定。実現に向け、デイリーアクティブユーザーをより拡大させ「スーパーフォロー」などの新機能を段階的に実装していくとしています。
Our goal is to more than double our total annual revenue reaching $7.5B or more in 2023 by growing our audience and gaining advertising market share in both brand and direct response #TWTRAnalystDay pic.twitter.com/KT6hr6Z15g
— Twitter Investor Relations (@TwitterIR) February 25, 2021
有料サブスク機能に合わせて、ユーザーを嫌がらせや誤情報から守る新機能の素案「SMART SAFETY(スマートセーフティー)」「BARDWATCH(バードウォッチ)」なども発表されました。
他SNSと比較すると保守的な態度を取り続けていた印象のTwitterが、ついにサービスの在り方を大きく変えるような大幅アップデート計画を発表。今後、私たちを取り巻くSNS環境は大きく変化していきそうです。