近年「ドローン」というワードを何かと耳にすることが増えて、なんとなく知っているという方も多いと思います。
東京オリンピックの開会式や試合中継にも使われて、有用性の高さに驚いた方もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、オリンピックで使われたことで話題のドローンショーの仕組みについて解説します。
「そもそもドローンって何?」「どのような用途があるの?」というドローン入門知識もまとめました。
ドローンへの興味を深めるきっかけになれば嬉しいです。
もくじ
そもそもドローンとは?
まずはドローンとはどういうものなのか、意味や用途について簡単に解説します。
もっと詳しく知りたい方はこちらから
ドローンの意味
ドローンは、人が乗らずに操縦する空飛ぶ機体のことをいいます。つまり無人航空機です。
航空法による厳密な定義は以下の通り。
「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。」
つまり、200g以上の空飛ぶ機体・人が乗らない・遠隔操作や自動操縦ができる、という条件があるものは「ドローン」と呼ばれます。
ドローンの用途
ドローンはどのような場面で活用されるものなのか、説明します。
大きく分けて民生用と軍事用の二つの用途に分かれています。
■軍事用ドローン
おもにアメリカやイスラエルで開発されており、空中からの偵察や攻撃などに使われています。軍事用ドローンは、撃墜されたとしてもパイロットが犠牲になるリスクを減らせるのがメリットです。一方で無人機による攻撃が民間人に被害を及ぼすケースもあります。
運用方法にはまだまだ改善の余地があり、賛否が分かれるテクノロジーといえるでしょう。
■民生用ドローン
日本国内で使われるドローンは、民生用ドローンとカテゴライズされるものです。
民生用ドローンといっても様々な種類があります。
主な三つを紹介します。
農薬や肥料の散布にドローンを使います。・レース用
日本国内ではドローンレースが開催されており、ドローンの速度や操縦の腕を競います。・ホビー用
趣味としてドローンを楽しむ人が増えています。ドローンを使った空撮写真や映像は、他のツールでは生み出せない壮大な世界観が楽しめるからです。
空撮を楽しみたいというニーズに合わせてカメラやジンバル(スタビライザー)は日々アップデートされています。
このように、ドローンには様々な使い方があります。
ドローンを使った取り組みについてご紹介している記事もあるので、もっと詳しく知りたいという方は是非こちらをチェックしてみてください。
オリンピックで活躍したドローンはどこ製?どうやって操縦したのか?
では、東京オリンピックで使用されたドローンについてもご紹介します。
「ドローンショーではintelの「PREMIUM DRONES」が使用され、1824台のドローンが東京の空を彩りました。
©公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」
参考:https://viva-drone.com/tokyo2020-drone-show/
東京オリンピック開会式のドローンショーではインテル製のドローンが活躍しました。
インテル製ドローンには「プレミアムドローン」「クラシックドローン」の二種類があります。
それぞれの特徴をまとめました。
インテル製ドローンの特徴まとめ
・4つのLED搭載により明るさが強化
・耐風性が高い
高解像度の映像を映し出すことや、素早くトランジションする(映像を場面転換させる・画面を切り替える機能のこと)など機能性に優れています。
・画像やテキストを挿入できる
一方クラシックドローンは、プレミアムドローンに比べるとやや機能面では劣ります。
しかしドローン使用にかかる費用を抑えられる側面もあります。
ドローンの操縦方法について
オリンピックでは約1800台ものドローンがぶつかることなく正確に動き、地球の形を作るなどグラフィカルなパフォーマンスが行われました。ネットでもかなり話題になったので、印象に残っているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなライトショーにおけるドローンの操縦方法は、すべてコンピューター制御によるものです。
平昌オリンピックでも、事前にプログラムを組み込むことでミスなくドローンによるライトショーが行われた記録が残っています。
「動きの複雑さによるが、ライトショーのプログラムは専用アルゴリズムを使って1日~数週間で作成できるという。制御ソフトウェアは飛行前にすべてのドローンをチェックし、バッテリー持続時間やGPS受信状態などに基づいて最適な配置を選ぶ。ライトショーでのドローンの制御は、1人の“パイロット”が地上から行う。」
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/11/news015.html
こちらの記事によると、ドローンの動きを設定する際にはソフトウェアを使い軌道やアニメーションを自動マッピングしているそうです。
ショー本番時にはパイロットが一人で対応するようですが、作業はPCから無線で制御するのみ。ドローンのバッテリーレベル、GPS(人工衛星から電波で現在位置を特定するための機能)受信強度をチェックします。
飛行するドローンとの交信は行わないので驚きです。
おすすめのドローンサービス
ドローンには多様な活用方法があることをお伝えしてきました。
ドローン空撮・PR映像作成・点検・測量・農薬散布・リモートセンシングなど、ドローンを使った取り組みに興味を持った方に向けておすすめのサービスをご紹介します。
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集合写真にドローンを活用するケースが増えています。航空写真よりもお手軽でお子様にも大人気です。幼稚園や小学校からのご依頼も多くいただいています。思い出深い一枚が残せるでしょう。
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観光PRにはドローン空撮が有効です。言葉では伝えきれない町全体の魅力を映像にたくさん込めることができます。
・太陽光発電の点検/PR
太陽光発電施設全体を把握するのにドローンは最適なツールといえます。現地設置の看板やPR用のパンフレット用写真の撮影にドローンを活用したいというご依頼も多いです。
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