画像出典:The Worlds FIRST DRONE JUMP、以下同じ
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ドローンからダイブする
世界初のチャレンジ
ビルや断崖絶壁から飛び降り、パラシュートを使って降下するエクストリーム・スポーツ「ベースジャンピング」の応用版として、ドローンから空にダイブするという命知らずなチャレンジがラトビアで行なわれました。なお、この企画を行なったAerones社によれば「ドローンからのジャンプ」は世界初とのことです。その挑戦の一部始終を納めた動画がYouTubeで公開されているので、さっそくチェックしてみることにしましょう。
The Worlds FIRST DRONE JUMP
ちなみに、ベース・ジャンピングはビル、アンテナタワー、橋、断崖などからジャンプするスポーツなので、厳密に言えばドローンから飛び降りる場合は別物なのかもしれませんが、高度や使用する機材(パラシュート)などはベース・ジャンピングと同様の物を使用しているようです。
ドローン・ジャンプ動画の見どころ&解説
動画のイントロで「世界初のドローン・ジャンプ」と宣言。ビジネスや実生活に役立つかは別として、エクストリーム・スポーツ的な文脈においては重要な挑戦です。
挑戦の地に選ばれたのは、東欧ラトビアのマリという場所。ラトビアはEU諸国のオフショア開発拠点として発展している国。国策としてテック系企業の育成に取り組んでいることもあり、ドローンを活用する企業のようなハードウェア系スタートアップが育ちやすいという土地柄でもあります。
草原に運び込まれるドローン。
無線で何やら指示を飛ばす男性の姿も。関係者の数と統率のとれた動きからは、決して「ノリと勢い」だけの企画ではないことが伝わってきます。
離陸を待つドローン。この機体は元々海難救助のために作られたことからか、離陸ポイントは水上となっています。
今回、ジャンプに挑戦するのはこちらの男性。ゴンドラに乗って、タワーの上に登ります。
男性はドローンからダイブした後に開くパラシュートを背負っています。ちなみに、こちらは飛行機などからのジャンプを想定しているスカイ・ダイビング用パラシュートではなく、より低い高度からのジャンプを前提に作られたもの。
ジャンプする男性がスタンバイするタワーに向かって離陸するドローン。
タワーの頂上でドローンから降ろされたロープをつかむ男性。
ロープの先端にはグリップ用のT字金具がついています。
ついにドローンが男性を吊り下げて空中へ! ちなみに、地上から男性を吊るして飛ばず、わざわざタワーから飛び立った理由は、万が一の際にパラシュートを開くのに十分な高さを確保するためだと思われます。
ドローンにぶら下がり、空を舞う男性。
胸部に装着したカメラで見ると、こんな感じでドローンからぶら下がっていることがわかります。
手を離して、ダイブ!
これが世界初のドローン・ジャンプの瞬間です。
高速で落下する男性が見ている景色はこんな感じ。
無事にパラシュートが開いて、減速していきます。
無事、地上に到着。
仲間と抱き合って成功を喜ぶジャンパーの男性。