プロジェクターは主にビジネスシーンで活用するもの、と感じている方も多くいらっしゃると思います。最近では、おうち時間を充実させようとホームシアターに利用している方も増えてきました。
そんなプロジェクターですが、用途に合わせて設計されていることが多く、様々な場面で利用できる機種を探すのが難しいこともあります。
しかしBenQから発売されている「EW800ST WXGA スマートプロジェクター」は、ビジネス・学校・日常といろんなケースに合わせて活用できます。
それを可能にしているのは、高解像度かつ高輝度、そして短焦点という設計です。コンパクトなサイズ感なので持ち運びも快適。さらに狭い場所でのセッティングも可能という優れものです。
今回は、「EW800ST WXGA スマートプロジェクター」を実際に使った様子をご紹介します。
製品の特長やプロジェクターの機能、選び方のポイントについてもまとめています。
ぜひ参考にしてください。
もくじ
プロジェクターを選ぶポイントとは?機能を簡単に解説
そもそもプロジェクターにはどのような機能がついているのでしょうか。プロジェクターの利用目的はさまざま。仕事・学校、シアタールーム、ゲームなどプロジェクターの用途によって選び方も異なります。
まずはプロジェクターの主な機能を解説し、目的別の注目ポイントもご紹介します。
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プロジェクターの機能解説1.解像度
解像度は映像や画像がどれだけきめ細やかか、というのを表す指標です。「パネル画素数」とも呼ばれます。
プロジェクターで映し出される映像や画像は、よく見ると小さな光の点が集まってできているのはご存じでしょうか?
解像度は、光の点がいくつ集まっているかを示しています。
例えば解像度が「1,920×1,080」と表記されている場合は、横に1,920個・縦に1,080個の光の点が並んでいるという意味です。
解像度として表記される数字が大きいほど光の点も増えるため、映像がよりきめ細やかになっていくのです。
プロジェクター機能解説2.輝度
輝度とは、映像がどれだけクリアに見えるかを表している言葉です。
数値が高いほど美しい映像を楽しめることを意味します。
部屋の明るさに関わらず、どんなときでも映像をしっかり見たい方は輝度にこだわるといいでしょう。
暗い部屋での使用が多いという方は1,500lm以上、電気をつけた部屋や日光が入る部屋で使いたい方は3,000lm以上の輝度がおすすめです。
プロジェクター機能解説3.焦点距離
映し出したい画面サイズに対して、必要な投影距離はモデルごとに決まっています。
そのためプロジェクターを購入するときは、実際の使用環境を考慮する必要があるのです。
映像を投影する壁やスクリーン、プロジェクターの設置場所、画面サイズ、必要な投影距離、それぞれのバランスをしっかり考えましょう。
製品の中には、投影距離が短くても通常と変わらない画面サイズで投影することが可能なものもあります。
プロジェクター設置場所とスクリーンや壁までの距離が十分に取れないという場合は、短焦点モデルを選ぶのがおすすめです。
プロジェクターの選び方1.仕事・学校で使うとき
仕事や学校でプロジェクターを使う場合は、「輝度」を基準に選びましょう。
輝度が高い製品であれば、周囲環境の明るさによらずいつでも鮮明な映像を見ることができます。おすすめは3,000lm以上の製品です。
また持ち運びのしやすいコンパクトサイズであれば、より快適に利用できるでしょう。
プロジェクターの選び方2.家で映画などを鑑賞に使うとき
シアタールームでの使用シーンを想定している方は、「輝度」と「解像度」をチェックしましょう。
暗い室内での利用が多くなりそうであれば、輝度は1,500lm以上がおすすめ。
高画質な映像を楽しみたい方は4K対応プロジェクターなど、投影される映像クオリティにこだわった製品を選んでみるのもいいでしょう。
また投影先の壁やスクリーンに対して、プロジェクターを真正面に設置できないというケースも考えられます。
レンズシフト調整機能や、台形補正機能の有無を確認し、映像の歪みを補正してくれるモデルを選ぶと便利です。
プロジェクターの選び方3.ゲームプレイに使うとき
ゲームプレイに使用したいときは、プロジェクターに「ゲームモード」があるかどうかを最優先に確認しましょう。
ゲームモードなど、ゲームプレイに対応したモデルは表示遅延を軽減する機能が搭載されています。
FPSや格闘ゲームなどスピード感が求められるゲームを楽しみたい方は必ずチェックしましょう。
EW800ST WXGA スマートプロジェクターの商品特長
今回紹介するEW800ST WXGA スマートプロジェクターは、高解像度かつ高輝度の短焦点スマートプロジェクターです。
iPad、iPhone、Android、MacなどのマルチOSに対応。さらにワイヤレスキーボード・マウスが利用できるなど、他にはない機能が多数搭載されています。
製品の特長を詳しく解説します。
BenQ製品比較
商品特長1.PCの持ち運び不要!USBでデータを直接投影
JPEG、PDF、Microsoft Word、Excel、PowerPointをはじめとする幅広いファイルフォーマットに対応しています。
USBポート(Aタイプ)をプロジェクターにつなげば、画像やドキュメントなどのデータを投影することが可能。PCをつなぐ手間が省けます。
商品特長2.デバイスへの接続不要!ワイヤレスプロジェクション
PC以外にもスマートフォンやタブレットなどのデバイスの画面も、コードを使わずプロジェクターで映し出すことができます。
わざわざプロジェクターの近くまでいかずに即投影できるので、会議もスムーズに進むのではないでしょうか。
商品特長3.鮮明な画像クオリティを実現!豊富なディスプレイ機能
EW800ST WXGA スマートプロジェクターは、投影される映像のクオリティにこだわっています。
オールガラスレンズ構成
BenQでは高品質なガラスレンズのみを使用しています。
そのため色収差を最小限に抑えられ、鮮明な画質を長時間保持することが可能です。
インフォグラフィックモード
プロジェクターを使って会議をするとき、テキストやグラフなどを細やかな画質で表示する必要があります。
本モードは高輝度と美しいカラーグラデーションに対応しており、図表データを詳細に表現することが可能です。
DLP方式のプロジェクション
BenQのDLPプロジェクターは色劣化を防止します。長年にわたって写真のように鮮明な画像を映し出すことができます。
高輝度とフルHD1080p解像度
EW800ST WXGA スマートプロジェクターの輝度は、3,500lm。明るい部屋でも難なく利用できます。
また解像度はフルHDの1080pとなっており、映像や画像をシャープに表現します。
商品特長4.会議をスムーズに進行!画面調節機能
会議はスピーディーに進めたいもの。EW800ST WXGA スマートプロジェクターを使えば、ささいな作業の待ち時間をかけずに会議を進められます。
調節脚
EW800ST WXGA スマートプロジェクターには、格納式を含む2つの調節脚が搭載されています。
セッティングを快適に行えるので、どのような場所でも理想通りの投影が可能です。
垂直キーストーン補正
プロジェクターの設置場所や角度によって、投影された画像の大きさが上下で異なる経験をしたことはありませんか?
垂直キーストーン補正機能を使えば、画像の歪みを補正してくれます。
壁色補正
投影する壁の色は必ずしも白であるとは限りません。
しかしEW800ST WXGA スマートプロジェクターは、壁の色に対応し、投影した画像が元データと変わらない色味で見えるよう補正します。
投影サイズ調整
60~180インチに投影サイズを調節可能です。広さに限りのある部屋でもしっかりプロジェクターが使えます。
▼参考
https://www.benq.com/ja-jp/business/projector/ew800st.html
EW800ST WXGA スマートプロジェクターのレビュー
商品開封
・プロジェクター本体
・電源ケーブル
・HDMIケーブル
・取り扱い説明書
・リモートコントローラー
・ワイヤレスドングル(Wireless Dongle)
・お問い合わせ
使い方を簡単に解説
プロジェクターを使うときに必要な作業をご紹介します。
プロジェクターを起動する前に
本プロジェクターはワイヤレス接続ができるのが特長。そのためWi-Fi接続できるよう「Wireless Dongle」を取り付けなくてはいけません。
プロジェクター本体のカメラ設置箇所の裏側に、各種ケーブルやUSB接続ポートがあります。
そこにネジで固定されている蓋があるので取り外します。
ワイヤレス接続
PCなど接続デバイスと同じWi-Fiに接続する必要あります。
プロジェクター本体もしくは画面下部にある「設定」ボタン(歯車のようなマーク)を押します。
接続が完了するとWi-Fiの横にチェックマークとともに「接続済み」と表示が出ます。
ホームボタンでも画面左上に接続済みのWi-Fiが確認できます。
実際に商品を使用しました
ビジネスシーンを中心に実際に使った様子をご紹介します。
「こんな使い方もあるのか」という気づきにつながると嬉しいです。
シーン1.会議室
・モニターがない会議室でも、大人数と資料を共有可能
・スマートフォンやタブレットでデータを共有できるため、パソコンで議事録など別作業ができる
大きな画面サイズで投影することができるため、ビデオ会議を行うのに便利です。会議参加者の表情も読み取りやすく、スムーズに会議を行うことができるでしょう。
高解像度なので、Excelを表示したときに重要となる数字データもはっきりと読み取れます。
これまでプロジェクターでPC上の資料を共有している間は、議事録などほかの作業を並行して行うことはできませんでした。
しかし、本プロジェクターはスマートフォンやタブレットで資料を共有することができるので、会議の進行とともに議事録を作成することもできます。
もちろん議事録をプロジェクターで映し出し、その場で作成することも可能。
会議終わりに議事録作成をする手間が省けます。
パソコンが手元になくても、プロジェクターに搭載されているMicrosoft Officeアプリで資料共有できます。ワイヤレスキーボード・マウスと接続すれば、さらに快適に操作可能です。
コンパクトサイズなので持ち運びも楽なのがポイント。
会議室ごとにモニターを設置する必要がなくなるので、コスト削減にもつながるでしょう。
シーン2.展示会
・モニターがない場所でも、ワイヤレス接続を利用して展示物の説明が可能
・プロジェクター内に搭載されているMicrosoft Officeアプリを利用すれば、パソコンがなくても資料の共有が可能
展示会でのプロジェクター活用方法の一つとして、資料ダウンロード用のQRコードの表示が挙げられます。
大きな画面で投影できるので、ブースに訪れた人への資料配布も簡単です。
USBに動画や資料を入れておけば、プロジェクターにUSBを挿すだけで資料の投影が完了します。パソコンの持参も不要です。
会場ごとに大量の紙の資料を持ち運ぶ手間が省け、ペーパーレス化の実現も可能でしょう。
シーン3.在宅勤務
・仕事以外にもエンターテインメントを楽しむことも可能
ビジネス以外にも、家で活用することもできます。
パソコンの画面を長時間眺めるのがつらい、という方はプロジェクターを使って大きな画面で作業をするのもおすすめです。
またオンライン会議を行うときにも活用できます。
また映画を映すこともできるので、遊びも仕事も充実させることができるでしょう。
シーン4.学校
・音源を流すこともできるので、英語のリスニングテストに利用することもできる
・タブレットを使用した授業では、生徒の回答をデバイス経由でワイヤレスに投影することもできる
輝度も高いので明るい部屋でも視認性が高いのがポイントです。
また教材をクラウド上に保存すれば、簡単に表示することもできます。
使ってみた感想
これまでのプロジェクターは、PCのデータを投影したいときにケーブルが届く範囲まで移動し、ケーブルを接続するという作業が必要でした。
しかしEW800ST WXGA スマートプロジェクターであれば、プロジェクターとの距離を気にせず投影させることができます。何気ない手間が省けるため、非常に気軽に使えるのが利点だと感じました。
スマートフォンやタブレットとの接続もできるため、おうちで家族や友人と動画や写真を簡単にシェアして楽しむこともできます。
ビジネス、学校、日常など様々なシーンで利用できるため、一台持っておくとかなり便利なのではないでしょうか。
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