出典(Source):Opener | Home、以下同じ
ドローンのテクノロジーを応用した有人飛行機
『BlackFly』は、カナダのOpener社が開発した電動の空飛ぶ乗り物です。VTOL(Vertical Take-Off and Landing:垂直離陸着陸)式であることが特徴で、飛行機のように滑走路を必要とせずヘリコプターよりも長距離飛行や高速飛行をしやすい、というアドバンテージがあります。
なお、このプロジェクトにはGoogleの創業者であるラリー・ペイジ氏も出資をしており、 Openerのウェブサイトでは「Strategic backers」として紹介されています。
機体の前後に翼を持ち、そこに前4基、後ろ4基のローターを搭載しています。
草原で離陸を待つ『BlackFly』。
車輪が無く、機体の下部が船底型になっている形状がユニーク。
森の上を飛行する姿は安定しており、気持ちよく山並みを眺めながら「遊覧飛行」ができそう。
BlackFlyが飛行する様子
VTOL型の有人電動飛行マシン『BlackFly』が実際に可動し、空を飛ぶ様子をおさめた公式動画は以下でご覧いただけます。
【動画】BlackFly – Official Launch
編集後記
Openerによれば、同社は既にこのような機体の開発を9年以上続けており、1400回以上のフライトを行ってきたそうで、実際に飛行する様子もなかなか安定感がある印象です。
ここ最近だけでもKitty Hawk Flyer(キティ ホーク フライヤー)の有人飛行のデモを成功させていたり、Uberが空飛ぶコンセプトを公開したり、アウディが「人が乗れるドローン」の試験運用をベルリンで開始したりと、「新世代の空飛ぶ乗り物」とでも言うべきジャンルが活況です。手軽に空を飛び回れる日は意外に近いかもしれませんね。