最近、日本国内では産業分野におけるドローン活用ケースが増えています。
一方、ニューヨーク・マンハッタンではドローンを使った宅配サービスが拡大しているようです。注文からわずか15分以内に配達完了するという驚きのサービス内容になっています。
サービスを提供しているのはチェーンストア最大手のウォルマート。
ドローン開発のジップラインと提携し、自律飛行機によるオンデマンド宅配をローンチしました。
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もくじ
宅配ドローンの特徴や配達方法とは?
ドローンの特徴と配達の仕組み
最大飛行速度:時速約128km
重量:1.8kgまで
宅配サービスに利用するドローンにはモーターグライダーが使用されています。
ドローンの翼は3.4メートル。グライダーのようなデザインが特徴的です。
動力源は機体上部にあるプロペラ。安全性を確保するために補助のプロペラも搭載しています。
しかし固定翼であるため、空中で一時停止する「ホバリング」ができません。
そのため配達商品はドローンの機体下部からパラシュートで投下される仕組みです。
投下場所は「駐車場二台分」ほどの誤差にとどめることを目標にしています。
ローンチパッドからは最短90秒間隔で発射可能。
1日で数百回のドローン宅配ができます。
宅配ドローンのメリット
悪天候にも強く、宅配時間も短くなることがメリット。
アクセスしづらい田舎や、被災地への空輸を速やかに行うことができます。
宅配サービスについて
配達の流れ
- ジップラインのアプリから注文
- ウォルマートのスタッフが店内で注文品をピッキング
- 生分解性プラスチック・パラシュートがついたパッケージに入れて梱包
- ジップラインのスタッフが配達商品をドローンにセットし、発射台からローンチ
対象商品
市販薬やバンドエイドなどのヘルス&ウエルネス
利用者
ウォルマート・ネイバーフッド・ピーリッジ店から50kmマイル(約80キロメートル)圏内の住民
離陸地点
宅配用ドローンのハブ空港が設置された場所はピー・リッジ地区のウォルマート・ネバーフッドマーケット。本社があるアーカンソー州ベントンビルから車で北へ20分弱のところにあります。
店舗よりも約7.5メートル高いところに設置されたローンチパッドから飛行します。
宅配サービスの今後の展望とは?
ジップライン宅配では、今後被災した地域への宅配も視野に入れています。その際は、発射台をトラックのトレイラーに設置するそうです。
▼参考
https://www.fashionsnap.com/article/2021-11-21/walmart-drone/
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