2021年1月19日、東日本電信電話株式会社、株式会社オプティム、株式会社 WorldLink & Companyの3社はドローン分野における新会社「株式会社 NTT e-Drone Technology」の設立を発表しました。同社は2021年2月1日から事業を開始します。
もくじ
会社設立の背景とは?
ドローンビジネス市場は急速な拡大傾向にあり、各産業分野においてドローンの活用による活性化が期待されています。そのような流れの中で、NTT東日本、オプティム、ワールドリンクは合弁会社の設立を発表。各社の強みを持ち寄ることでドローンを有効活用した持続可能な社会づくりや地域経済および産業の活性化に資するドローンの社会実装を推進していきます。
各会社の役割(予定を含む)
NTT東日本 … ICT 技術(高速大容量のネットワーク・ローカル 5G 等)の活用、地域のニーズの収集等
オプティム… AI をはじめとするドローンに関わるソフトウェア開発 等
ワールドリンク… ドローン販売・保守体制 等
合弁会社の主な事業内容
国産ドローン事業
軽トラ・軽バンに積込可能且つ女性一人でも運搬可能等の日本の利用シーンにフォーカスしたペイロード4kg~8kg の産業用中型機を提供を予定。徹底した軽量化と電力消費効率重視の制御技術による長時間フライトを実現。今後は3社の強みを活かしたドローンサービスの開発を継続強化していくとのことです。
ドローン運用支援事業
全国に販売・保守ネットワークを構築することでアフターフォローを強化し、産業用ドローンを安心安全に操作するためのスクールネットワークを構築。ドローンを安心安全に使用できる環境整備を支援していくとしている。
ソリューション事業
新会社等が保有する機体をシェアリング型で提供することで課題解決をサポート。センシングや画像解析等を受託することやパイロットの派遣も予定している。また、国産ドローンの利用シーン開拓や技術獲得に繋がる実証について共同開発も予定。開発 テ ーマや実証テーマについては公募するとしている。
データ事業
飛行データ等を多様なパートナー企業と流通することで新たな価値を創出することを目指すとしている。
今後の予定について
スマート農業の推進を目的として、ワールドリンクと連携し、新型コロナウイルス拡大予防対策を十分に施した上で、国産農業用ドローンのデモフライトを順次全国で行うとしている。詳細について