筆者撮影、以下同じ
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飛行神社
お参りレポート
『ビバ!ドローン』編集部が所属するドローンデパートメント株式会社は、ドローンに関わる人財(材)派遣や空撮、点検、測量などの受託業務を行なう会社です。そのため、「空」の安全や航空業界の発展を祈念する京都府八幡市にある「飛行神社」に以前からお参りをしていました。今回は、2018年の初詣として現地を訪れてきましたのでその「参拝レポート」をお届けします。
京都の飛行神社とは?
京都の飛行神社、正式名称『二宮忠八翁創建 飛行神社』はロケット、飛行機、ヘリコプター、ドローンなど空飛ぶ機体に関わる人たちがお参りに来る航空業界と縁の深い神社です。
ちなみに、公式サイトに掲載されている説明は以下の通り。
航空殉難者・物故先覚者の御霊の安穏を祈り、空の安全、航空業界の益々の発展を願う神社です。平成27年(2015)に創建100年、同28年(2016)には二宮忠八翁生誕150年の記念の年を迎えました。
二宮忠八翁創建 飛行神社
飛行神社周辺の様子
飛行神社は、こんな感じのごく一般的な道路のすぐ脇にあります。地図アプリなどを頼りに訪れないと、迷ってしまうかもしれません。
入り口の様子です。広大な敷地をもつ神社仏閣が多い京都にあっては、こじんまりとした所です。
入り口入ってすぐの場所にはお手水と、神社の由来などが書かれた石版があります。
この神社が建てられたのは今から1世紀以上も前となる1915年。プロペラ式飛行機模型を飛ばすことに成功した二宮忠八さんが航空事故の犠牲者の慰霊や空の安全祈願のために建立したそうです。また、近年では航空業界に関わる人たちが安全と商売繁盛を願うために訪れる場所ともなっています。
入り口の脇にはジェットエンジンが展示されています。これは、かつて自衛隊の主力戦闘機として活躍した『F−104J』に搭載されていた物とのこと。
ジェットエンジンをクローズ・アップで見るとこんな感じ。
後方はこうなっています。
駐車場の他に、ロードバイクなどを停めるための「自転車立て」もあるので、自転車ツーリングのルートの中の1ヵ所として訪れるのにもおすすめ。
鳥居は金属製。ジュラルミン製という説とステンレス製という説がありますが、現地で見た限りではどちらか判別がつきませんでした。
境内には大阪の海から引き上げられたというゼロ戦のプロペラとエンジンの一部も展示されています。
斜め横から見るとプロペラが大きくひしゃげているのがよくわかり、墜落時の衝撃の大きさをまざまざと見せつけています。
拝殿は西洋ふうのユニークなデザインです。
飛行神社の基礎情報
- 正式名称:二宮忠八翁創建 飛行神社
- 住所:京都府八幡市八幡土井44
- 開門時間:09:00〜17:00 ※冬期は16:00まで
- 資料館開館時間:09:00〜16:00
- 公式ウェブサイト:飛行神社
【地図】京都の飛行神社へのアクセス
編集後記
飛行神社は、京都市内からはやや離れた場所にありますが、電車の場合は「京阪八幡市駅」から徒歩5分、車の場合は名神「大山崎」、京滋バイパス「久御山淀」が最寄りとなります。ドローン関連の仕事をされている方のみならず、航空業界に縁のある方や、飛行機に乗って旅行や出張に出る予定がある人は、ぜひ、安全祈願に足を運んでみててはいかがでしょうか?
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