もくじ
本田圭佑さんのファンドが
先端テクノロジーファームALIの株式を取得
名古屋グランパスエイトやACミランで活躍し、現在はCFパチューカでプレイするプロサッカー選手の本田圭佑さん。彼は世界で活躍するプロフェッショナル・アスリートであると同時に、「Change The World (世界を変える)」という目標を掲げてファンド会社KSK Angel Fundを率いる投資家でもあります。
サッカーだけではない!
本田選手の姿を
公式インスタからピックアップ
自身やファンドのモットーとも言える「Change The World」について語る本田さん。
スーツを着た本田さん。サッカーユニフォーム姿とはまったく違った印象ですが、こちらも今の彼を表すもう一つの服装です。
サッカーと投資の両方に挑戦する本田さんの今をわかりやすくイメージできる1枚。
本田圭佑さんによるALIへの投資
公式発表内容
今回、本田さんが株式取得を発表したALI(Aerial Lab Industries)社による発表は以下の通り。
株式会社Aerial Lab Industries(本社:東京都港区、代表取締役社長:小松 周平、以下 「ALI」)は、メキシコリーグ・パチューカに所属するプロサッカー選手の本田圭佑氏が自身の手掛ける個人ファンド「KSK Angel Fund」を通じ、当社の株式を取得したことを発表します。また、本田氏が当社の「Special Visionary Ksk (特殊創造実行者)」に就任しましたので、併せてお知らせいたします。
Aerial Lab Industries
また、同プレスリリースでは、本田さんのコメントが以下の通り発表されています。
ALIの株式を取得したのは、同社がとても素晴らしいチームであること、そして、ALIが描く事業展開に共感し、僕が持つドローンを通じてこんな世界になったらいいのになぁ、というビジョンと一致したからです。
ドローンを通じて、解決したい問題は大きくは3つです。1つ目は我々がプロクラブを経営するカンボジアやウガンダなど発展途上国では舗装されていない道路も多いため、ドローンによって物流問題を解決すること。2つ目は、ドローンを基地局として、発展途上国にインターネット環境を提供し、正しい情報の提供を通じて、教育水準の向上を図ること。3つ目は監視カメラを搭載したドローンにより、より安全な社会を築くこと。用途は様々ですが、ドローンを取り巻く技術は年々、飛躍的に向上してるので、今後のさらなる発展を楽しみにしています
Aerial Lab Industries
本人のツイッターから読み解く
本田圭佑さんの投資哲学
今回の発表に先立ってツイッターで「ドローンの会社に投資した」と明かしていた本田さん。その他にも、投資についての考えや「夢と目標」についてなど、自身の思いと哲学がリアルな言葉で語られている投稿は一読の価値あり。
ドローンで少年2人救助の瞬間。世界初らしい。
実は最近、僕も初めてドローンの会社に出資をしたけど、改めて出資して良かったって思える。
最近は不注意での子供の事故なんかもの凄い多いけど、近い将来ドローンが監視して防いでほしいよね。https://t.co/08NLYV3pZl @YahooNewsTopics
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年1月20日
貯金の重要性は理解しているが、僕は貯金反対で実際に生活費に必要なお金以外は全て消費ではなく投資に使う。
投資とはアスリートで例えるとフィジカルトレーニングみたいなもの。
一回やれば終わりではなく継続して投資していくことが大事なんです。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2017年12月15日
僕の中では夢と目標は明らかに違う。そしてほとんどの人が夢を持てていない。
目標は今の自分でも頑張れば実現できるターゲット。
夢は今の自分では頑張っても不可能なターゲット。
子供だけでなく大人が新たに素晴らしい夢を持つことが出来れば世界はもっと素晴らしくなるはず。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2017年7月9日
編集後記
本田さんが今回投資(株式取得)するのは「New Technologies Firm(先端技術ファーム)」を標榜し、ドローンやホバーバイク、ブロックチェーンなどの技術を活用してクライアントの課題解決に取り組むエンジニアとコンサルタント集団であるALI。ともすると「ドローンと言えば機体開発」というツールの話になりがちな中で「ドローンを使って、社会を、ビジネスをどう変革するか?」という戦略レベルでのコンサルティングを行なう同社の取り組みには、今後も要注目です。