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ドローンで催涙ガス発射、衝突続くガザでイスラエルが使用 #動画あり

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イスラエル,ガザ,ドローン

出典(Source):Israeli drone firing tear gas canisters towards protesters、以下同じ

デモ隊に向けドローンが催涙ガスを発射

ユダヤ系とアラブ系の住民による対立が長らく続くイスラエルで、アメリカ大使館のエルサレム移転をきっかけとした大規模なデモが発生しました。イスラエルとパレスチナ自治区の境界にアラブ系住民のデモ隊が押し寄せ、一部がタイヤを燃やしたり投石をしたりするなどして暴徒化。これに対して、IDF(イスラエル国防軍)がドローンから催涙ガスを発射したようです。

催涙ガスがドローンから放たれる瞬間の動画

ドローンが催涙ガスを放つ瞬間を収めた動画をイギリスのタブロイド紙『デイリー・メール』が公開。以下の映像では、デモ隊の上空を飛行するドローンの下部から催涙ガスを吹き出すカートリッジが放たれ、空中で白煙をあげながら落下する様子が収められています。また、催涙ガスのカートリッジの落下地点から一斉に人々が逃げ出す様子も確認可能です。

Israeli drone firing tear gas canisters towards protesters

Drone drops tear gas on protesters

CNNもドローンから催涙ガスが投下された際の映像を公開しています。

今回使用されたと見られるドローンはUCAV(Unmanned Combat Air Vehicle/無人戦闘航空機)ではなく、産業用ドローン(マルチコプター)をベースにした機体のようです。

DRONE TEAR GAS – by Drone Volt

ガザでイスラエルが使用した機体とは別ですが、「催涙ガスで暴徒を鎮圧するためのドローン」は複数存在しており、YouTubeでそのプロモーション映像が視聴できます。なお、以下の動画の機体は、イスラエルで使用された機体のようにカートリッジを投下するのではなく、ガスを上空から噴射しながら飛行するタイプの物です。

デモ背景と参考情報

アメリカのトランプ政権は、14日、イスラエルの建国70年に合わせてイスラエルの首都と認定したエルサレムに大使館を移転しました。

これに対して、エルサレムを将来樹立する国家の首都と位置づけるパレスチナ側は各地で大規模な抗議活動を行い、ガザ地区では数万人規模のデモとなりました。


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現地の様子やイスラエル側、パレスチナ側の双方主張を収めた映像(日本語字幕付き)はBBCの日本向けYouTubeチャンネルで視聴できます。

なお、5月15日はパレスチナの人々がイスラエルの建国にともない「故郷を追われた」年から70年にあたる節目とされることから、より大規模なデモの発生や大きな衝突に発展することが懸念されます。