テクノロジーの発展により盛り上がっているコンテンツの一つにVRが挙げられます。
これまでにない独特の没入感のある映像は多くの人々を熱中させているのではないでしょうか。
VRのような唯一無二な世界観の写真や動画を一般の方でも気軽に撮影できるとあり、360°カメラにも注目が集まっています。
今回は特におすすめの「IQUI(イクイ)」と呼ばれる360°カメラをご紹介します。
IQUI(イクイ)は、「RICOH THETA」を開発したコアメンバーが立ち上げたスタートアップ「ベクノス」が開発した360°カメラです。
ペン型でポケットにもおさまるコンパクトなサイズ感やわずか60gの軽量ボディ、どんなシーンでも溶け込むデザインが高く評価されています。
IQUI(イクイ)の特長やスペック、使い方などを今回の記事では詳しく解説していきます。
「360°カメラって実際どうなの?」「どういう映像や写真が撮れるの?」と疑問に思われているみなさんの参考になると嬉しいです。
もくじ
IQUI(イクイ)のおすすめポイント
1.ポケットに収まるスリムなデザイン
IQUI(イクイ)の特長は、コンパクトかつスリムなデザインです。
「ペン型」と表現されるように、ボールペンとほぼ同じサイズ感なのがわかります。
重量も60gと非常に軽く、長い時間持っていても手首が疲れる心配もありません。
ポケットやポーチに入れて気軽に持ち運びできるのもポイントです。
特に旅行のようにお出かけ先で使いたい場合は、荷物をなるべく少量にしたいという方も多いのではないでしょうか。
IQUI(イクイ)であれば身軽に出かけて360° 写真を撮ることができるのでおすすめです。
2020年度グッドデザイン賞においては、グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン](経済産業省 大臣官房 商務・サービス審議官賞)を受賞しています。
360°カメラでありながら、他にない軽量小型のデザインには多くの評価が寄せられていることがわかります。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000054631.html
2.初心者でも操作しやすい
IQUI(イクイ)はすべてオート機能で、操作手順が少ないことも特長として挙げられます。
カメラ本体には
・シャッターボタン
・静止画/動画の切り替えボタン
のみしかなく、非常にシンプルな設計です。
専用アプリでも操作する項目は以下の3つしかありません。
・自動パワーオンオフ
・動画の転送(オンオフ切り替え)
このように撮影における操作が簡単なので初心者でも気軽に使えます。
一眼カメラだと撮影場所ごとに明るさやフォーカスなどをカスタマイズしないといけないので、扱いづらく手を出してこなかった方も多いはず。
しかしIQUI(イクイ)であれば、露出制御モードや撮影モードがすべてオート設定になっているのでシャッターを押すだけで写真や動画を撮影可能です。
複雑な手順を踏まず印象的な写真を残せるので、カメラ初心者の方にもぴったりなアイテムといえるでしょう。
3.SNSシェアが簡単
IQUI(イクイ)で撮影した写真や動画は、専用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」を使えば簡単にスマホ連携ができ、SNSなどへの共有もスピーディに行えます。
撮影した写真や動画はすべてアプリを通じてスマホに転送できる仕様です。
SDカードをパソコンに取り込み撮影データをスマホに送る、というように手間をかけずに写真や動画のデータをスマホに取り込めるので非常に使い勝手がいいです。
また多種類のエフェクトをつけた、オリジナルのショートビデオも簡単に作成可能なのもポイント。季節ごとのエフェクトも随時追加されるので、常に新鮮な気持ちで画像や動画編集を楽しめます。
IQUI(イクイ)スペック表
「IQUI(イクイ)」の製品スペックを一覧表にまとめました。
IQUI(イクイ)の使い方
セット内容
IQUI(イクイ)に付属するセット内容は以下の通りです。
・ソフトケース
・USB-A to USB-Cケ0ブル
・USBコネクター
・スタンド
カメラレンズ
IQUI(イクイ)には、上部に一つ、側面に三つのレンズが取り付けられています。
合計四つのカメラレンズにより360°撮影を実現しているのです。
静止画の解像度は5760×2880
IQUI(イクイ)で実際に撮影した写真がこちら。
静止画解像度は5760×2880で、高い解像度の写真が撮れると言えます。
充電器コードはType-C
充電をするときは画像のカバーを被せます。
また、カバーを被せた状態のままスタンドに装着させることもできます。
専用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」
IQUI(イクイ)を使うにあたって必要なのは専用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」のダウンロードが必要です。
ダウンロードはこちらから
専用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」とペアリングすることでアプリ内から以下の項目が設定できます。
・シャッター音
・自動パワーオフ
・動画の転送のオン/オフ切り替え
IQUI(イクイ)からスマホへの動画転送は非常に時間がかかるので注意が必要です。また動画をアップロードしている最中は「IQUISPIN」を通じたリモート撮影や設定変更の操作ができなくなってしまいます。
連続で撮影をする場合はあらかじめ動画の転送をオフにしておきましょう。
専用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」の設定方法・ペアリングモード
インストールが完了したら、「Bluetooth」と「Wi-Fi」をオンにしましょう。
アプリの手順に沿ってペアリングを進めていきます。
IQUI(イクイ)をスマホにかざしてペアリング要求を許可しましょう。
この画面が出たら完了です。
「IQUISPIN(イクイスピン)」はサインインしなくても利用できますが、サインインするとクラウドストレージサービス「IQUISPINアルバム」を使用できます。
撮影した写真や動画のデータをクラウド上に保存できるのでスマホ容量を埋めたくない方は、サインインして利用しましょう。
IQUI(イクイ)のペアリングが完了すると、IQUI(イクイ)本体の電源を入れるてIQUISPIN(イクイスピン)を起動するだけで自動でWi-Fi接続画面が表示されるようになります。
ムービーの編集・書き出し方法
IQUI(イクイ)では、撮影した360°写真をムービーとして書き出し・編集することができます。
上記のようなエフェクト・フィルターを追加して自分好みの映像作成が可能です。
手順は次の通り。
IQUISPIN(イクイスピン)か開くと、「クリエイト」タブにIQUI(イクイ)で撮影したデータが並びます。
書き出したい写真を選択してください。
次に「フィルター」設定です。好みのフィルターを選んで写真を加工してみましょう。
必要なければ画面下部の「クリエイト」ボタンをタップして次に進みます。
「クリエイト」ボタンを押すと、14種類のテンプレートが表示されます。
各テンプレートごとに視点移動モーションのヒントを確認できます。
写真に合うイメージや自分の作りたい映像の雰囲気に合わせてテンプレートを選びましょう。
映像の動きも確認できるのでチェックしてみてください。
テンプレートが決まったら、初期視点の調整とエフェクトの追加/選択の画面に切り替わります。
以上の作業が終わったら「完了」ボタンをタップします。
「ビデオ書き出し中」と表記が出るのでしばらく待ってみましょう。
その後、 以下の二つのボタンが表示されるので好きな方を選択してムービーを保存しましょう。
・クラウド(IQUISPINアルバム)へ保存する
実際に撮影した映像を紹介
「IQUISPIN(イクイスピン)」を使ってIQUI(イクイ)で撮影した写真をビデオに加工しました。
どのような仕上がりになるのか気になっていた方は是非参考にしてください。
フィルター:オリジナル
テンプレート:Sparkling Planet
エフェクト:Orbs
既存のテンプレートからエフェクトを変更しました。
アングルも選択できるので、360°写真の中からお気に入りの箇所を映し出すことができます。
フィルター:オリジナル
テンプレート:A Fun Holiday
モーション:Galileo5
エフェクト:Bubbles
既存のテンプレートからモーションを変更しました。
Galileo5は360°写真の中から5箇所ズームアップするので友達と撮影したときにおすすめです。
フィルター:オリジナル
テンプレート:Fabulous Moment
エフェクト:Blue Morpho
既存のテンプレートからエフェクトを変更しました。
場所の雰囲気に合わせてエフェクトをセレクトできるのもポイント。
IQUI(イクイ)で撮影した映像
IQUI(イクイ)を使って撮った映像です。
マウスカーソルを動かして様々な角度からご覧ください。
一本目は歩きながら撮影した映像です。
二本目は定点で撮影した映像です。
編集後記
IQUI(イクイ)を実際に使ってみて、サイズ感がとにかくいいと感じました。
小さすぎず、大きすぎない絶妙なコンパクト感なので、出先でも気軽に撮影に臨めます。
付属のスタンドもとても役に立ちました。
定点での撮影では三脚などカメラを立てかけられるグッズが必要です。持ち運びにもセッティングにも苦労することが多々あります。
しかしIQUI(イクイ)のスタンドはミニマムながらもしっかり立つ仕様になっているので、スムーズに撮影できました。
カメラは様々な機材が必要なため大荷物になり持ち運びが面倒な印象がありました。
IQUI(イクイ)の場合はストレスなく撮影でき、写真や動画などの撮影データを見るのも楽しいので一石二鳥です。
風変わりな写真や映像をお手軽に撮ってみたいという方に是非体験してみてほしいと感じました。