画像出典:Intel's CES 2018 event in 15 minutes、以下同じ
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インテルが開発を支援するドローン
VolocopterがCES 2018でデモ飛行を披露!
半導体メーカー大手インテルがCES 2018の基調講演で人を乗せて飛ぶドローンのデモ飛行を行いました。
数百人規模の聴衆の前で飛ぶドローン『Volocopter(ヴォロコプター)』。インテルがモーターコントローラーなどの開発を支援している機体です。
『ザ・ヴァージ』のYouTubeチャンネルで公開されているデモ映像のダイジェストはこちら。ちなみに、デモ飛行では流石に人は乗せておらず、客席との間にも仕切りがある状態で行なわれていたようです。
こちらはCGイメージ。「ドバイでのドローン・タクシー」といった用途が想定されています。
開発に参加しているインテルのエンジニアによれば、同社は「ドローンのフライトコントローラーを10年以上に渡り開発してきたと」のことで、「ハードウェアのみならず、ソフトウェアの冗長化でも高い安全性を実現している」そうです。
インテル製のフライトコントローラーは座席の背後に格納されています。
こちらはモーター・コントローラー。コントロールループの中で安定性に関わる重要な役割を担う部品。軽量性もにも優れており、機体の重量を減らし分積載重量を増やすことにも貢献しています。
屋内でテスト飛行をするVolocopter。
同機にはインテルCEOのブライアン・クルザニッチ(@bkrunner)氏も搭乗し、フライトを体験しています。ちなみに飛んでみた感想は「ファンタァァァスティック。これまでで、イチバンのフライトだよ」とのこと。
Intel Shootin Star Mini
インテル・シューティングスター・ミニ
さらに、インテルは小型のドローン『シューティングスター・ミニ』も基調講演に登場させています。
こちらが『シューティングスター・ミニ』。非GPS環境下でも優れたセンシング能力により安定した飛行が可能で、室内における世界記録となる100機での一糸乱れぬ群体飛行を披露しています。
その名の通り、流れ星の様に輝きながら飛行する様子が以下の動画で見られます。
編集後記
インテルはCES 2018の基調講演で自動運転車や量子コンピューター、次世代映像技術と並びドローンへの取り組みを強くアピールしていました。さらに、同イベントではインテル製プロセッサを搭載し、DJIが開発に協力し、Ryze Roboticsが製造するトイ・ドローンも発表され話題を集めています。
半導体の巨人がいよいよ本腰を入れてきたドローン。こうなると人を乗せて飛ぶ機体が、私たちの街の上を飛ぶ日もそう遠くないかもしれませんね。
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