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中国 広東省 深セン市
そこはイノベーションの街
中国広東省の深セン(Shenzhen)とそこに連なる東莞市一帯はフォックスコンの巨大工場やテンセント本社などが居を構える世界屈指のITとハイテク工場地帯。世界中のスマホやドローンなどの多くがここで作られ、日々ものすごいスピードでイノベーションが進む街として知られる場所です。
そんな深センのドローン工場に潜入した様子をVlgo(ブログ・動画日記)スタイルで紹介する動画(英語)が、YouTubeのFlyers Districtチャンネルで公開されているので、いったいどんな内容なのかチェックしてみることにしましょう。
いざ! ドローン工場へ
動画のオープニングは深セン市内の空撮からスタート。
工場の入り口に到着。入り口は、一見するとアパートのような雰囲気らしいですが、この中に巨大な工場があるのです。
ドローン工場内の様子
中に入るとズラリと並ぶドローンの姿が! 『Splash Drone』という防水ドローンのようです。
組み立て済のジンバル(スタビライザー)が置かれています。
こちらはカーボンファイバー製のプロペラに機体との結合点になるプラスチックのパーツをネジ止めしているところ。
フライトコントローラーの組み立ても行われています。
厳しいテスト工程
動画とは関係のない余談ですが、筆者が昔同じような中国の工場を訪れた際に聞いた話では「中国は日本企業の下請けとして厳しい基準を守る製品をたくさん作ってきた。だから工場内で徹底して検品をする。日本から学んだことが、今の深センの物づくりのクオリティを支えているんだ」という話を聞いたことがあります。この光景を見て、なんとなくその話を思い出しました。
ドローンのプロポ(コントローラー)の外装に傷が無いか、目視でチェックをしている女性。
工場の屋上では組み上がったドローンのフライトテストが行なわれています。
映像だとわかりにくいですが周囲にネットが張られた場所で実際にドローンを飛ばしてチェックをしている様子が映像に収められています。
こちらの青年はプロペラを高速で回転させた状態で偏りがないかをチェックしているそうです。
ドローン工場の作業に挑戦
ネジ止めにチャレンジするYouTuberの男性。
中国の青年に混じって作業を体験。感想は「作業そのものはかんたんだけど、彼らはこれを1日8時間もやってる(ってのは大変だ)。」とのこと。
最後は水没させての防水テストを行なっています。
こうして出来上がったドローンが世界中に配送されて行きます。
深センの工場の動画
ドローン工場潜入動画の本編はコチラからご覧ください。
Inside a Drone Factory in China. What's it like?
ちなみに、ドローンのモーター工場に潜入した動画も同じチャンネルで公開されています。
At a Drone Motor Factory in China. What's it like?
編集後記(おまけ)
ドローンではありませんが、先の動画と同じく深センにあるiPhone用強化ガラスの工場に日本人ユーチューバーが潜入している動画も発見できました。作っている製品はちがえど、深センの工場の雰囲気は似ている部分もありますので、現地の様子を日本語の動画で見てみたいという方は、ぜひ、チェックしてみてください。