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ドローンの飛行制限エリアを一発で調べられるSORAPASSの使い方

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SORAPASS画面


※ 画像出典:SORAPASS、以下同じ

SORAPASS(ソラパス)とは?

『SORAPASS(ソラパス)』は航空法でドローンの飛行が規制されている人口集中地区(DID)や空港周辺などのドローンの飛行制限エリアを知ることができるサービス。PCブラウザ、iPhone、Android端末などに対応しており、大半の機能を無料で利用可能です。

SORAPASS(ソラパス)の価格(プランごとの値段)

SORAPASS(ソラパス)には無料版有料版があります。

有料版は1IDのみ1週間無料トライアルができ、その後はアカデミック(学生)プランなら最長6ヶ月まで無料。一般ユーザー向けのライトプランなら月額4,800円です。また、複数アカウントを利用する場合は最大10IDまで使用できる月額19,800円のプランも選択可能です。

ドローン、SORAPASS、料金

SORAPASS(ソラパス)でできること

SORAPASS(ソラパス)の機能一覧は以下の通り。無料版有料版で機能が異なります。

【無料版】SORAPASS(ソラパス)機能の概要

  • 飛行禁止・危険区域等の地図を閲覧:人口集中地区(DID)、空港周辺など航空法で定められた飛行制限区域がわかります。また、発電所や自衛隊基地、石油コンビナート等の危険区域をゼンリンの地図上で表示できます。
  • 操縦者情報管理:操縦者の飛行知識や経験等の「技能情報」と呼ばれる項目を入力し管理できます。この情報は飛行許可の申請を国土交通省に提出する際に利用できます。
  • 機体情報管理:ドローンの機体情報を入力し管理できます。こちらも飛行許可の申請を国土交通省に提出する際に利用できます。

【有料版】SORAPASS(ソラパス)機能の概要

  • 気象情報提供:地図と照らしあわせて、指定したエリアの気象情報を閲覧できます。
  • 3次元地図:フライトプランの策定を支援する3Dマップが閲覧できます。
  • 飛行申請書・報告書作成サポート: 国土交通省等への飛行許可申請書類のWeb作成ツールが使用できます。なお、ライトプランでは月1回、スタンダードプランでは月20回の利用ができます。
  • 行政書士による飛行許可申請サポート:100名以上の行政書士が登録する「行政書士ネットワーク」と連携して提供されるサービスで、 行政書士に飛行許可申請の代行が利用できます。

徹底解説!SORAPASS(ソラパス)の使い方

ここからはSORAPASS(ソラパス)の使い方を順を追ってご紹介します。まずはユーザー登録の方法から。なお、以下はPC版の画面での解説です。

SORAPASS(ソラパス) 登録方法

まずはSORAPASS(ソラパス)のトップページにアクセスし、「新規登録(無料)」をクリック。

SORAPASSの登録、トッページ、新規登録

メールアドレスや氏名などの項目を入力。記入が終わったら、利用規約に同意するためチェックボックスにチェックを入れ、「登録」ボタンをクリックします。

SORAPASSの登録、記入画面

入力したメールアドレスにメールが送信されました。

SORAPASSの登録、メールが届く

届いたメールに記載されたURLをクリックしてログイン画面へ。

 SORAPASSから届いたメール

まずはSORAPASS(ソラパス)のページにアクセスし、「ログイン」をクリック。

SORAPASSのログインページ

カウント追加画面で登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をクリック。

SORAPASSのログイン、メールアドレスなどを入力画面がポップアップ

ここまででSORAPASS(ソラパス)への登録とログインは完了です。

SORAPASS(ソラパス)で 飛行禁止・危険エリアのマップを見る

ログイン後の画面は地図。ここで赤く表示されているのが「人口集中地区(DID)」です。なお、このエリアは事前に国土交通省に申請をして飛行許可を得なければドローンを飛行させられません。

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画面左上の検索窓に、表示したい地名を入力し、「虫めがねアイコン」をクリックして検索をします。今回は「福岡」と入力してみました。

飛行したい場所の地名を入力

地名のリストが表示されるので、飛行が制限されているか調べたい場所の名前をクリック。

地名を選択

福岡県を表示した結果は以下の通り。緑色の大きな円は、福岡空港周辺のドローン飛行制限エリアです。また、その他に見える小さめの緑色の円は、病院のヘリポートなどです。

表示される地図

なお、「SORAPASS」はスマートフォンでも利用可能です。GPSを利用して、正確な位置情報が取得できるので、ロケハン時等に自分がいる場所が人口集中地区に該当するか否かをサクッと調べられます。

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【無料版】SORAPASS(ソラパス) と同じような機能のサービスは?

『ドローン飛行チェック』アプリ

飛行制限エリアかどうか調べることだけに特化したアプリ。素早く使えることと、わかり易いインターフェースであることが魅力ですが、機体の登録などはできません。

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『ドローンフライトナビ』アプリ

iOS版のみのアプリです。マップに加えて、「日の出」と「日の入」の時刻も確認できます。

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DJI フライトマップ

世界最大手のドローンメーカーDJIが提供するウェブサービスです。人口集中地区などだけでなく、DJIが独自に設定している飛行禁止エリアも確認できます。

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      • サービス名:DJI フライトマップ
      • 料金:無料
      • 対応プラットフォーム:ウェブブラウザー(スマートフォンでも閲覧可)
      • URL:https://www.dji.com/jp/flysafe/no-fly

有料版SORAPASS(ソラパス)の機能を動画でチェック

有料版のSORAPASS(ソラパス)に登録すると、どのような機能が使えるのか? というのは、以下の公式動画でチェックしてみてください。

SORAPASS 天気機能紹介

雨雲の様子、天候、地上と上空の風速や風向き、湿度、気温などのデータの10日間先の予想を閲覧可能です。

SORAPASS 3D地図機能紹介

『Google アース』にオーバーレイで立体的に飛行制限区域を表示し、回転させながら立体的に飛行予定地域の様子を確認できます。

編集後記

屋外で200グラム以上のドローンを飛ばす場合は、必ず確認しなければいけない飛行制限エリア。『SORAPASS』などのサービスを利用すれば、無料で簡単に確認できるので、しっかりと事前にチェックをしておきましょう!

2018.04.03


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