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#映像制作 目的別ミラーレスカメラの選び方 2019年版

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映像制作におすすめのミラーレスカメラ

これまで、映像制作者が活躍できるフィールドは映画、テレビ、企業PR、ウェディングなどのジャンルに限られてきました。しかし、動画コンテンツを配信しマネタイズできるインターネットプラットフォームの登場によりその状況は完全に変わりました。プロデューサーや監督の意向に沿った撮影をしなければならなかったり、クライアントのため映像しか撮影できないという「縛り」を超えた個人クリエイターたちが新しい映像制作の世界を切り拓きつつ有ります。

このようにインターネットへと活躍の場を広げつつある映像クリエイターたちはこれまでのビッグプロダクションの慣習に縛られることなく、自由に機材を選べるようになりました。また、それと同時にカメラの技術も大きく進歩を遂げたため、何十万回と再生され世界中にファンを生み出すようなクオリティの動画がDSLRやミラーレスカメラで撮影されるようになっています。


▲ソニーのα7シリーズをメインカメラに
圧倒的クオリティの映像を作る
次世代クリエイターJRアリさん。

注目&おすすめの
ミラーレスカメラ 2019年版

今回の記事ではそんなインターネット時代の映像制作にマッチするミラーレスカメラの中で、特に個性があったりコストパフォーマンスに優れるカメラをピックアップしてご紹介します、ぜひ、機材選びの参考にしてみてください!


※本稿では普及価格帯のカメラの紹介を趣旨としているため、業務用カメラは割愛しています。また、記事の趣旨を明確にするためにコンパクトデジタルカメラやスマートフォンもリストには加えていません。

BMPCC4K

10bit 4:2:2のデータをRAWやProResで内部記録できるシネマカメラ。業務用カメラに迫るスペックを持ちながらも15万円という価格は驚異的。カラーグレーディングなどのポストプロダクションを前提に映像制作をするのであれば、現時点で最もコスパの高いモデル。一方で、オートフォーカスがないなど、手軽な撮影をしたい場合には不向きな仕様になっている。

BMPCC4Kレビュー動画

BMPCC4Kのおもなスペック
  • メーカー:Blackmagic Design
  • 値段:税込154,830円(記事作成時点の参考実売価格)
  • 発売時期:2018年12月
  • センサーサイズ:マイクロフォーサーズ
  • ボディ内ブレ補正:無し
  • 動画画質:4K(60fps)/1080(120fps)
  • ビット深度:10bit(4:2:2)
  • ダイナミックレンジ:13ストップ
  • 詳細:Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K – 仕様 | Blackmagic Design

パナソニック GH-5

4K(60fps)の撮影を業務用カメラ以外では初めて実現し、10bit4:2:2での記録にも対応するなど強力な仕様を備えたカメラ。センサーシフト式のブレ補正とレンズ内蔵式のブレ補正を組み合わせることで揺れの少ない映像が撮影できるのも強み。一方で、オートフォーカスの精度については評価が低い。トータルで見るなら、コンパクトな動画撮影用ミラーレスカメラとしては最もバランスの良いオールラウンダー。

なお、暗所での撮影などを強化し、より動画向けにチューニングされた兄弟モデルGH-5 S も発売されている。

パナソニック GH-5の公式動画

パナソニック GH-5のおもなスペック
  • メーカー:パナソニック
  • 値段:税込179,800円(記事作成時点の参考実売価格)
  • 発売時期:2017年3月
  • センサーサイズ:マイクロフォーサーズ
  • ボディ内ブレ補正:有り
  • 動画画質:4K(60fps)/1080(120fps)
  • ビット深度:10bit(4:2:2)
  • ダイナミックレンジ:13ストップ
  • 詳細:GH5 仕様|Panasonic

パナソニック S 1

GH 5のセンサーサイズを大型化し、モンスタースペックを詰め込んだようなモデル。フルサイズセンサーの4K(60fps)は業務用カメラ以外では史上初。記事作成時点では、未発売のため市場の反応は不明ながら、フルサイズ動画カメラの台風の目になることは間違いないモデル。「Lマウント」はシグマ、ライカと共同の規格のため、今後発売されるレンズのラインナップにも注目。

パナソニック S 1公式作例動画

パナソニック S 1のおもなスペック
  • メーカー:パナソニック
  • 値段:税込305,090円(記事作成時点の参考実売価格)
  • 発売時期:2019年3月
  • センサーサイズ:フルサイズ
  • ボディ内ブレ補正:有り
  • 動画画質:4K(60fps)/1080(180fps)
  • ビット深度:10bit 4:2:0
  • ダイナミックレンジ:非公開
  • 詳細:S 1 仕様|Panasonic

キヤノン EOS RP

記事作成時点では、フルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラとしては最安となるモデル。その分、ボディ内ブレ補正無し、4K動画はクロップされるなど機能面での妥協があるモデル。とは言え、キヤノンのレンズ郡が使えるのは大きなアドバンテージ。とにかくフルサイズを安く買いたい、という人におすすめのモデル。

EOS RPの公式動画

キヤノン EOS RPのおもなスペック
  • メーカー:キヤノン
  • 値段:税込155,999円(記事作成時点の参考実売価格)
  • 発売時期:2019年3月
  • センサーサイズ:フルサイズ
  • ボディ内ブレ補正:無し
  • 動画画質:4Kクロップ(25fps)/1080(60fps)
  • ビット深度:非公開
  • ダイナミックレンジ:12ストップ
  • 詳細:キヤノン:EOS RP 仕様|キヤノン

ニコン Z 6

Atomsとの共同により外部レコーダーを使用した際にProRes RAWでの録画が可能になる強力なモデル(2019年中のファームウェアアップデートで実装される見込み)。ライバルのキヤノン、ソニー、パナソニックがすべてシネマカメラのラインナップを持ち「カニバリズム」を避ける製品開発を余儀なくされるなか、シネマカメラのラインナップがないニコンはより自由度の高い開発ができる点に注目。

ニコン Z 6の公式動画

ニコン Z 6のおもなスペック
  • メーカー:ニコン
  • 値段:税込241,429円(記事作成時点の参考実売価格)
  • 発売時期:2018年11月
  • センサーサイズ:フルサイズ
  • ボディ内ブレ補正:有り
  • 動画画質:4K(30fps)/1080(120fps)
  • ビット深度:10bit外部レコーダー使用
  • ダイナミックレンジ:12ストップ
  • 詳細:Z 6 – 主な仕様|ニコンイメージング

ソニー α7 III

ニコンのカメラや一部のパナソニック、キヤノンのカメラに採用されるセンサーを製造するソニーは、撮像素子の開発において他社の追随を許さない強みを持ちます。その力をいかんなく発揮して「エントリーモデル」と呼ぶモデルに強力な性能を詰め込んだカメラがα7 IIIです。映像制作用途とにはα7 S IIIが本命ですが、記事作成時点では発表すらされていません。

ソニー α7 IIIの公式動画

ソニー α7 IIIのおもなスペック
  • メーカー:ソニー
  • 値段:税込187,745円(記事作成時点の参考実売価格)
  • 発売時期:2018年3月
  • センサーサイズ:フルサイズ
  • ボディ内ブレ補正:有り
  • 動画画質:4K(30fps)/1080(120fps)
  • ビット深度:8bit 4:2:2
  • ダイナミックレンジ:15ストップ
  • 詳細:α7 III 主な仕様|ソニー

編集後記

マイクロフォーサーズではBMPCC4KのユニークさとGH 5のバランスの良さが、対局に位置するような魅力です。

フルサイズでは、ミラーレス機の開発で5年先行したソニーがその強みを発揮しており、それを猛追するパナソニックとの対決が見もの。キヤノンとニコンはレンズこそ優れているもの、ボディは精細欠くスペックと言わざるをえません。