やっと少し寒さがやわらいだと喜ぶ間もなく、花粉症シーズンに突入しましたね。
花粉症の人はすでに注射を打ったり、薬を購入したりと準備は万端かもしれません。また花粉症ではない方も、今年こそはあぶないかも、と、くしゃみをする度にドキドキしている方も多いのではないでしょうか?
日々の花粉量のチェックは多くの方がしていることかもしれません。しかし花粉症の症状は天候や気温、風、湿度などの気象要素が大きく影響しています。
もちろん、もとの健康状態が大事なのは言うまでもありません。
天候の変化が激しい季節の変わり目ということも影響し、誰もが不安を感じながら過ごす花粉症シーズン。
今回はそんな不安を軽減できる花粉症対策にお勧めの医師監修アプリを2つご紹介します。
もくじ
医師監修アプリ「かゆみダス」

出典:App Store
参天製薬会社から、医師監修アプリ「かゆみダス~目のかゆみ注意報~」を2021年1月にリリース。花粉症の方に限らず、アレルギー体質の方や、ご自身の健康を普段丁寧にチェックされる習慣がある方などにおすすめです。
参考:https://www.santen.co.jp/ja/news/20210113.pdf
かゆみダスの特徴
まず一つ目のアプリは花粉症による目のかゆみへの対策をサポートする「かゆみダス」です。
アプリが提供する毎日の注意レベルにあわせた花粉症対策を行うことで、「かゆみが少ない快適な生活」を目指してみてください。
目のかゆみは、天気予報などで一般的に案内される一日の花粉飛散量だけによるものではなく、天気、風、気温など、その他の気象要素も影響します。
ご自身の当日の所在位置におけるそれらの要素も合わせた、総合的な注意レベルを毎日アプリが提供してくれます。
アプリをチェックして、点眼を含むセルフケアを充実させましょう。
参考:App Store
かゆみダスの機能
目のかゆみ注意報
地域ごとの当日の気象要素から、目の症状の注意レベルを 5 段階で案内してくれます。
また、以降1週間の天気予報とそれぞれの日の注意レベルも確認できます。
お薬アラーム
点眼薬など普段使用する薬をアプリに記録できます。また、使用する時間になるとリマインダーを通知してくれたり、使用期限を案内するように設定することができます。また、通院されている場合は、受診日の予定を登録・通知されるように設定可能です。
アレルギー日記
アプリが表示する以下4つの項目に沿って、毎日のご自身の体調を記録できます。
- 目のかゆみ
- 鼻の症状
- 今日の気分
- 症状メモ
また、上記の項目をグラフ化する自動集計機能もついているので、長期的にもご自身の体調の変化を把握することができます。
そのレポートの内容で気になることがあれば次回の受診時、また薬剤師との相談に活用することもできるのではないでしょうか?
目のかゆみ対策に役立つ情報発信
あらゆる目のかゆみ対策について、目の情報ポータル画面などから情報を得られます。花粉飛散開始予測日の約2週前から始める花粉症の初期療法について配信があったり、眼科医院の検索も容易です。
夏や秋に起こる目のかゆみサポート
このアプリは花粉症シーズンが終わると同時に使用しなくなるアプリではありません!
対象エリアの抗原カレンダーや翌シーズンの花粉飛散予測が表示されるなど、1年中活躍しそうですね。
参考サイト:https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/allergic_conjunctivitis/kayumidas/
アプリダウンロードはこちらから
瞳うるるスキャン
2つ目に紹介する「瞳うるるスキャン」とは、ご自身では鏡を見ても把握できない「瞳のうるおい度(涙の状態)」をオリジナルのAI解析ツールを用いて一人ひとりの状態に適したケアを案内してくれるアプリです。
このアプリの開発の背景として、目の不快感の原因の1つである「涙の質」への理解が一般的に低い点があげられるそうです。
目の表面を覆っている涙の膜は、実は水分の1層ではなく、3層構造になっているそうです。様々な病気によりこの3層のバランスが崩れると、涙でまんべんなく目の表面を覆うことが難しくなります(*)。
その結果、ドライアイなどに代表されるような不快感が起こってくるそうです。
この機会に、瞳うるるスキャンのアプリをダウンロードして、目のセルフケアに詳しくなってみましょう!
*詳細はこちらをご覧ください:https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/dryeye/20808.jsp
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000074428.html
瞳うるるスキャンの特徴
オリジナルのAI解析ツールを用いて日常的に「瞳のうるおい度」を把握できます。
また、解析の結果から、「瞳のうるおい度」を保ち、改善するアドバイスをチェックすることも可能です。
さらに、日々の生活で注意したい「涙」について、眼科専門医が監修した情報をアプリ上で得ることができます。
AI画像解析によるセルフチェック
セルフチェックのチャット欄で約10問の質問に答えていくと、最後に目の表面の動画撮影ステップが案内されます。そのあと、アプリの音声ガイダンスに従って、スマートフォンの外側のカメラを使い目の動画を撮影します。
瞳のうるおい度に合わせた対処法の表示
撮影された目の動画の解析結果が、事前に質問された自覚症状チェックとリスクチェックの結果と組み合わされ、総合結果として高・中・低の「瞳のうるおい度」が表示されます。
過去の履歴表示
日時付きで過去の結果が記録されます。また、後日、結果やアドバイスの再確認をすることができます。
瞳のうるおい度に関する情報提供
セルフ結果もふまえて眼科での問診、検査内容や、推奨される一般用目薬、瞳のうるおいに関するお役立ち情報が掲載されます。
アプリダウンロードはこちらから
編集後記
瞳うるるスキャンの開発背景にもあるように、目の健康に関しての情報は、巷にあふれているものではない印象をもっていました。
また、調べて情報が見つかったとしても、信用に値する内容なのかの判断をするのが、最も難しい体の部位の一つが目ではないでしょうか?
筆者も個人的には、セルフケアがほとんどできない部位だと思っていました。
多くの情報を横断して分析して、緻密なかゆみの注意レベルを日々更新してくれたり、AI解析を使用して個々人のセルフチェックができる点などは特に、技術の進歩の恩恵を強く感じることができました!
自分が日々把握できる情報が増えるほど、漠然とした不安は減るものだと思います。今年の花粉症シーズンはこれらのアプリを駆使して、普段より快適に過ごせるようにしたいものです。
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