出典(Source):USGS – YouTube、以下同じ
キラウエア火山噴火、現地の様子は?
2018年5月上旬に火山活動を活発化させ、大量の溶岩を流出させているハワイのキラウエア火山。これまでに120以上の建物が溶岩に飲み込まれ、約2,500人が避難を余儀なくされました。また、SNSを通じて公開されている動画には、灼熱の溶岩が流れていく様子や火災を起こす家などが映し出されており、現地の状況がうかがい知れます。
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そのような火山活動の様子を政府系研究機関であるUSGS(アメリカ地質調査所/United States Geological Survey)が調査しており、噴火口のドローン空撮映像などをYouTubeで公開しています。
山頂にある火口をドローンで空撮
動画の概要欄の説明によれば、この映像は2018年5月31日にドローン(※ 原文の表記はUnmanned Aircraft Systems)で撮影したものとのこと。この火口は、キラウエア火山に複数存在する火口のひとつで、直径約1kmの「ハレマウマウ(Halema‘uma‘u)」と呼ばれる場所です。
2018年6月1日公開
Kīlauea Volcano — Halema‘uma‘u Crater Changes
アメリカ地質調査所は、同じ「ハレマウマウ」火口を空撮した映像を2017年10月に公開しており、2018年5月の噴火以前の火口の様子が見られます。大きな被害が出ている現在(2018年)より、以下にある2017年に公開された映像の方が恐ろしげな見た目というのが少し意外です。
2017年10月11日公開
Kīlauea Summit Eruption | Lava Returns to Halemaʻumaʻu
アメリカ地質調査所が公開する
キラウエア火山関連動画
上記の他にも、アメリカ地質調査所のYouTubeチャンネルには今回のキラウエア火山災害に関する動画が複数公開されており、専門家たちの解説を交えた現地の映像が配信されています。解説は英語のみですが、ビジュアルだけでも現地の状況を理解する参考になるはずなので、ぜひ、ご覧ください。