DJI『Spark』は5万円台で購入できるジンバル(スタビライザー)付きカメラを備えたドローンとして人気ですが、撮影可能な動画が4KではなくフルHD(1080p)までという弱点があります。
そこで、SparkにGoProを装着して4K空撮を可能にしてしまおうという、割りと多くの人が思いつくけどほとんど誰もやらないような実験を実際にやってみたという動画がYouTubeのThe Everyday Dad チャンネルで公開されています。
※ 危険ですから真似をしないでください。
もくじ
SparkにGoProくくりつけて空撮!
今回の実験を行なったのはYouTuberのゲリーさん。テンションが高くてフレンドリーなのに、イケてない感じがにじみ出ている「イケてナイスガイ」とでも言うべき人物です。
実験に使用するSparkはこちら。小型で安定した空撮ができる完成度の高いドローンです。
GoProをドローンに固定するための輪ゴム。なぜに、こんなにたくさん持っているのか?
GoPro Hero6 Black(上)とSession(下)の2モデルが用意されています。
GoProを輪ゴムでSparkにくくりつけました。
「子亀の上に巨大親亀」という感じのアンバランスな姿です。
コテッ。離陸失敗。
数回のトライの後、無事に離陸が成功して喜ぶゲリーさん。この時は、後に悲劇に見舞われるとは予想だにしていないことでしょう。
この時、実際に撮影した映像を並べて比較した様子はこちら。Sparkのカメラが捉えた映像のほうが階調表現に優れており、色味も自然という意外な結果に。なお、この記事の下部に動画の埋め込みがありますので、映像で確認したい方はそちらをチェックしてみてください。
次はGoPro Hero6 Black を装着。
ひと目見て「過積載」というか、Sparkがにとっては文字通り「荷が重い」状態になっていることがわかります。
画面が切り替わり、腕におった傷をみせるゲリーさん。重量過多のSparkの挙動が飛行時におかしかったため、キャッチしようとして怪我をしたそうです。
実際にSparkにくくりつけたGoPro Hero6 Blackが捉えた映像は以下の通り。4K解像度ですし、極めて強い光と影の部分が混在する状況でも、白飛びと黒つぶれが少ないきれいな映像です。
ゲリーさんは実験のまとめとして「SparkはGoPro Hero6 Blackが好きじゃないみたいだ。この状態で飛ばすのは不安定過ぎるし、リスキー。絶対におすすめしない。これはやっちゃダメだ」と話しています。
SparkにGoProをくくりつけて飛ばす
実験映像の全編はこちら
実験の一部始終は、ゲリーさんのYouTubeチャンネルでご覧いただけます(英語のみ)。
DJI Spark Hack to Film in 4K! Will it work?! Drone Flight Friday! [4K] – YouTube
まとめと感想
ドローンに専用部品以外のパーツを後付することは、機体がバランスを崩すリスクが高まるためおすすめできないことは言うまでもありませんが……それはさておき、今回の実験動画では図らずともSparkの標準カメラの性能の高さがよくわかる内容でした。
以下の、別のチャンネルでは「Sparkのみで撮影した空撮」をつなげて編集した動画が公開されており、これを見ると「4K画質にこだわらないなら、これで十分かも……」と思わされる仕上がりになっています。