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ドローンのFPV操縦はどのように覚えればいいのでしょうか?
「そもそもどのドローンを選べば良いのかわからない」「FPV操縦というよりドローン操縦がまだ初心者」「FPVレースもやってみたい」という方のために、FPVレースを目標としたドローン操縦の練習方法を紹介します。
もくじ
FPV操縦の練習に最適なドローン
まずはFPV操縦練習に最適なドローンを手に入れましょう。初心者にもおすすめの空撮用ドローンやレーシングドローンの人気機種を紹介します。
空撮用FPVドローン「Holy Stone HS160」
- 参考価格:7,920円
- 機体重量:83.5g
- Holy Stoneの空撮用ドローン
- Amazonレビュー星4.5の高評価
- Amazonドローンランキング1位を維持しているベストセラー商品
コンパクトに折りたたむことが可能で、バッグに入れてどこへでも持ち運べます。初めての起動から離陸・フライト・撮影・着陸まで、初心者でも簡単に操作できるワンキースタート機能。スマホの画面でリアルタイムFPV映像を見ながらジャイロも操縦できます。
レース用FPVドローン「Holy Stone HS230」
- 参考価格:13,820円
- 機体重量:117g
- Holy Stoneの本格レーシングドローン
- Amazonレビュー星4.3の高評価
液晶モニター付きのプロポなので、スマホを用意する必要がなくアプリの設定も要りません。スイッチを入れるだけでモニターがオンになり、すぐにFPV操縦を楽しめます。超軽量&ハイレスポンス設計で、コンパクトでありながら、時速40km/hのスピードが出ます。バッテリー2個付きで合計18分のロングフライトが可能。※5.8G無線免許申請する必要があります。
レース用FPVドローン「Hubsan H122D X4 STORM」
- 参考価格:17,900円
- 商品重量:116.5g
- Hubsanのレース入門用レーシングドローン
- Amazonレビュー星4.6の高評価セット
アドバンスバージョンのセット内容:ドローン本体+送信機+ディスプレイ+FPVゴーグル
ドローン初心者やFPV初心者におすすめのレース用ドローンセット。送信機やゴーグルにディスプレイを取り付ければFPV操縦が可能。このセットさえあればすぐにFPV操縦の練習が始められます。まずは目視での操縦に慣れてからFPV操縦にチャレンジしましょう。
ドローンの飛行モード
ドローンの制御方法であるAngle、ACRO、HORIZONモードの違いとは?FPV操縦の練習を始める前に知っておくべき3つの「飛行モード」について解説します。
Angleモード
Angle(アングル)モードはスティックを離すとジャイロによって機体が自動的に水平に戻り、その体勢を維持してくれるモード。自動で水平を保つ反面、機体の傾きに制限がかかるので風に流されると制御できないという問題もあります。ほとんどのトイドローンはAngleモードに設定されており、着陸も安定しているので初心者にはおすすめのモードです。ホバリングが容易なので空撮に向いているといえます。
HORIZONモード
HORIZON(ホライゾン)モードはAngleモードとACROモードの中間のモードです。Angleモードと同じようにレバーを離すとジャイロによって水平制御されますが、ACROモードと同じように機体の傾き制御は解除されます。高速飛行が可能で安定性がある、どちらかといえば空撮向きのモードです。
ACROモード
ACRO(アクロ)モードにはAngleモードとHORIZONモードのような水平制御機能はなく、機体の傾き制御の制限もありません。ドローンを傾けたり回転させたりできるので、名前の通りにアクロバティックな飛行が可能になります。自動制御がなくドローンの動きは全て操縦者次第となるので初心者は使わないことをおすすめします。フライトシミュレーターでの練習で経験を積んでからACROモードを使用しましょう。
FPVドローンの練習方法5選
FPV操縦によるドローンレースに出場できるようになるまでの練習方法を、5つのステップに分けて解説します。ドローン操縦の上達には反復練習が必須なので何度も練習しましょう。
ドローン操縦の初心者は小型のトイドローンから始めてみてください。トイドローンはおもちゃとして分類されますが、価格も安く初心者の練習機としては最適です。
また、プロポ(コントローラー)を見ずに操作することに慣れましょう。プロポばかり見ていると危険な上に、ドローンの位置を把握できなくなります。思い通りに飛行させるためにも、ドローンをしっかり目視してください。
目視で行う基本操作の練習方法
離陸・ホバリング・着陸:ドローンを目の高さまで上げ、しばらくホバリングをします。その後ゆっくりと着陸させましょう。目の高さでホバリングを行うことでズレがないか確認できます。まずは操縦者と機体が同じ方向を向く形(正面)で練習をしてから、操縦者と機体が向かい合わせになる形(対面)での練習をしましょう。正面と対面ではコントローラーのピッチ・ロール・ヨーの操作が逆になります。
前進・後退:ホバリングした状態からドローンを前後に動かします。正面と対面で安定した飛行ができるようになるまで練習しましょう。
右旋回・左旋回:これまで室内で練習していた場合はそろそろ屋外での練習を始めるタイミングです。右旋回からホバリング、左旋回からホバリングという流れで練習し、これを正面対面共に行います。
シミュレーターを活用したFPV操縦の練習方法
FPV操縦の練習に入る前にはシミュレーターを活用した練習を行いましょう。シミュレーションはパソコン上で行えます。準備するものはUSB接続ができるゲーム用コントローラーですが、ドローン用プロポと同様に、左右にジョイスティックがついているものを選んでください。
代表的なシミュレーターは「FPV Freerider」「Liftoff」です。機能が限定される無料版で練習してもいいですが、コントローラーの設定が細かく出来ないので慣れたら有料版で練習しましょう。「FPV Freerider」は有料版でも$4.99と手ごろな価格なので、コストをかけずに練習できます。
シミュレーターでは離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回に加え、「POI(ポイント オブ インタレスト)」という自動で定点を回転してくれる機能の練習や障害物をよける練習も行いましょう。
FPV操縦によるAngleモードの練習方法
屋外でAngleモードによる離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回・POI→障害物の練習を行います。
FPV操縦によるHORIZONモードの練習方法
屋外でHORIZONモードによる離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回・POI→障害物の練習を行います。
FPV操縦によるACROモードの練習方法
屋外でACROモードによる離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回・POI→障害物の練習を行います。上達したら高速ACROモードの操縦練習に入ります。90度高速ターン→180度高速ターン→高速スラローム→フリップ。以上の操作を何度も練習し、実際のレースで経験を積みましょう。
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