画像出典:WE MADE A PIZZA DELIVERY DRONE!、以下同じ
もくじ
リモコン操作でドローンから物件投下ができるFLiFLi『AirDrop』
FLiFLi(フライフライ)が販売する『AirDrop(エアドロップ)』は、Phantom 3/4シリーズから「遠隔操作による物件投下」を可能にするドローン用アクセサリです。
ちなみに、「物件投下」と書かれると何か難しいことのようにも思えますが、ドローン界隈では「機体から物を落す」ことを「物件投下」と言うだけなので何も複雑なことはなく、ただ「ドローンから何かを落す」というだけの意味です。
【注意と補足】
※ 日本国内でドローンから物件投下をする場合は、事前に国土交通省へ申請を行ない承認を受ける必要があります。
※ 本記事は「AirDrop 実験動画の紹介」であり、同製品の使用や購入を推奨するものではありません。
※ 米国でのドローン利用に際しては連邦航空局(FAA)のレギュレーションを参照してください。
ニューヨーク在住のユーチューバーであるケイシー・ナイスタットさんが、このFLiFLi『AirDrop』を使用して「ドローンでピザ配達(!?)」を行なう一部始終をVlog(ブログ/ブイログ)で紹介しています。また、この動画は公開から1日と経たずに50万回を超える視聴回数となっているので、その詳細をチェックしてみることにしましょう!
ユーチューバー、AirDropでピザ配達に挑む
チャンネル登録者数が1,000万人に迫る人気ユーチューバーであるケイシー・ナイスタットさん(左)は、本来はスタイリッシュな映像で知られるクリエイターですが、今回はワルノリ全開。南アフリカからニューヨークにつれてこられたばかりの相棒のダン・メイスさん(右)と一緒に「テック・レビュー・チューズディ」と称してドローンによる「ピザ配達」に挑戦します。
これがFLiFLi『AirDrop』の外箱。ナイスタットさんのスタジオには「動画で紹介してほしい!」という依頼と共に多数の試供品が送られてくるのですが、『AirDrop』もそのようなアイテムの中のひとつだったようです。
近所のピザ屋さんで「投下用物件」をゲット。ちなみに、これぜんぶで8ドル(約880)だそうです。
ピザを購入し終えたナイスタットさん。タランティーノの映画にでも出てきそうな、怪しい雰囲気全開です。
購入直後に、実験に使用する予定のピザを食べてしまうメイスさん。彼は、2018年4月に新たに始まった新シーズンからのレギュラーであり、動画の敏腕エディターでもある男ですが、最近は寝ているシーンと食べているシーンが多いユルめキャラが定着しつつあります。
ドローン用物件投下アクセサリ『AirDrop』開封の儀
こちらはPhantom 4 シリーズ用のマウント。これをドローンに取り付け、さらにそこにモーターや電池を備えた『AirDrop』の本体を取り付ける仕組みです。
『AirDrop』の本体はこんな感じ。ナイスタットさんが指さしているピン部分が開閉することで、ここに引っ掛けておいた物が落せます。
説明書は英語、日本語、韓国語で書かれています。ただし、ちょっと日本語はこなれていない感じですね。
『AirDrop』一式をドローンに取り付けた様子は以下の通り。
ドローンでピザ投下……じゃなくて配達!
というわけで、さっそく近所の公園へ実験に向かいます。ちなみに、ナイスタットさんが乗っているのは、Boosted Boards(ブーステッドボード)という電動ロングボードです。
ピザとドローンと『AirDrop』の準備はOK。
ピザをクリップに挟み……
クリップに結んだヒモを『AirDrop』に引っ掛けます。なお、ナイスタットさんが左手に持っているのが『AirDrop』のリモコンで、メーカー公称のデータによれば3280フィート(約1km)までの距離で通信が可能とのこと。
「ピザ〜クリップ〜ヒモ〜AirDrop〜ドローン」という構成で「ピザ配達」をします。
ピザを吊り下げた様子をドローンから見るとこうなります。
無事にメイスさんの頭上まで届けられたピザ。
遠隔操作でピザを投下しますが……
実験の結末は、ぜひ、以下の動画本編でご覧ください。
WE MADE A PIZZA DELIVERY DRONE!
FLiFLi AirDrop製品ページ
FLiFLi AirDrop_Drop Equipment for DJI Phantom
編集後記
製品そのものも、動画も、けっこうツッコミどころが多いのですが、『AirDrop』は「おふざけ」以外の用途にも使える製品ではあるはずなので「海外にはこんな製品もあるのだなぁ」という参考になれば幸いです。なお『AirDrop』はユーチューバー的にネタにしやすいのか、ナイスタットさんの他にもたくさんのクリエイターが紹介動画を公開しているので、そちらも併せてご覧いだければ、製品の雰囲気がよりよくわかるはずです。