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【ドローンパイロット監修】FISS(飛行情報共有機能)とは?登録方法や使い方を分かりやすく解説!

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ドローンを飛ばそうと思うとDIPS、DRS、FISSとさまざまなオンライン申請システムがありどれが何に使うのかよく分からないと思うドローン初心者の方は非常に多いのが現状です。そもそもFISSって何のためにあるの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、FISS(飛行情報共有機能)とはどういうシステムなのか、実際どう使えばいいのかを現役ドローンパイロットの私が解説します!

 

 

 

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FISS(飛行情報共有機能)とは何か?

FISSはドローンを始めとする無人航空機を飛行させる際に、他の無人航空機操縦者とのトラブルを回避したり、飛行機のような有人航空機が接近した場合に回避行動ができるようにしたりするために導入された、航空機・無人航空機の飛行日時や飛行場所などの飛行情報を共有することで安全確保をより確実にするシステムです。

FISSで出来ること

本機能は、無人航空機を飛行させる際の航空機や他の無人航空機との衝突回避を目的とし、事前に他の無人航空機の飛行計画を確認するとともに自らの飛行計画を登録し共有を図ります。

また、他の飛行計画と近接・重複する場合は飛行計画の調整先を表示します。

加えて、無人航空機の飛行中に航空機の接近を検知した場合に、画面上で航空機の位置情報等を表示し、注意喚起を行います。

飛行許可申請は、無人機運航者が、航空法に基づく無人航空機の飛行に関する許可・承認申請や各種報告等を行うシステムであり、飛行情報共有は無人機運航者は自らの飛行計画を登録、有人機運航者は頻繁に離発着する場所等、地方公共団体は独自に定める法令に基づく飛行禁止エリア等を登録し、相互間で共有するシステムです。

FISSで行う「飛行計画の通報義務」とは

航空法の第132条の88第1項・第3項では原則として「無人航空機を飛行させる者は、特定飛行を行う場合には、あらかじめ、当該特定飛行の日時その他国土交通省令で定める事項を記載した飛行計画を国土交通大臣に通報しなければならない。」と定められています。

特定飛行にはDID地区上空・150m以上高度の空域・空港周辺空域・緊急用務空域での飛行、夜間飛行、目視外飛行、30m未満の飛行、催し場所上空での飛行、危険物輸送、物件投下が含まれるため、ドローンを飛ばす多くの方が飛行計画を通報(登録)をしなければいけません。

飛行計画を登録せずにドローンを飛ばした場合、令和3年度の改正航空法第百五十七条の十第一項項十号で30万以下の罰則が科されると明記されています。

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FISSを使用した飛行計画の登録方法と使い方

では実際にFISSでどうやって飛行計画を登録すればいいのかお伝えします。FISSで飛行計画を登録するためには、アカウントを作成してDIPSで機体情報を連携しなければいけません。

FISSのアカウント作成はドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)のページから行うことができ、メールアドレスを利用してアカウントを作成する方法とDIPS(ドローン情報基盤システム)のアカウントでログインする方法の2つがあります。

どちらが良い悪いというのはありませんが、FISSで飛行計画を登録する際1つのアカウントで同じ時間帯に複数の飛行計画を登録することはできません。そのため、社内で同じタイミングで飛行を行う可能性があるという場合は、アカウントを分けて飛行計画を作成する必要があります。

まずは、FISSのアカウント作成方法を「メールアドレス作成」「DIPS連携」それぞれに分けてご紹介します。

FISSのアカウント作成方法①メールアドレス編

メールアドレスでアカウントを作成するには、ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)のTOPページ中心左側の「初めての方は…」と説明のある欄の「開設」ボタンを選択してアカウントを作成します。

メールアドレスとパスワードを入力するだけですが、パスワードを入力する際は「小文字の英字」「大文字の英字」「数字」「@や$などの記号」の全てを含んだものを入力しなければ登録出来ないため注意してください。

「登録」ボタンを選択すると指定したメールアドレス宛に「ドローン情報基盤システム(飛行情報共有)仮登録通知」というタイトルのメールが届きます。

届いたメールを開いて「メールアドレスの確認」と記載されたリンクをクリックすれば、メールアドレスでのFISSアカウント作成は完了です。

FISSのアカウント作成方法②DIPSログイン編

DIPS連携でアカウントを作成するには、ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)のTOPページ中央にある「こちらからログインしてください」と説明のある欄の「ログイン」ボタンを選択します。

ログイン画面に移動したら右側にある「飛行許可申請(DIPS)でのログインはこちら」と書かれたグレーの四角をクリックしてください。

「情報連携確認」というページに移動したら、DIPS(飛行許可申請)ログインに使用する数字のみのIDとパスワードを入力して「同意して連携」をクリックします。

FISSの基本的な使い方

メールアドレスでのアカウント作成またはDIPS連携でログインが出来たら、画像のような画面に切り替わります。基本的に使用するのは「飛行計画登録」のみと考えて問題ありません。

メールアドレスでアカウントを作成した場合は機体情報やユーザー情報が登録されていないため、ページの中心真ん中「機体連携」右側「ユーザ情報」の各ページからDIPSでの連携を行い、機体情報とユーザー情報を反映させましょう。

FISSの「飛行計画登録」ページは読み込み速度が遅く、最初は画面のような白い画像が表示されますがこれはバグなどではありません。読み込まれるまで少し待ちます。

ページが読み込まれたら画像のような画面に切り替わります。紙飛行機のようなマークがついている場所は他のドローン操縦者が既に飛行計画を登録してある場所です。

マークをクリックすると登録されている飛行計画を実施する日時、飛行させるドローンのメーカー、機種、操縦者のメールアドレスが表示されます。

もし自分が飛行させたい日時・場所で既に飛行計画が登録されていた場合、既に登録されている飛行計画の時間帯とずらして飛行するか、表示されるメールアドレス宛にメールして調整可能かを問い合わせましょう。

飛行計画の登録方法

飛行計画を登録するには、左側「飛行計画情報」の右にある大きな「+」ボタンをクリックしてください。

飛行計画では「飛行高度」「飛行予定日」「飛行開始時間」「全体的な飛行時間」「飛行させるドローン」「飛行エリア」の6項目を登録できます。飛行高度や全体的な飛行時間は最大でどのくらいになりそうかを目安に設定しておくのがおすすめです。

地図上では場所に応じて赤・ピンク・緑に塗り分けられており、赤色は「小型無人機等飛行禁止法」でドローンの飛行が規制されているエリア、ピンク色は人口集中地区(DID)、緑色は空港等周辺の空域に分類されています。

ただし、FISSのページは非常に読み込みが遅いため色分けされている各エリアの色が表示されるまでに時間がかかります。飛行計画登録自体は飛行直前に実施しても問題ありませんが、あまり直前にやると読み込みに時間がかかってしまい登録に要する時間で慌ただしくなってしまうため、飛行計画の登録はなるべく急いでいないタイミングで事前に行っておきましょう。

デフォルトでは1つ前の画面で閲覧していた場所の近くに画像のような白丸を中心に置いた円が配置されており、飛行エリアは半径指定円、飛行経路、フリーハンドの3つで入力可能です。

飛行計画を登録する際は、黒枠で囲ってある地図右上の3項目から実際に行う飛行に応じて飛行エリアの指定方法を選択してください。

円で飛行エリアを指定する場合は白丸をドラッグしておおよそのエリアを設定します。

もし白丸を中心にした円が見つからない場合はマウスのホイールで地図を縮小し、白丸が見つかったらドラッグして飛行予定場所まで移動させてください。

円の半径を調整したい場合は、黒枠で囲まれている黒枠のスライダーをドラッグして半径を指定したい数値に調整します。

飛行経路で飛行エリアを指定したい場合は、地図右上の3項目真ん中にあるマークをクリックしてから地図上でドローンを飛行させる場所を飛行する順番にクリックしてください。

飛行経路をクリック完了したら最後の点と同じ場所でもう一度クリックすると、飛行経路による飛行エリア指定ができます。円で飛行エリアを指定するのと同様に、飛行経路の半径も左下のスライダーで調整可能です。

フリーハンドで飛行エリアを指定する場合は地図右上の3項目にある一番下のマークを選択し、飛行を予定しているエリアをクリックします。任意の飛行エリアをクリックで指定完了したら、飛行経路での指定と同様に最後の点でもう一度クリックしてエリア指定を完了します。

飛行エリアの指定が完了したら、右側のメニューから「飛行時に想定される最大飛行高度」と「飛行予定日」「飛行開始時刻」「予定している全体的な飛行時間」「飛行させる機体」を設定します。

もしこのときに機体を選択できない場合は機体情報の連携が上手くいっていない可能性が高いため、ホーム画面から機体情報を確認してみてください。

右側のメニューを下にスクロールして「ルール」欄のはい・いいえを選択してください。表示される質問は指定した飛行エリアによって異なり、航空法や小型無人機等飛行禁止法に抵触していないかを確認できます。

回答が終わったら「ルール」の下に水色で表示されている「飛行状況へ」を選択してください。

「飛行状況へ」を選択すると、はい・いいえの回答に基づいて違反している可能性がある該当ルールと問題無く遵守できているルールを確認できます。違反している可能性のあるルールに関しては問題ないか、きちんとチェックしておきましょう。

問題が無ければ「飛行計画登録」を選択肢、「成功」というポップアップが表示されたら飛行計画の登録が完了です。

自分が登録した飛行計画は「飛行計画登録」の初期画面左側メニューの「飛行計画情報」から閲覧できます。

過去に登録した飛行計画をコピーしたい場合や登録した飛行計画を削除したい際には右端に表示される三点リーダーを選択し、コピーまたはキャンセルを選択してください。

FISSでのメール通知について

登録した飛行計画の飛行日時・飛行場所において飛行機などの有人航空機が接近している場合は「【国土交通省航空局】飛行情報共有システム有人航空機接近注意喚起通知」というタイトルの注意喚起メールが届きます。

周囲や遠方に航空機が確認できるかチェックし、万が一を想定して飛行高度を下げるなど、安全のための回避行動を行っておきましょう。

編集後記

そもそもFISSとは何だろうというところから、実際に飛行計画を登録するために何をしたらよいのかまでお伝えしました。

航空機・無人航空機の操縦士がお互いに飛行情報を把握できる非常に合理的なシステムです。2022年12月には航空法改正に伴い、飛行計画を登録する義務が更に厳重化されます。

まだFISSを使ったことが無いという方は、今後の規制強化についていけるよう、ドローンを飛ばす時はきちんと毎回FISSで飛行計画を登録しましょう。

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2022.08.14