©︎ AUTOBACS SEVEN CO.,LTD.
2022年12月はワールドカップでサッカーが盛り上がった年でしたが、実はドローン業界にもサッカーがあると知っていますか?マイクロドローンを上手く操縦して順位を競うドローンレースの他に、ドローンを使用する競技として「ドローンサッカー」があるんです。
この記事では、ドローンサッカーがどういう競技なのかを解説します!
現役ドローンパイロット&ライターとして活動中 / Mini2・Phantom4 Pro+ V.2.0の2台を所有 / DJI CAMP スペシャリスト・ドローン検定3級・UAS Level2取得済 / 執筆のご相談はこちらから
<おすすめ記事>
・Skydioとは?橋梁点検や警備などで活躍する米国製ドローンの魅力を解説します!
・【ドローンパイロット監修】ドローンのリモートIDとは?おすすめ商品もご紹介!
・2022年最新!ドローンに関する航空法改正の概要や変更点を解説【前編】
・2022年最新!ドローン航空法改正を解説【後編】【操縦ライセンス】
・ドローンの機体登録制度が2022年6月から義務化!徹底解説します【事前受付開始中】
・国産ドローン「SOTEN(蒼天)」とは?注目されている理由や魅力を解説します!
ドローンサッカーとは?
ドローンサッカーは2016年に韓国で考案された競技であり、サッカー、ドローンレース、eスポーツ、格闘技の全ての要素を取り入れた新世代のエンターテイメント性が強いスポーツ競技です。
ドローンサッカーは年齢を問わず子どもから高齢者まで性別を問わずに楽しめるバリアフリーなスポーツであり、発祥地である韓国では競技人口が4000人以上となっている話題沸騰中のスポーツでもあります。
ただバリアフリーなスポーツであるだけではなく、ドローンサッカーのための操縦練習をこなすにつれて、一般的なドローンの操縦技術を向上させながら地域のコミュニティや企業・学生のサークル活動、部活動としてのコミュニケーションツールとしても活用できるのがドローンサッカーの魅力です。
日本国内でも年々競技人口は増えており、現在では「日本ドローンサッカー連盟」という団体が率先してドローンサッカーの国内普及に勤しんでいます。
2025年にはワールドカップの開催を目標としており、今後も普及速度や活躍頻度から目が離せない、ドローンに馴染みある方にも要チェックしていただきたいスポーツの1つです!
スポーツ中継でもドローンが活用
ドローンサッカーのルールは意外とシンプルで簡単です。ドローンサッカーは1チーム5名のメンバーで構成され、試合では2チームが戦い、幅7m×奥行16m×高さ5m のフィールド内で相手側のゴールにボール型ドローンを多くくぐらせた方が勝利します。
ゴールできる機体は「ストライカー」と呼ばれ、相手ゴールを攻めて上手く操縦しながら円形ゴールをくぐり抜けるのが役目です。
もちろんサッカーのようにキーパーや妨害をするポジションもあり、その役目はストライカー以外の4機が「フィールドプレイヤー」として担当します。試合時間は3分1セットの合計3セットで実施され、各セットの間にはバッテリー交換やボール型ドローンのメンテナンスを行うために5分のインターバルが設けられており、ゲーム全体では30分程です。
1セットの獲得ポイント数が多いチームがそのセットを獲得し、両チーム共に同ポイントもしくは無得点の場合は引き分けとなります。最終的に3セットの間で多くセットを持ったチームが勝者となり、勝敗が決定します。
ドローンサッカーって実際どんな感じなの?
ドローンサッカーがどんな競技なのかは分かっても、実際にどんな感じで試合が進んでるのかピンと来ないですよね。以下の動画は、2021年に実際に開催されたドローンサッカーチャンピオンシップの【オートバックスセブン大分】と【ドローンムーブ天草A】の決勝戦です。
フィールドは幅7m×奥行16m×高さ5mの広さだとお伝えしましたが、こうして動画を見てみると思っていたよりも狭いんだなと感じる方も多いのではないでしょうか。ドローンサッカーは最初全機が着陸してるところから始まり、審判の合図に従って即座に上昇します。各チームごとのストライカー役がゴールを狙うものの、フィールドプレイヤーを担当する機体がボール型ドローンごと相手側ストライカーにぶつかり、ゴールを阻止しているのが分かります。
なかなかゴールが決まらずもどかしい接戦を繰り広げるも、途中からは【オートバックスセブン大分】が押してきており、最終的には3点差というギリギリの接戦で【オートバックスセブン大分】が勝利を収めました。
ドローンサッカーの機体は「オートバックスセブン」での購入一択!

出典:https://shop.autobacs.com/ja/Shop/
ドローンサッカーの機体や備品は中国通販サイトやAmazonでも販売していますが、日本ドローンサッカー連盟が主催する大会に参加する場合に使用するボール型ドローンは「オートバックスセブン」が販売する公式機体でなければいけません。
また、規定として「丸い外骨格で覆う形状で直径40㎝±2㎝」「装備重量1㎏以下(選手仕訳などの表示分除外)」「外骨格の解放面の単一面積が150㎠以下」「所属チームと相手チームのボール型ドローンは確実に区別できなければならない」などの要件も存在するため、どの機体が要件を満たしているか分からないという方はオートバックスセブンの通販サイトから購入するのが確実です。
現在オートバックスセブンの通販サイトでは本体+コントローラーのセットが23,980円で販売されているため、結局要件を満たしておらず買い換えるリスクを避けたい方はこちらで購入しましょう。
編集後記
意外と知らない方が多いドローンサッカーについて解説しました!ドローンサッカーは老若男女を問わずに始められる、さまざまな要素でバリアフリーな新感覚スポーツです。ドローンレースには興味があるけれども難しそうだなと思う方も、ドローンサッカーであれば楽しみながら競技を満喫できるのではないでしょうか。
ぜひ一度ドローンサッカーを体験してみてください。