ドローンがサンタさん?!小学校でドローンを使用したプレゼント交換を実施

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12月16日、愛知県にある豊川市一宮南部小学校と新城市庭野小学校がドローンを使用してクリスマスプレゼントを届ける実証実験を行いました。それぞれの市内で製造されているお菓子や文房具、市のマスコットキャラクターのぬいぐるみなどを詰めた袋をドローンで運び、それぞれの小学校の校庭に届けました。

プレゼントを運ぶスカイサンタクロース

今回の実証実験は『スカイサンタクロース』と名付けられ、よりドローンを身近に感じてもらおうという取り組みの一つとして実施されました。この取り組みは、両市とドローンの安全飛行に向けた管制システムなどを開発する東京の会社「トラジェクトリー」が行なったもの。川沿いに位置する、安全にドローンを飛ばす条件が揃った二校が選ばれました。

近くを流れる豊川の河川敷からドローンが空に飛び立ち、自動飛行で直線距離を400メートルほどを飛び、プレゼントを運びました。児童たちは空を飛んでプレゼントを運ぶドローンを見ながら「来た来た!」と歓声を上げ、ドローンが無事に着陸すると拍手をしながら迎えました。

プレゼントの中には児童たちが互いの小学校に向けてメッセージを書いたクリスマスカードや、授業で考えた「夢のドローン」を描いたカードも。まさにドローンがサンタクロースのように、空を飛んでクリスマスプレゼントを運んでくるというユニークな実証実験は、成功に終わりました。

産業だけでなく市民生活でも活躍するドローン

今回の実証実験は物流を目的としたものでしたが、プレゼント交換などを通じ、近い未来にもドローンが市民生活に当たり前に役立つものになることを子供達に知ってもらうきっかけになれば、という想いも込められています。

現在、ドローンは産業での利活用がメインです。しかし、2030年には私たちの生活に、よりドローンが密に関わるのではという見解も。ドローンはこの3年間で実証実験が急速に進み、安全管理システムや、制度設計なども目処が立ってきています。

ドローン機体情報、登録義務に。対象は200グラム以上。

今年の6月から、楽天と西友が注文を受けた商品をドローンで離島などに配送するサービスの実証実験を始めるなど、交通インフラが脆弱な離島や山間部ではすでにドローンによる宅配が取り入れられています。今後このような動きはさらに広がるとされており、ドローンを宅配ツールとして導入することで、大幅な配達時間の短縮や人件費の削減に繋がるとされています。

ドローンが私たちの生活を変える

インフラ点検や農業などの活躍で目覚ましいドローンですが、ドローンによる宅配が当たり前になれば、小規模かつ短距離の迅速な輸送手段として活躍します。ドローンは離島や山間部に住む人たちへの生活必需品の配達や、救援物資の配達などに適しています。

また、災害時の迅速な被害状況の調査にもドローンは活躍。国土交通省は既に状況調査にドローンを利用しており、ヘリコプターなどの有人航空機よりも安価で軽量、小型なうえに操作も容易であることから様々な調査に活用されています。今年の秋頃に日本に甚大な被害をもたらした台風19号の調査にもドローンが活躍しました。

また、ドローンはスポーツの現場でも活躍しています。サッカーやラグビー、ラクロスなどの練習では、櫓を立てて上から定点カメラで撮影するというのが常でした。ドローンであれば低コストで空からの図を簡単に撮影することが可能。角度も自由に変えられるため、定点カメラでは撮影が難しい箇所からも撮影をすることができ、改善点が非常に見つけやすいという利点があります。

このように、ドローンは私たちの生活をより豊かにしてくれる可能性を秘めています。今回の実証実験で運ばれたクリスマスプレゼントのように、誰もがドローンでプレゼントを受け取る未来も、近いかもしれません。

編集後記

今回のニュースのように、ドローンの実証実験は急速に進んでいます。toCに向けた実装のための制度設計も国をあげて進んでおり、少子高齢化などで人手がどんどん足りなくなると言われている日本ではドローンの活躍が非常に期待されています。今後、ドローンが私たちの生活をよりいっそう豊かにしてくれる日がきっと訪れるでしょう。




2019.12.19