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豪華!世界のドローンレースTOP5と国内ドローンレース

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World Drone Prix

動画:World Drone Prix 2016 Dubai – Final Race

優勝賞金約2800万円、賞金総額1億円超

2016年3月にドバイで行われた賞金総額1億円超のドローンレース「World Drone Prix」。この世界最大のドローンレースでは、わずか15歳の少年ルーク・バニスターが優勝し約2800万円の賞金を手にしました。少年のルークという名前になぞらえて、レースの様子が「まるでスターウォーズのようだった」と表現され大きな話題になりました。動画はファイナルレースのFPV空撮映像と第三者目線映像のミックスです。

FAI World Drone Racing Championships

動画:FAI World Drone Racing Championships 2018: Final Races!

2018年第1回大会(深圳):優勝賞金約260万円、賞金総額約3000万円

「FAI World Drone Racing Championships(FAIワールド・ドローン・レーシング・チャンピオンシップス:FAIドローンレース世界大会)」はFAIによる公式世界選手権。FAIはスイスに本部を置く国際航空連盟の略称で、スカイスポーツの国際大会を統括する組織です。

FAI公認のワールドカップは2016年に9大会、2017年に16大会、2018年には25大会も行われています。2018年に深圳(シンセン)で行われた「1st FAI World DroneRacing Championships(第1回FAIドローンレース世界大会)」には日本チームも初エントリー。総勢127名の出場者たちが競い合いました。動画は最終レースのFPV空撮映像と第三者目線映像のミックスです。

2020年には「FAIドローンレース世界大会」が日本で開催される可能性があります。これからドローンを始めようとしている方も、今から始めれば間に合うかもしれませんね!

ドローンレースの世界大会、2020年日本開催をA.L.I.などが目指す

Drone Champions League

動画:DAY 2 | DRONE GRAND PRIX LAAX #DCL19

Drone Champions League(DCL:ドローン・チャンピオンズ・リーグ)はヨーロッパ最高峰のドローンリーグ。2016年のオーストラリア大会を皮切りに、2017年より世界転戦リーグを展開し、これまで世界5か国で大会を開催しています。DCLは世界76か国で放送されており、日本でも2017年.2018年に SPORTSにて放送されました。DCLの視聴者は世界で累計1億人以上であり、最も認知度の高い世界ドローンリーグです。

DCLには日本初のプロフェッショナルドローンレースチーム「RAIDEN RACING(ライデンレーシング:以下RAIDEN」も参戦。2018年にスペインマドリードで行われた第4戦「Drone Prix Madrid」では見事第3位に入賞しています。動画は2019年3月にスイスのスキーリゾートLAAXで行われたDCLのライブ中継。DAY1とDAY2のうちのDAY2です。

X-FLY

動画:X-FLYプロフェッショナルドローンレースリーグPV

「X-FLY」は2017年に中国上海で立ち上げられたドローンレースプロジェクトです。この年に国際大会を開催した後、2018年3月にはプロフェッショナルドローンレースリーグ計画を発表しました。中国の主要な場所で年5回のX-FLY大会を開催し、獲得したチームポイントによりシーズン王者が決められます。動画は「X-FLYプロフェッショナルドローンレースリーグ」のPVです。

DroneGP

動画:Drone GP 2018 Shanghai, Racing highlight!

2018年開催された各大会の優勝賞金:約34万円

「DroneGP(DGP)」は2018年に中国で立ち上げられたプロフェッショナルドローンレースリーグ。X-FLYと同じ中国のプロリーグです。同3月18日には上海において第1戦目となるプレレースを開催しました。DGPは中国国内で年に6大会の転戦リーグを展開する予定です。大会ごとに出場した全選手に賞金が分配され、優勝選手には約34万円が支払われます。

DGPへ参加できるのは実績のあるドローンレーサー12名のみ。レースに使用するドローンはDGPが準備したものに限られており、参加選手は現地でそれを受け取ることになります。動画は2018年に上海で行われたDGP第1回大会のハイライトです。

日本のドローンレース

冒頭ではドバイで開催されたワールドドローンプリの高額な賞金総額を紹介しました。このほか、スイスに本部があるFAI公式ドローンレース、ヨーロッパ最高峰のDCLドローンリーグ、中国のX-FLYドローンリーグとDGPプロドローンリーグを紹介しました。

海外ではこのような世界大会が行われていますが、日本国内ではどのようなドローンレースが行われているのでしょうか。

【ドローンレース入門】国内主要3団体のルールと参加方法まとめ!

JDRAのドローンレース

動画:[JDRA Official Short Movie] Japan Drone Championship in Huis Ten Bosch

JDRA(一般社団法人日本ドローンレース協会)は日本各地でさまざまなドローンレースを開催しています。動画は2017年2月に長崎ハウステンボスで行われたJapan Drone Championshipsの様子です。JDRAの活動の一例としては動画でも紹介した「Japan Drone Championships(全国ドローンレース選手権)」や、マイクロドローンレース「JDRA TINY WHOOP Japan Cup(タイニーウープ日本杯)」、ミッションコンプリート型のドローンレース「NINJA DRONE 忍」などがあります。

注目したいのは「TINY WHOOP Japan Cup」。TINY WHOOP(タイニーウープ)は手のひらに乗るような超小型のドローンで、元々はおもちゃのドローン(トイドローン)にマイクロFPVカメラを付けたのが始まりです。TINY WHOOPの登場によりマイクロドローンが一気に注目され、国内外でマイクロドローンのみのレースが開催されるようになりました。

TINY WHOOPレーシングチームWTW代表の白石麻衣(しろまい)さんの記事はこちら

JDAのドローンレース

動画:JDA猪苗代本戦

JDA(日本ドローン協会)は2018年にIDRA(国際ドローンレース協会)公認の世界大会「JDA&IDRA World Drone Race 2018」を行いました。このレースでは規制の問題もあり出場レーサーは日本人のみ。ですが公式の国際大会ということもあり、レース結果はIDRAのHPにしっかりと反映されました。動画は出場者撮影によるJDA猪苗代本戦の様子です。

JDLのドローンレース

JDL 2019 Round2 Course Flight

JDL(Japan Drone League:一般社団法人ジャパンドローンリーグ)は2016年に設立したドローン関連イベントを主催運営する法人です。2018年シーズンはトータルで6ラウンド開催の予定でしたが、5ラウンド目が中止になり、トータル5ラウンドの開催となりました。この時の優勝賞金は100万円。動画は2019年2ラウンド目のデモフライトの様子です。

JDLは2019年シーズンのスケジュールも発表しています。会場が未定の部分もあるので、詳細は以下のリンクより確認してください。

Japan Drone League2019スケジュール

Drone Impact Challengeのドローンレース

Drone Impact Challenge 2017 YOKOHAMA final

「Drone Impact Challenge」は2015年に発足したDrone Impact Challenge実行委員会によるドローンレース。横浜の赤レンガ倉庫において2017年シーズン第2回戦が行われました。参加費は1名につき4,000円で、TINYクラス(FPV部門)、マスタークラス(FPV部門)、レギュラークラス(目視部門)の3種目。多くの有名企業がスポンサーとして名を連ねました。

 

初心者におすすめレース用ドローン

今回の記事を読んでドローンレースを始めたい!とお考えの方にオススメのドローンをご紹介します。本格的なレースに出場するには自分で機体を組み立てたりアマチュア無線4級の資格取得が必要出会ったりと、ステップを踏む必要があります。

本格的なドローンレース入門記事はこちら

これからレースを始めたいとお考えの方にオススメする、資格が無くても操縦でき、なおかつ本格的なレースの練習になる機体をご紹介します。全て安価なモノですので初めてのドローンレース入門機をお探しの方は要チェックです!

【FPVレース体験】Parrot MAMBO

  • 商品名 :Mambo
  • 発売元 :Parrot
  • 公称重量:約63グラム(本体のみ)
  • 参考価格:14,457円(税込)

 

ドローンメーカーの老舗Parrot社のトイドローン。超音波センサーで高度を維持しながら、カメラで位置コントロールができるので安定した飛行ができるのが魅力。初めてドローンを触る方でも、すぐに落ち着いた飛行が可能です。アームやカメラの付属アクセサリを追加購入するとFPV操縦が体験できたり、アームで物を掴んで持ち運部ことができるので、ドローンレース や産業用ドローン操縦も疑似体験ができます。

子供でも大人でも初心者でも楽しめる機体なので、家族でドローン操縦を楽しめます。

【初めての練習機に】ハイテック エックスケー X100 RTFキット

  • 商品名 :ハイテック エックスケー X100 RTFキット
  • 発売元 :ハイテック マルチプレックス ジャパン
  • 公称重量:約37グラム
  • 参考価格:9,677円(税込)

 

とても機敏に動く幅140mm、重量37グラムのコンパクトドローン。体育館などの広い環境ならレースドローンのように機敏に動きます。また、レーサーや上級者にお馴染みのフタバのプロポの互換性があったり、ジャイロセンサーを切ることができたりと、上達の具合によって難易度を上げられるのもおすすめのポイントです。なお、通常のフライトでは6軸ジャイロセンサーをオンにして安定した飛行を楽しむこともできます。

 

【中級者向け】DBPOWER MJX BUGS3

  • 商品名 :MJX Bugs3
  • 発売元 :DBPOWER
  • 公称重量:約480グラム(航空法の対象内なので注意)
  • 参考価格:13,900円(税込)

 

200g以上の機体ですので操縦の際には航空法の注意が必要です。普通のトイドローンより本格的な機体にチャレンジしたい方向けです。安価にも関わらず、空撮やドローンレースもできるハイスペックな機体です。最高時速は80km。この値段でこの速さを出す機体はとても珍しいです。完成品のまま販売しているので、組み立てる必要が無く、購入後すぐに本格的なレース体験ができます。

 

編集後記

近年、盛り上がりを見せるドローンレース。世界的にも日本国内でもその注目度は高まるばかりで。映像からドローンレースで体験できる臨場感ある感覚を疑似体験していただけたでしょうか?最近の地ドローンは安価な値段でも十分にレースを体験できたり、本格的な機体を買う前の練習機になるものが多く発売されています。日本でも多くのレース が開催されており、高額な賞金が用意されているものも。圧倒的な爽快感と臨場感を味わえるドローンレース、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?




2019.05.27