ドローン空撮を楽しもう!自粛明けに空撮したい”日本の灯台”5選

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新型コロナウィルスで空撮に行きたくても行けないでウズウズしているドローンパイロットの皆さんに、今回は『自粛明けに空撮したい日本の灯台5選』をお送りしたいと思います。

ところで、日本にはいったいどのくらいの数の灯台があるのでしょう。早速主幹である海上保安庁のサイトで調べてみましょう。いわゆる「灯台」と呼ばれるものは、平成31年4月1日時点で、3,151基あります。

(海上保安庁HP: https://www.kaiho.mlit.go.jp/soshiki/koutsuu/toudai/shurui.html)

これだけの基数がありますと、これと絞ることはなかなか難しいのですが、今回は次の5つの灯台をご紹介します。

1.犬吠埼灯台[千葉県銚子市]

2.佐田岬灯台[愛媛県西宇和郡伊方町]

3.都井岬灯台[宮崎県串間市]

4.薩摩長崎鼻灯台[鹿児島県指宿市]

5.佐多岬灯台[鹿児島県南大隅町]

1.犬吠埼灯台[千葉県銚子市]

日本の灯台50選にも選定された犬吠埼灯台は、千葉県銚子市の犬吠埼にあります。ここは、本州最東端の灯台になります。

最東端にありますので、本州で一番早く日の出を見ることができるロケーションです。

日の出前にスタンバイし、日の出と共に灯台を撮影する。行く前から想像できるその構図は、灯台と日の出の最もベーシックで美しい組み合わせです。

また、太陽を背にすれば、光を浴びた白い灯台。さらには崖下からせり上がって灯台全体を映し出す構図。崖下にはジオグラフィを彷彿させる岩とぶつかる波の荒々しさ。

関東にありながら、海と灯台の持つ絶景を様々な角度から撮影できる魅力を持った灯台。犬吠埼灯台の魅力は、そのようなところにあるのだと思います。

灯台の高さは約30m。海水面からは約50mです。崖下から離陸しても、十分に高度を取って灯台を撮影することができます。

離陸場所は、灯台の北西に崖下に降りる階段がありますが、それを降りた先の海岸手前あたりが安全に離着陸できるポイントです。

「のぼれる灯台」として観光地にもなっている場所ですので、日の出前から観光客が訪れることも珍しくありません。また、カメラマンの方も多く訪れ、灯台と日の出の撮影を楽しんでいます。観光客やカメラマンの頭上に機体が行かないように注意してください。

なお、灯台北西の君ケ浜方面の特に、君ケ浜しおさい公園は、ドローンによる空撮について規制(具体的には海洋性植物についての撮影の規制)がありますので注意してください。

また、灯台西側は、ホテル等の宿泊施設があり、露天風呂もありますので、こちらのほうも注意をお願いします。

2.佐田岬灯台[愛媛県西宇和郡伊方町]

佐田岬灯台は、四国最西端の灯台で、愛媛県西宇和郡伊方町の佐田岬半島の先端にあります。佐田岬自体が東西に長い岬でその長さは40km。岬の突端にある灯台からは、西の海の向こうに九州の地を望むことができます。

細長い半島のため、灯台を中心にして海の方向へ引いていくと、半島を広く画角に入れることができます。

また夕方には、日が沈むと、橙色と桃色と濃紺が溶け合うマジックアワーを見ることができ、非常に幻想的で美しい色合いの自然を楽しむことができます。

灯台の高さは18m、海面からは約50mです。

灯台の真下に行くには、最も近い駐車場である、佐田岬灯台駐車場から約1kmの遊歩道を歩いていくことになります。荷物を限定して持っていくことになりますので、バッテリー、NDフィルター、プロペラガード、SDカードなど、忘れやすい各備品について持ち物チェックをしてから灯台に向かいましょう。また、日の入りまで空撮すると、真っ暗な遊歩道を歩いて帰ってくることになりますので、懐中電灯やヘッドライトなどの装備も忘れずに。

駐車場からの距離が約1kmですので、駐車場からの離陸も可能は可能です。観光客に注意して、安全な場所で離着陸をお願いします。

また、この佐田岬灯台駐車場まで行く道も、非常に細い山道のような道ですので、運転にも十分に注意してください。

3.都井岬灯台[宮崎県串間市]

都井岬灯台は、野生馬(御崎馬)の群生地として知られている都井岬の突端にあります。日本の灯台50選にも選定されています。

駐車場から見て灯台は東側になります。日の出を撮影する場合、灯台が非常に良いシルエットとして映ります。この一瞬のシーンを撮影するのも良いでしょう。また、朝日を浴びた白い灯台が、周囲の暗さに生えて浮き上がって見える様も趣があります。

灯台の高さは15m。海上面からは256mありますので、灯台を回り込んで奥の海上には飛行させることはできません。手前の稜線に沿って撮影をします。

野生馬が群生していますので、岬に入れる唯一の道である県道36号線(日南フェニックスロード)の途中に、馬が逃げ出さないようにゲート(駒止めの門)があります。通常は、管理されている方がいますので良いですが、日の出の撮影などで無人の時に行く場合は、自分でゲートを開けて通ります。この際、馬が逃げ出さないように必ずゲートをしっかり閉めてから移動するようにしてください。

灯台の手前に駐車場は、かなり広いですが、観光客に十分に注意して離着陸してください。

4.薩摩長崎鼻灯台[鹿児島県指宿市]

鹿児島県は、薩摩半島と大隅半島の2つの半島がありますが、左側の薩摩半島の最南端にある灯台が、薩摩長崎鼻灯台です。この地の魅力は、鹿児島県の代表的なロケーションである開聞岳を背景とした組み合わせの構図です。

灯台から見て北西の方角に、開聞岳が雄大に鎮座していますので、その絶景を灯台とともに撮影すると良いでしょう。ここは観光地になっていて、公営駐車場からですと灯台までかなりの距離を歩きます。必要な装備を確認して移動しましょう。

早朝であれば、観光客は少ないと思いますが、釣り人なども来ていますので、離陸するポイントは人の少ない場所を探してください。駐車場までの帰り道は、お土産物屋が豊富にあります。ぜひ、地元のお土産を探して楽しんでください。

5.佐多岬灯台[鹿児島県南大隅町]

鹿児島県のもう一つの半島である、大隅半島の最南端にあるのが佐多岬灯台です。日本の灯台50選に選定されている、島の上に立つ灯台です。

周囲に大小様々な島が点在する岬で、それだけでいろいろな角度から灯台を撮影することができ、非常にロケーション的に魅力ある灯台です。離陸ポイントは2つあり、1つは佐多岬展望所です。ここは、佐多岬駐車場から約700m歩いたところにありますので、移動する場合は装備をチェックして移動しましょう。

佐多岬駐車場からも灯台を撮影することは可能です。駐車場から灯台まで、直線距離で約1kmあります。

まとめ

いずれの灯台も、その立地から、強い風が吹くことがほとんどです。地上5m/s以上吹いていることもありますし、上空は当然ながらかなりの風速になっています。強風に十分注意してください。

また、5つの灯台をご紹介しましたが、いずれも、かなり遠いポイントから離陸することがあります。だいたい離陸地点から灯台まで1km程度は離れています。従って目視外となりますので、特に風の強い時の飛行経路は十分事前に検討してから空撮に臨むようにしましょう。

どの灯台も、関係各所への一報は必要になります。地元の自治体と、海上保安庁への一報はしておきましょう。海上保安庁は管区があり、それぞれの灯台ごとに主幹となる管区が定められています。海上保安庁のサイトで、注意事項を確認するようにしましょう。

今回は、3,000強ある日本の灯台のうち、ぜひ一度は空撮をしたい灯台5つをご紹介しました。もちろん、まだまだ魅力的な灯台がありますので、いずれ、またご紹介したいと思います。自粛明けに行けるように、今からしっかり計画を立てておきましょう。

2020.05.03