ますます数を増やす折りたたみドローンですが、8K解像度での静止画撮影を可能にしたドローン「EVO II」がCES2020で発表され、たちまち話題になりました。
類を見ない強力なカメラ性能
1月初旬に開催されたCES 2020にて、ドローンメーカーのAutelから発表された「EVO IIシリーズ」。その中でもEVO IIは、おそらく世界初と思われる8K解像度での静止画撮影を可能にした折りたたみドローンです。
さらに、最大40分という飛行時間も、折りたたみドローンとしてはかなりのスペック。
合計12個の視覚センサーによる360度の障害物回避システムを搭載しているため、ドローンを初めて扱う方でも安心して飛行させることができ、国内での最大伝送範囲は約5kmです。
折りたためばコンパクトに
ドローンはアームとローターを折りたたむことで、バックパックなどにすっぽりとおさめることができます。このような設計思想は、DJIの折りたたみドローン「Mavicシリーズ」を連想させますね。
用途に合わせて3機種を用意
EVO IIシリーズではその他にも、1インチセンサーを搭載し6K解像度での撮影を実現した「EVO II PRO」、そして8K撮影とサーマルイメージ撮影が可能な「EVO PRO II Dual」が用意されています。折りたたみ式ドローンとしてはとても珍しく、カメラの交換が可能です。
ダイナミックレンジとノイズに強いEVO II Proは、ソニーの最新世代の高感度CMOSセンサーを採用。EVO II Proの高度なカメラ設定には、F2.8からF11までの絞り値と最大ISO値12,800までの調整が可能であり、非常に正確でシャープな画像を撮影することができます。
EVO IIシリーズ、国内販売を開始!!
今回、Parrot社のドローンなどを扱うKMT株式会社がEVO IIを開発しているAutel Robotics社と代理店契約を締結。EVO IIシリーズの日本での販売を開始しています。