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ドローン空撮テクニック向上のポイント
ドローンで写真集のような静止画や映画のような動画を撮影するために必要なテクニックとは?
魅力的なドローン空撮作品に必要なポイントはズバリ「操縦技術」と「構図」です。操縦技術がなければ良い構図で撮影することはできないし、操縦技術があっても構図が悪ければ良い作品にはなりません。
撮影に集中するあまりドローンを衝突や落下させることのないよう、まずはしっかりと操縦の練習をしましょう。思い通りにドローンを操縦できるようになってから空撮を行ってください。また、ドローンについての規制についても知っておくことが重要です。
ドローン規制については以下の記事が参考になります。
【ドローンに関わる法律】航空法や条例、ルールをわかりやすく解説!
きっとあなたも間違えている。国内ドローン規制3つの落とし穴
ドローン空撮の基本的な操縦
空撮テクニック向上の1つめのポイントである「操縦技術」を解説します。ドローン空撮の基本的な操縦テクニックを網羅した動画がありますので、一通り見ていただくと理解しやすいでしょう。
2分47秒と短い動画ですが、ドローン空撮に必要なテクニックがたくさん詰まっています。この動画に出てくる操作について見ていきましょう。
前進/後進
前進はドローン操作の基本です。空撮では撮影対象をズームするときに使います。ただ前進するだけなら簡単ですが、風向きなどで真っ直ぐ進むのが難しい場合があります。後退は撮影対象と向かい合わせのまま離れていくので後方に障害物が無いか目視しながらの操縦になります。
パン
パンはドローンを中心にして周囲をぐるりと見回す技法です。360℃を見渡せるので障害物が無いか確認をすることができます。回るスピードが速いとブレの原因になるのでゆっくりと回しましょう。
斜め移動
車や電車、歩いたり走ったりしている人を撮影する際に適した技法です。横移動よりスケールを感じさせる映像が撮れます。目視しながらの撮影が必須ですが、目視してくれる人がいればより安心です。
横移動
撮影対象に合わせて移動しながら撮影する技法で、背景を入れることにより躍動感が増します。ドローンの機体に対してカメラの向きが真横になるので衝突に注意してください。
上昇・下降
上昇・下降は滝や崖、ビルなど高低差のある場所の撮影に使える技法です。特に下降の撮影はドローンを水中や地面に落下させないよう目視で確認しながら行ってください。
固定
固定は静止画撮影や定点観測に使われる技法です。ドローンを静止させていると鳥に狙われる場合があるので目視で周囲を確認しましょう。
前進/俯瞰
前進と俯瞰の組み合わせによりドローンならではの映像が空撮できます。一見簡単そうに見えますが、カメラが真下を向いているので衝突などに注意しなくてはなりません。ドローンの周囲に障害物がないかどうか、目視での確認が必要です。
上昇/俯瞰
上昇と俯瞰の組み合わせは、撮影対象がどのような環境に囲まれているのか見ることのできる技法です。やはりカメラが真下を向いているので、ドローンの周囲に障害物がないかどうかしっかり目視しながら撮影しましょう。
後進/上昇
後進と上昇の組み合わせは、有名な「ドローン片手に世界一周新婚旅行 – 空飛ぶ絶景400日」の動画で多く使われている技法です。ドローンと撮影対象が向かい合わせになるような形になりますが、ドローンの後方に障害物がないか確認してから撮影しましょう。
後進/チルトダウン
チルトダウンはカメラの角度を下げることを意味します。後進とチルトダウンの組み合わせは、後進しながらの引きの映像と俯瞰した映像がセットになりスケール感が出ます。ドローンの操縦とカメラ操作を同時に行うので何度も練習しましょう。
下降/チルトアップ
チルトアップはチルトダウンの逆で、カメラの角度を上げることを意味します。下降とチルトアップの組み合わせは、撮影対象に向かい下降しながら撮影対象の正面に進む技法です。はじめは撮影対象の上部だけがカメラに入り、下降しながら対象物の正面に入っていきます。
ノーズインサークル
撮影対象に機種を向けたまま、撮影対象を中心点にして旋回する技法です。コンパスの軸となる針先を対象物に置いて円を描くような飛行技術が必要になります。この技法を習得すればさらに空撮の幅が広がります。
対象通過
撮影対象の横をすり抜ける、または2つの撮影対象の間を通り抜ける技法。スリリングな映像ですが、トンネルなどを通過する場合はGPSが遮断されることがあるので注意してください。
低く飛ぶショット
水面や地面すれすれに飛行しながら撮影する技法です。目視で高度を確認し、水面や地面とドローンとの距離をつかんで衝突や落下を防止しましょう。
リヴィールショット
「リヴィール」には「隠されていたものを見せる、公開する」という意味があります。リヴィールショットは対象を途中からフレームインさせる撮影技法で、前進・後退・上昇・斜め移動などの操作と併せて行います。障害物がないか目視で確認してから撮影に入りましょう。
ドローン空撮の構図テクニック
ドローン空撮テクニックの2つめのポイント「構図」は、FPV操縦画面でグリッドを表示することで構図のバランスが意識しやすくなります。グリッドはアプリなどで設定しておきましょう。
縦に2本のグリッドで3分割、横にも2本のグリッドで3分割、画面全体で9分割になるように表示されるグリッドであることを前提に解説します。では写真(静止画)と映像(動画)を撮影する際の構図テクニックについて見ていきましょう。
空撮写真を撮影する際の構図テクニック
2分割構図
ドローン空撮だけでなく、普通の写真撮影でも使えるので覚えておきましょう。2分割構図は上下均等、または左右均等に2分割する技法です。例えば海を撮影する場合、画面の中心に水平線を合わせて撮影すれば上半分が空、下半分が海になります。他にも空と山、空と街並み、木々と川などさまざまなものに適用できます。上下2分割の場合、中心線が斜めになると安定感に欠けるので、水平にラインをとりましょう。
3分割構図
3分割構図もドローン写真に限らず、普通の写真撮影においても基本となる技法です。縦に2本、横に2本あるグリッドの交差する点を最も写したい対象に合わせます。海に浮かぶ船や、水平線上にある太陽などをこの交点に置くだけでバランスの良い写真が撮影できます。
放射線構図
奥行きを感じさせるテクニックとなる放射線構図です。画面奥の一点から道や雲などが手前に向かって放射線状に広がります。ドローンを後進させながら引きの映像を撮ることでスケール感が増します。
空撮映像を撮影する際の構図テクニック
3分割構図
写真の構図テクニックでも紹介した三分割構図は動画でも応用できます。縦横のグリッドの交点を最も写したい対象に合わせ、そのまま横線に沿って動かしていきましょう。これだけでバランスの良い動画が撮影できます。
日の丸構図
画面の中央に最も見せたい対象を合わせる技法です。上下・左右に移動しながら常に中央に撮影対象を合わせます。ノーズインサークルでも日の丸構図を維持することで安定感が生まれます。
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