ドローンの利用時間を延長する
新型コロナウイルスの影響で医療物資輸送のみならず、ステイホーム対策としての物流需要が高まる中、ドローンによる配送が物流業界で注目されています。しかし現在、配達用ドローンは荷物の受け渡しのためにホバリングや着陸を行うため、バッテリーの消費が早く、飛行時間が限られているため長距離配送が困難な状況となっています。
ソウル科学技術大学校ではそのような問題を解決するために、カメレオンの舌の機能を真似た技術を開発。カメレオンの舌は一瞬にして遠くにいる虫を捉え、自らの方へ引き寄せることができます。その機能を研究し、ドローンの利用時間を延長するシステムの開発に活かしました。
配達用ドローンのホバリングや着陸の際に消費するバッテリーの充電を最小限に抑えるため、ドローンに「カメレオンの舌」を搭載。この「舌」は、最大秒速3.5メートルで遠くにあるものを引き寄せます。あらゆるドローンに取り付けられるよう十分に軽量化されており、血液や物資の配送を早急に運ぶのに適していると、開発者は語っています。