©︎Caltech & NASA JPL
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キャノン砲で打ち上げるドローンが登場!そもそもこれはドローンなの?今までにない斬新はデザインで注目を集めている砲弾型ドローン『SQUID』日本語で「イカ」と名付けられてたこのドローン、一体どのようなものなのでしょうか?
キャノン砲で発射されたのち、開いて飛び去る
このドローンが「イカ」と名付けられた理由はその飛び方にも。SQUIDは初めに大砲から発射され、特定の高度に達すると通常のドローンのように展開し、空へと飛び立ちます。NASAのジェット推進研究所(JPL)とカリフォルニア工科大学の研究者が、この革新的な方法を思いつきました。
そもそもなぜ、打ち上げるのか?
そもそも、元から飛ぶ機能が備わっているSQUIDをなぜキャノン砲で打ち上げるのでしょう。
動画では時速60kmで走るトラックからSQUIDドローンを発射しています。このような離陸のかたちを取ることで、ドローンは素早く目的地に飛ぶことができます。
事故や火災の現場に到着した際、この方法でSQUIDを発射すれば、状況の航空写真を誰よりも素早く提供することができます。また、惑星探査としての使用も期待されています。
SQUIDが飛ぶ仕組み
このドローンが「イカ」と名付けられたのは合理化されたクイックな展開ができる点です。このドローンが展開されていない時は、まるでサッカーボールのようなかたちです。大きさはおよそ25センチ、重さは約8キロです。飛行中に特定の高度に達すると、腕の小道具が10分の1未満まで折り畳まれ、飛行準備が整います。
SQUIDを空中に発射する大砲は、空気圧式野球ピッチングマシンで動作します。このマシンによりドローンの発射速度は35mphになります。SQUIDは発射後、4つのローターが200ミリ秒の速度で作動し、1秒以内に定位置でホバリングします。
勢いよく発射された後、一定の高度に達すると制御機能が操作するという仕組みです。
編集後記
そのユニークな飛行形態やデザインが話題となったSQUID!実用化には色々な課題がありますが、従来のドローンのイメージを覆すような新しいアイディアの誕生に非常にワクワクするニュースでした。今後、ドローンのフォルム自体も変わっていくかも?
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