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ドローンレースをお家で楽しもう!!FPV操縦が練習できるシミュレーター3選

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時速150kmを超えるスピードレース「ドローンレース」は日本のみならず世界中の国で実施されています。

賞金総額が1億円を超える国際大会が開催されたりなど、世界中で大きな話題を集めています。昨年は史上初、東京モーターショーでドローンレースの開催が発表されるなど、日本でもドローンレースが注目されつつあります。

東京モーターショーでドローンレース開催!DTRC2019最速レポート

ドローンレースとは?ポイント3つ

ドローンレースではFPV(一人称視点)用のゴーグルを装着しながら速さを競います。ゴーグルに映し出されるのはドローンから見えるリアルタイムの飛行映像です。その臨場感あふれるレーサー視点の映像をモニターに映して観客も楽しむことができます。ドローンから見えるリアルタイムの飛行映像の迫力と興奮は他のゲームやスポーツではなかなか味わうことができないものです。

World Drone Prix 2016 Dubai – Final Race

ドローンについて調べていると「FPVドローン」「FPVドローンレース」というワードよく目にするのではないでしょうか。「FPV」は「First Person View」の略で、「一人称視点」または「最前列からの眺め」という意味を持ちますが、ドローン関連で出てくるFPVは、前者の「一人称視点」の意味で使われます。

FPVはFPVゴーグルやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して、ドローン搭載のカメラが映す映像をリアルタイムで見ることができる機能を指す言葉です。まるで自分がドローンの操縦席にいるかのような感覚を味わうことができる機能です。

FPVに必要なもの

FPV映像を楽しむために必要なものはFPVゴーグルやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)ですが、最近ではスマホやタブレットの画面でFPVができるドローンも多く販売されています。VRゴーグルやHMDほど臨場感のある映像ではありませんが、手持ちのスマホなどで始められるので、誰もが気軽に楽しめる機能となっています。

FPVは操縦者以外も楽しめる

FPVでドローン視点の映像をリアルタイムで見ることができるのは操縦者だけではありません。操縦者が目視でドローンを飛行し、別の人がFPV映像を見ることもできます。また大きな大会ではレーサー視点の映像をモニターに映し出し、観客も一緒に楽しむことができます。

FPV初心者が操縦する際の注意点

FPV操縦の初心者がゴーグルやHMDを着けて操縦した場合、リアルタイム映像に夢中になり周囲の様子が見えず、思わぬ事故を起こすこともあります。自分や周囲の人にドローンを衝突させてしまうこともあり得ます。それを防ぐためにも、FPV初心者のうちは、目視でドローンの位置を確認してくれる人に側に居てもらいましょう。

FPVを練習するならシミュレーターがおすすめ

FPVドローンレースが気になる方、始めたいとお考えの方は、送信機と専用ゴーグルさえあればFPV操縦を楽しむことができるシミュレーターの使用をおすすめします。機体を買う必要もありませんし、場所の確保や墜落の心配もないので、初心者の方が手軽に繰り返し操縦を練習するのにぴったりです。

この記事ではおすすめのFPVシミュレーターを3つご紹介します。中には無料で楽しめるものも。シミュレーターは実際に大会に出場するための練習用としての使用はもちろん、自分が楽しむための趣味としての使用もおすすめです。

FPV FreeRider

FPV Freerider

FPV Freerider – Quadcopter Racing Simulator

FPV FreeRiderは、パソコンでできるいわゆるフライトシミュレーターです。windows、OS X、Linuxに対応しています。無料版と有料版($4.99USD)が選べます。無料版はステージが1つだけであることと、詳細設定ができないという制限はあるものの、十分FPVドローンフライトを体験できるので、まずは手軽に始められる無料版を試してみましょう

操作方法は、ゲームパッド・キーボード・タブレット・プロポの4種類が用意されています。最もおすすめしたいのはプロポでの操作。実際にドローンを操縦するための本格的な練習になります。キーボードで操作するのは非常に難しいので、ゲームパッドやタブレットが良いかと思います。

VelociDrone

VelociDrone

VelociDrone – Flight Training part4

VelociDroneもFreeRiderと同じくパソコンでシミュレーションができるソフト。こちらもおすすめはプロポ操作です。Mac OSX、Windows 7、8、に対応しており、無料版と有料版($16USD)を選ぶことができます。

ほかのドローンシミュレーターと比べると、無料版でも難易度が高いという口コミも多く国際的なドローンレーサーもこれを使用して練習しているのだとか。初心者の方は、まずは無料版で練習を重ねてみる事をおすすめします。

Quadcopter FX Simulator

QuadcopterFX SIMULATOR

QuadcopterFX SIMULATOR.

Quadcopter FX Simulator は、実際のドローンに近い操縦体験ができると評判のフライトシミュレーターです。スマホでも使用することができ、Android、Windows PC 、Mac OS X(iOS版は有料のみ)に対応しています。制限付きの無料版とフル機能を利用できる有料版(813円)の2種類が配信されています

実際のドローンの物理モデルに基づいて設計されているので、リアルな操縦練習が可能。目視飛行とFPV飛行(カメラ目線の目視街飛行)の切り替えができるほか、離陸場所に自動的に戻るリターン機能、リモコンスティックから手を離した際にその位置を保つポジションホールドなど、実際のドローンに搭載されているような機能を携えています。

カメラのジンバルも稼働するので、ドローンレースの練習のみならず、フリースタイル空撮の練習もできます。

編集後記

「ドローンレースを始めたい!ドローンレースに興味がある!」という方は、まずはシミュレーターで操縦練習するのがおすすめです。機体を買って練習するのも良いのですが、ドローンは総じて初期費用が大きくなってしまうもの。シミュレーターなら好きなだけ墜落させても大丈夫!また、場所の確保も必要ありません。無料で始められるものも多いので気になる方はぜひ遊んでみてくださいね!





2020.12.18