DJI RS2は、スムーズで手振れのない映像を撮影するためのジンバル。
従来モデルから設計面や機能面が数多くアップグレードされているのが魅力の一つです。
例えば、ほとんどのカメラと互換性があるように設計されていたり、タッチスクリーンから直接パラメータや機能の操作が可能だったり、使いやすくするための工夫がたくさんあります。
この記事では、RS2の特徴を徹底解説します。
従来モデルのDJI Ronin-Sとの違いや、RSC2との違いについても徹底比較してまとめました。
是非参考にしてください。
もくじ
DJI RS2は何が良い?
DJI RS2の設計面での特徴をまとめました。
カーボンファイヤー
DJI RS2にはカメラジンバルにおいて初めてのモノコックカーボンファイヤーを採用されています。そのため、1.3kgの軽量設計に成功し、4.5kgのペイロードを実現しています。
フルカラータッチスクリーン
DJI RS2は、1.4インチのフルカラータッチスクリーンを内蔵。
この画面からジンバルやカメラのパラメータにアクセスし、Active Track3.0のモニタリングやライブビューの確認することができます。
モジュラーデザイン
DJI RS2は片手で操作できるよう設計されているのが特徴の一つ。
モジュール式のデザインを採用しており、乗り物・スライダー・ケーブルカムなどにも簡単にマウントできる優れたカメラスタビライザーが備わっています。
様々なサードパーティ製アクセサリーと互換性を持つことができ、様々なカスタマイズを楽しむことができます。
大容量バッテリー
DJI RS2の魅力の一つには、急速充電が可能なところも挙げられます。最大12時間の充電が可能で、わずか1時間で80%ほどまで充電することができます。
またバッテリーにはUSB-Cポートがついており、RS2に装着しないで充電することも可能です。
DJI RS2は何がいい?映像制作機能の特徴
RS2では、映像撮影に関わる様々な機能が新たに搭載されたのも特徴的です。それぞれどのような機能なのかご紹介します。
Titan安定化アルゴリズム
DJI RS2は、DJIの最新ジンバル技術が搭載されています。
Titan SuperSmoothと呼ばれる手ブレ補正機能により、100mmズームレンズを使用している場合でも滑らかな映像を撮影することができます。
RavenEye 映像伝送システム
よりダイナミックな映像を撮るためのコントロール機能も充実。
RavenEye映像伝送システムは、1080pのライブビューをカメラから最大100m離れた場所にある携帯電話に送信することができます。
アプリを通してカメラのパラメーターを操作することもできるため、撮影しながら自由に移動することが可能です。
大所帯のカメラクルーで撮影を行うような場面でも、この機能を使うことで鮮明な映像を素早く全員に共有することができます。
Active Track 3.0
Active Track 3.0は、タッチパネルから被写体を選択することができる機能。
カメラの上にスマートフォンを載せなくても操作できるため、より簡単なステップで手の込んだ撮影ができるようになっています。
3Dフォーカスシステム
3Dフォーカスシステムは、赤外線を利用してレンズと被写体の距離を常に計測するシステムのことをいいます。
新時代のカメラレンズフォーカスを実現した機能が搭載されたことで、大口径のマニュアルレンズでもピントを合わせることができるようになっています。
DJI RS2は何がいい?インテリジェント機能の特徴
RS2を使ってつくることのできる映像編集技術について解説します。
タイムトンネル
3Dロールにハイパープラス機能が新たに追加されました。
3Dロール機能は人気が高いため機能として復活したようです。
Force Mobile
スマホのアプリを通して、スマホを動かすだけでDJI RS2の操作ができます。
ジンバルが傾きや回転に追従するので、よりスムーズな映像をおさめることができます。
ワンタップポートレートモード
SNSにアップされる映像コンテンツは、だんだんとプロフェッショナルなクオリティのものがスタンダードとなってきています。
DJI RS2では、スイッチひとつでプロ並みの映像が撮れるような設定項目が備わっています。
DJI RS2と前モデルRonin-Sとの違いは?徹底比較
前モデルRonin-SとDJI RS2のスペック比較を以下の表にまとめました。
前モデルRonin-SとDJI RS2の主な違いは設計面にあります。
一番わかりやすい部分は、1.4インチのフルカラータッチスクリーンの搭載と、素材にカーボンファイヤーを使用しているところです。
デバイス全体は軽量化されつつも、4.5kg(試験値)の重量の大きいペイロードを支えられるよう強化されています。
また人間工学に基づきジンバルの回転を滑らかにしたり、より重量の大きなカメラに対応できるようになったりと使いやすさも格段にアップグレードしているところも大きな変化と言えるでしょう。
ほかにも映像制作に関わる機能面でも違いが見られます。
DJI Roninシリーズには手ブレ補正を安定する機能があることが特徴です。
DJI RS2ではその機能がさらにアップデートされています。
新機能SuperSmoothが搭載により、Ronin-Sでは実現しきれなかったような滑らかな映像を撮ることができます。
そのほかにも、RavenaEyeの映像伝送システムの搭載、充電時間の短縮化などあらゆる機能が改善されているのがポイントです。
DJI RS2とDJI RSC 2との違いは?徹底比較
続いて、DJI RS2とDJI RSC2の違いを表にまとめました。
DJI RS2とDJI RSC2とを比べると、まずグリップの設計に違いが見られます。
RSC2は、本体とグリップが一体になっており取り外しはできませんが、グリップ部分を折り畳めるので持ち運びしやすいデザインになっています。
折りたたんだまま使えるため、アップライト、吊り下げ、ブリーフケース、ペンライト、ポートレート、ストレージの6通りの撮影構成が可能です。
一方で、DJI RS2はバッテリーが内蔵されているグリップの取り外しが可能です。
またRS2のほうがペイロードが多く、より多くの種類のカメラを搭載できることがわかります。
機能面でもいくつか違いがあるのでご紹介します。
一つ目は、内蔵モニターです。
DJI RS2には、1.4インチのフルカラータッチスクリーン。DJI RSC2には1インチのOLEDスクリーンがついています。
モニターでは、搭載カメラの機能を操作したりパラメーターを制御したりすることができます。
以前はスマホ上でRoninアプリを通して撮影する必要がありました。
しかしスクリーンの搭載によりその制限がなくなり、DJI RS2とDJI RSC2ともにより自由な撮影が可能になっています。
さらにRS2は、撮影中の画面もスクリーンで確認することができるようになっています。カメラの使いやすさを求めている方にはRS2をおすすめします。
二つ目は、材質です。
DJI RS2は本体の材質がカーボンファイヤー製になっています。
これにより、本体重量を軽減しながら積載量の増加を実現しました。
DJI RSC2には使われていません。
DJI RS2の互換性は?対応カメラまとめ
積載量が増加したことがRS2のポイントです。
対応カメラの機種が知りたいという方もいらっしゃるはず。
DJI RS2の対応カメラ一覧を表にまとめました。
DJI RS2対抗カメラ一覧
Canon
SONY
Panasonic
Nicon
Fujifilm
Blackmagicdesign
Sigma
Olympus
Z CAM
DJI RS2の商品仕様
DJI RS2の商品仕様について、周辺機器・動作性能・機能ごとにまとめました。
周辺機器
動作性能
機能仕様
DJI RS2の購入先は
いかがでしたか?DJI RS2には様々な最新技術が備わっており、設計面でも映像面でも使いやすく高クオリティなものをつくる機能がたくさん搭載されています。使い勝手がよく、質の良いジンバルをお探しの方に是非おすすめしたいモデルです。
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