ポケットに入れて持ち運びできるPocket2。
3軸手ブレ補正搭載カメラ、ActtiveTrack3.0、AI編集など、様々なクリエイティブな機能が備わっており旅先や日常の風景を鮮やかに記録することができます。
また、従来のOsmoPocketシリーズにはなかったズーム機能が新たに搭載され、映像で表現できる幅が広がったのも魅力の一つといえます。
しかし、DJi Pocket2本体を用意するだけではすぐに撮影を行うことはできません。
SDカードの用意や、アプリをダウンロードをしてアクティベーションを行う必要があります。
この記事では、DJI Pocket2初期設定や具体的な操作のやり方を動画でわかりやすくお伝えします。
DJI Pocket2 スマホへの接続方法
DJI Pocket2を使うには、まずアプリを使って「アクティベーション」を行う必要があります。
アクティベーションとは、機器の機能を有効かつ使うために必要な作業のことをいいます。
ガジェットには様々な機能が備わっているので、それらが正常に動くために初期設定を行うというイメージです。
では、アプリダウンロードから接続(アクティベーション)までの手順や必要なものをご紹介します。
1.DJI Mimo アプリのダウンロード
出典:DJI
アクティベーションには「DJI Mimo」が必要です。
インストールがまだの方はこちらから
すでにインストールしているという方は、アプリがDJI Pocket2に対応した最新バージョンであるかどうかを確認してみましょう。
■初めて使う方はDJIアカウント登録を!
初めてDJI製品を使用するという方は、DJIアカウントの登録をしましょう。
手順は以下の通りです。
1.Mimoアプリのメイン画面右下のアイコンをクリック
2.画面下部の「登録」をクリック
3.画面案内に従い、メールアドレス・認証コード・パスワードを入力
最後に登録ボタンを押してアカウント発行は完了です。
2.充電とUSBカードの用意
アクティベーションを使う端末と、DJI Pocket2の充電を行いましょう。
バッテリーの充電が不足していると、アクティベーションがうまくできない場合があります。
また、DJI Pocket2は本体のみでは撮影を行うことはできません。
データを保存するためにSDカードを用意する必要があります。
スムーズに撮影するために、このタイミングで本体に挿入しておきましょう。
3.コネクタの準備
DJI Pocket2とアプリを使う端末をつなげるためのコネクタを用意します。
付属品には、Lightning用とUSB Type-C用の2種類が梱包されています。
自分の持っている端末に合う方を使いましょう。
接続が完了すると、このようになります。
4.アプリからアクティベーション
DJI Pocket2と端末の接続が完了したら、いよいよアクティベーションです。
- DJI Mimoアプリを起動
- DJI Pocket2の電源をオン
- 「DJI機器情報を取得」をオン
- 「次へ」をタップ
手順通り進めていくと、DJI Care Refreshの加入について聞かれる画面が表示されます。
次のいずれかを行ってください。
- 既にアクティベーションコードをお持ちの方は
「こちらをタップして紐付けしてください」を選び、シリアルコードなどを入力 - 加入しない場合は右上の「スキップ」をタップ
しばらくすると、アクティベーションが完了画面が表示されてカメラビュー画面に切り替わります。
DJI Pocket2 ボタン操作解説
アクティベーションが完了したら、いよいよ撮影スタートです。
こちらでは撮影の際にマスターしておきたいボタン操作について、以下の項目に分けてやりかたを説明します。
-
- 電源のオン/オフ
- 撮影開始および停止
- セルフィーモードの切り替え
- ジンバルモード・ミニ操作スティックの設定変更
- ミニ操作スティックの設定変更
1.電源のオン/オフ
DJI Pocket2の電源ボタンはディスプレイの右側面にあります。
上記画像の赤く囲った部分が電源ボタンです。
電源専用ボタンは、DJI Pocket2で新たに導入されました。
前モデルよりも起動がさらに速くなり、スピーディーに撮影を始めたり終わったりすることができます。
2.撮影開始および停止
動画撮影の開始・停止、写真撮影のシャッターは液晶画面下の赤いボタンを押します。
上記画像の赤く囲った部分がシャッターボタンです。
3.セルフィーモードの切り替え
カメラ再センタリング:2回押し
セルフィーモード(自撮り)切り替え:3回押し
シャッターの横にあるボタンは、押す回数によってカメラの向きの調整や動画撮影・写真撮影の切り替えを行うことができます。
これらは撮影中に駆使できるとかなり便利なので覚えておくことをおすすめします。
4.ジンバルモードの設定変更
(固定 → FPV → フォロー ):1回押し
ミニ操作スティックの右側のボタンを使って設定を行います。
撮影の際、カメラを固定するか、自由に動かすか、対象物を追うか、というのをボタン一回押すだけで切り替えることができます。
5.ミニ操作スティックの設定変更
ミニ操作スティックの左側のボタンは、DJI Pocket2から新たに取り入れられたズーム機能を操作できるボタンです。
2回押しで、ズーム機能とパン・チルト機能を切り替えることができます。
パン・チルトとは、映像の撮影方向を指す単語です。
固定したカメラの向きを左右に振ることを「パン」といい、上下に振ることを「チルト」といいます。
DJI Pocket2 画面操作解説
最後に紹介するのは、撮影の際に覚えておきたい画面操作について解説します。
DJI Pocket2の画面操作は、基本的に上下左右の4方向へスワイプをするだけ。
あまり複雑な動作は必要ありませんが、スワイプする方向ごとに様々な機能があるので順を追って説明します。
ここでは、以下の項目に分けて動画を用いて説明します。
- 撮影画像のプレビュー・削除
- 設定変更
システム設定
美顔効果
高画質/バッテリー節約モード
Proモード - 撮影モード切り替え
- ジンバルの操作・設定
1.撮影画像のプレビュー・削除
カメラビュー画面で、左から右へスワイプすると撮影データのプレビュー画面へと切り替わります。
動画は中央をタップすると再生できます。
プレビュー画面では、以下の操作ができます。
・左から右へスワイプ:お気に入り登録とデータの削除
2.設定変更
カメラビュー画面を上から下にスワイプすると、設定画面に入ることができます。
設定画面では、左右へのスワイプして以下の項目を変更可能です。
・システム設定
・美顔効果
・高画質/バッテリー節約モード
・PROモード
■ミニ操作スティック
一番左の設定項目では、ミニ操作スティックのズーム/パン・チルトを切り替えることができます。
■システム設定
システム設定では、キャリブレーションやシリアルナンバーおよびファームウェアバージョンの確認、SDカードのフォーマットなどを行うことができます。
タップと左右へのスワイプで画面を切り替えます。
アクセサリーのアイコンをタップすると、
ミニ操作スティックやDo-it-Allハンドルの詳細設定、防水ケースモードON/OFFの選択ができます。
■美顔効果
顔のアイコンをタップすると、美顔効果のオンオフを切り替えられます。
ちなみに、DJI Mimoアプリに接続すると、目の大きさや顔の輪郭など、さらに細かく補正設定を定めることができます。
■高画質/バッテリー節約モード
高画質で撮影を行うか、バッテリーを節約しながら撮影を行うかを設定することができます。
高画質を選択して撮影を行った場合、DJI Pocket2本体が熱くなることがあるので注意しましょう。
■PROモード
PROモードのオンオフを設定できます。
この設定を「ON」にすると、撮影画面左上に黄色の【PRO】アイコンが表示され書きの詳細設定がDJI Pocket2上で行うことができるようになります。
・ホワイトバランス(色温度)
・カラー(標準・D-Cinelike)
・オートフォーカス(連続・シングル)
・チャンネル(ステレオ・モノラル)
・音量(オートもしくは大・中・小)
・風ノイズ低減(オン・オフ)
・指向性オーディオ(全方向・前方・前方後方)
3.撮影モード切り替え
カメラビュー画面を、右から左へスワイプすると撮影モードの切り替えができます。
・写真
・動画
・スローモーション
・タイムラプス
各撮影モードを選択した状態で、さらに右から左にスワイプするとこのように解像度やfpsなどモードに応じた詳細設定ができるようになります。
4.ジンバルの操作・設定
カメラビュー画面を下から上へスワイプすると、ジンバルの設定画面に入ります。
・セルフィーモード切り替え
・ジンバルフォロー速度切り替え
・ジンバルモード切り替え
ミニスティック操作ボタンを使っても行えるので、自分にあった方を使うようにするといいでしょう。
編集後記
DJI Pocket2を買ってみてはものの、初期設定や操作方法は説明書を見てもわかりにくいことがあるのではないでしょうか。
そんな時、本記事が皆様の参考になれば幸いです。