DJIジンバルシネマカメラから新製品の「DJI Ronin 4D」の6K、8Kの2機種が発表されました。
現在は注文受付中。出荷開始は12月からです。
本記事では、新製品「DJI Ronin 4D」の商品特長をまとめてご紹介します。
従来の製品と比べて何がアップデートされたのでしょうか。
ぜひ参考にしてください。
もくじ
新製品「DJI Ronin 4D」の特長とは?
DJI社では今までのジンバル技術で培ったノウハウを活かし、フルサイズセンサーのカメラに装備された3軸のジンバルに加え、新たに縦方向のZ軸ジンバルを搭載。
安定したマニュアル手ブレ補正が実現し、手ブレのないなめらかな映像が撮影できる「DJI Ronin 4D」を開発しました。
・35mmフルサイズCMOSイメージセンサー
・DLマウント/Mマウント/Eマウントを交換して使える
・シネマレンズでもAF化できるLiDAR測距システム
・レンズ交換式かつ切替NDフィルターを内蔵
・3軸ではなく4軸ジンバルにより究極の振動抑制
・本体から複数の遠隔モニターに映像を無線伝送可能
特長1.シネマカメラとしてのさらなる進化を実現
DJI Ronin 4Dのカメラは、一体型設計とモジュラー設計の両方を実現。
ボディはカーボンファイバーとマグネシウム・アルミニウム合金を使用しており、堅牢な仕上がりになっています。さらにイメージングシステムやフォーカスシステム、安定化機構が装備されており、無線伝送や無線制御にも対応。
このような設計により、セットアップ時間が大幅に短縮されました。
今まで以上にスピーディーに撮影を始めることができます。
コンパクトなサイズ感でありながらモジュラー設計により幅広い種類のアクセサリーに対応しています。
どのような撮影現場にも適応する、高い利便性を兼ね備えました。
特長2.手軽に高品質な映像を撮影可能
従来の撮影現場にはプロ機材を使用するにあたり、多くの人員と技術をそろえる必要がありました。
DJI Ronin 4Dでは、簡単に手ブレのない高品質な映像を撮影できます。
注目すべきは、カメラマンをアシストする多様な機能。
シネマティックイメージング技術、4軸安定化機構、LiDARフォーカス、無線伝送&無線制御などが搭載されています。
今までよりも簡単に操作することができ、自由に使うことができるでしょう。
特長3.3軸ジンバルに追加された電子制御のZ軸
DJI Ronin 4Dには従来の3軸ジンバルに加えて、新たに電子制御されたZ軸が搭載されました。これにより、カメラを上下させた映像においてもブレを効果的に低減することが可能です。
Z軸の制御は、ドローンを開発する中で培った以下の技術に加えて安定化機能も兼ね備えることができました。
・下方ToFセンサー
・前方&下方デュアルビジョンセンサー
・内蔵IMUと気圧計
・最新の制御アルゴリズム
高額な費用をかけなければ撮影が難しかった複雑なカメラワークも、DJI Ronin 4Dを利用すれば簡単に実現することができます。
特長4.LiDARフォーカスシステム
LiDARフォーカスシステムにより、焦点位置の把握を即時に行うことができます。また高精度の焦点調整も可能。
これまでフォーカスを調整するにはマニュアルフォーカスの経験が必要でした。しかし本システムが搭載されたことで、簡単にマニュアルフォーカスを使いこなせます。
特長5.長距離&超低遅延伝送を実現
DJI Ronin 4Dは映像伝送技術も進化しました。これまで考えられなかった6km(日本国:4km)に及ぶ長距離伝送が可能になっています。
また2.4GHzや5.8GHz周波数帯での伝送に加え、DFS(動的周波数選択)チャンネルやAES 256bit暗号化アルゴリズムにも対応。
1080p/60fpsのフルHD動画を複数の遠隔モニターに同時に出力することができます。
このような安定かつ安全な操作性を実現しているのは、独自に開発したチップです。
Ronin 4Dのイメージングシステム、映像トランスミッター、映像レシーバー、遠隔モニターに使用されています。
これらのシステムが連携して合理化された無線伝送システムが形成されます。同時にそれぞれのリンクも最適化。こうして超低遅延伝送が実現されているのです。
▼参考
https://www.dji.com/jp/ronin-4d
編集後記
DJI Ronin 4Dは、DJIが開発してきた最新の最先端技術を数多く堪能できます。
カメラマン一人がワンストップで高度なカメラワークでクリエイティブな映像を作り出すことができるようになったことで、撮影の可能性がさらに広がることでしょう。
2021年10月現在、予約受付中です。
この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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