DJIの農業ドローンが驚異的!『P4 MULTISPECTRAL』『AGRAS T16』の性能を解説

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DJIが10月9日に発表した精密農業と環境管理を行う農業用ドローン「P4 MULTISPECTRAL」。精密農業ドローンとして発表されたこのドローンは発表と同時に圃場(ほじょう)センシングを行うドローンとしては驚異的なスペック持っており、ドローン業界をザワつかせました。

DJI P4 MULTISPECTRALの驚異的な性能

精密農業と環境管理を目的として発表されたこの農業用ドローン「P4 MULTISPECTRAL」は、RGBカメラと5つのセンサーを搭載しており、圃場(ほじょう)センシングを行うために開発されました。10月より全世界で発売され、その価格は1年間のアプリライセンスが付属して約85万円(税込)とされています。

RGBカメラとは異なった3本のワイヤで3色(赤、緑、青)の信号を通信するものです。通常のカメラよりも、より鮮明なカラー画像を撮影できる点が特徴。「P4 MULTISPECTRAL」のセンサーは可視光のRGBカメラのほか、レッドエッジ(RE)、近赤外(NIR)、グリーン(G)、レッド(R)、ブルー(B)で、3軸ジンバルによって鮮明な画像を取得します。画像は通常の画像であるRGB画像のほかには植物の成長状況や活性度を示す指標であるNDVIの画像もリアルタイムで表示できます。

「P4 MULTISPECTRAL」の機体はDJIのPhantomシリーズを採用しています。機体自体の性能はそのままに、RTK即位モジュールとTimeSyncシステムを搭載しており、これにより正確な即位データを取得することを可能としています。 DJI GS Proアプリケーションで飛行計画やミッションの実行に加えて、飛行データの管理なども作成できる、今までの農業ドローンには無い非常に高性能なシステムを搭載しています。

DJI AGRASシリーズも要注目

©︎DJI

DJIでは薬剤散布などに使用する農薬散布用ドローン「AGRAS T16」も販売しています。このシリーズはすでにDJIの農業用ドローンとして2017年3月から投入されている「AGRAS MG-1」の反響を踏まえ、消費者の要望に応える形で効率性、安全性、処理能力など全ての面での大幅な作業効率の向上を目指して新たに開発されたDJIの農薬散布ドローンとしては最新のものになります。

この「AGRAS T16」は16リットルの薬剤タンクを搭載することが可能であり、独自の6ローターによって最大6.5mの非常に広い幅で農薬散布することが可能です。また、独自の性能により均一な散布を実現。8つのスプレーノズルから1分間に最大4.8リットルの散布を可能としています。ローターのダウンウォッシュをシミュレートして作物の根元までしっかりと薬を散布する性能をもっているため、非常に効率的に短い時間で農薬を散布することができます。

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DJIが農業ドローンに本格参入か

DJIは圃場センシングを行うドローンとしては「P4 MULTISPECTRAL」を、農薬散布ドローンとしては「AGRAS T16」を展開していくとのこと。圃場を3Dモデル化し、建物などをAIで認識し、散布ルートを自動で生成してドローンが飛行するということも可能になるとしています。コンシューマー向けドローンの王者として君臨したDJIは、農業用ドローンとしても、非常に高性能なソリューションを展開していく見込みです。

編集後記

コンシューマー向けドローンとして非常に人気の高いDJIドローンが、農業ドローン市場でも驚きのスペック持つドローンを見せつけてきました。DJIはドローン市場のシェアをどこまでも伸ばしていく心算なのでしょう。今後も私たちを驚かせるようなドローンを開発してくれそうです。

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