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もくじ
精密農業と土地管理のための新しいドローン
中国広東省、深セン市を拠点とする民生用ドローンの最大手メーカーDJIが新製品『P4 Multispectral』を今日(2019年9月25日)発表しました。
精密農業のレベルを引き上げる
世界のドローン市場の高いシェアを占めるDJIが精密農業と土地管理のための新しい機体 『P4 Multispectral』(以下、P4M)を発表しました。コンシューマー向けドローンで有名なDJIですが、最近では高精度の写真測量のために設計されたPhantom4RTKを発売するなど、産業用ドローンにも力を入れていました。
このP4Mは圃場全域の植生まで健康状態を調べ、さらには雑草や害虫被害、土壌の状態なども測定してくれる世界初の完全統合型マルチスペクトルイメージングドローンです。
価格はDJI Terra ライセンス(1年間)とDJI GS Pro(Team-Professional)iPadアプリライセンス(1年間)が付属し、約85万円(税込)です。D-RTK 2高精度GNSSモバイルステーションが付属したものは約120万円(税込)となっています。
【公式動画】DJI – Introducing the P4 Multispectral
P4Mは、RGBカメラ1台とレッドエッジや近赤外線など5種類の狭帯域センサーを備えたマルチスペクトルカメラアレイで構成されるジンバル安定化画像システムを搭載しています。そのシステムにより植生のストレス状態、土壌組成、水中塩分や汚染に関する独自の情報を得ることができます。
ドローンの頭上にある統合型日照センサーより、1日の異なる時間帯に飛行しても、精度と一貫性の高いデータを得ることができます。高精度の測量システムであるRTK測位モジュールTimeSyncシステムでは、センチメートル単位での高精度な位置情報を得ることができます。
飛行計画アプリDJI Ground Station Pro(DJI GS Pro)により、パイロットはRGBカメラのリアルタイム動画表示と、正規化差植生指数(NDVI)出力を切り替えて、現場ですぐにデータを確認することができるとのこと。従来のように都度都度ソフトを通さなくても、機体の中に集約しているので、分析や追加の植生指数マップを簡単に生成できるとのことです。
農業ドローン市場は広がる見込み
農業ドローン市場は2019年の12億ドルから、2024年までには48億ドルまで成長すると予測されています。日本でも農薬散布の規制が緩和されるなど、農業ドローンの需要は国内でも確実に高まりつつあります。
P4Mは高スペックな機能を搭載しているにも関わらず農業ドローンとしては比較的、安価だという点で発表と同時に世界中から注目を浴びています。各社から様々な農業用ドローンが販売されている中、P4Mはどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。他、農業ドローンは以下の記事にて紹介しています。
編集後記
日本でも農業におけるドローンの導入は、農作業の効率化や予算削減を促進するとあって非常に注目されています。コンシューマー向けドローンの王者と呼ばれるDJIは農業用ドローンにおいてもトップの座を勝ち取るのでしょうか?今後に注目です。
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