コンシューマードローンの世界シェアNo.1を誇るDJIがドローンが人を危機から救助した際の事例を追跡する、オンラインレファレンス「DJIドローン レスキューマップ」を公開しました。
ドローンによる救助活動を記録する
ドローンレスキューマップはオンラインで利用ができます。これは全世界でおきた200件以上の緊急時において、400人以上の人々がドローンの使用により救助された事例を記録するものです。随時、新たな救助活動の発生に伴い、更新されていきます。
警察、消防、ボランティアの救助隊などの権威ある情報源からのニュース記事やSNSの投稿をもとに更新。マップ上には事故が発生した場所と日付、簡単な説明、情報源となる投稿へのリンク、およびそれらの内容をオンラインで簡単に共有する方法が含まれています。
ドローンが救命活動に大きく貢献する
ドローンは行方不明者の発見、捜索時間の短縮、救助者のリスク低減などの救助活動に大きな影響力を持っています。ドローンを利活用した救命活動をレスキューマップでいつでも簡単に見ることができれば、将来的にドローンがどのように救助活動において活用されたかを再確認することができます。
ドローンは地上ベースの捜索よりも、より迅速に行方不明者を発見できる可能性があります。ドローンによる捜索により遭難者はより素早くかつ容易に安全な場所に搬送され、救助者のリスクと負担も軽減されます。ドローンが生死を分ける役割を果たし、命を救ったというケースも報告されています。
世界の救助数合計は124に増加
DJIはこれまでも救助活動にどのようにドローンが利用されてきたかの詳細なレポートを発表してきました。初めての発表は2017年、ドローンが救助した人数は59人、2018年のレポートまでには世界の救助合計数は124に増加しました。
このマップにはまだ記録されていない事例も数多くあります。ドローンレスキューマップへの情報提供はマップのページの一番下にあるフォームを使って情報提供ができます。情報提供の際、DJIは当事者のプライバシーに関する権利を尊重するよう、また機密情報を共有しないよう呼びかけています。