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もくじ
DJI AGRAS T20には最新機能が凝縮されている
兼ねてより農業のためのドローン研究開発に力を入れていたDJIですが、その技術力が凝縮された今回の「AGRAS T20」このドローンには、最新の機能を多数搭載しており、作業効率の大幅なアップを実現しています。
全方向レーダーによる障害物回避
AGRAS T20は、全方向デジタルレーダーを搭載しており、農地の障害物を全水平方向から検知することができます。それに加え、様々な地形上空を飛行しながら、自動で障害物を回避してくれます。そのため、高レベルでの安全運用を実現してくれます。AGRAS T20には、リアルタイムFPVカメラと2つのサーチライトが搭載されているため、夜間でも滑らかなライブビューを実現します。
16リットルの薬剤タンクとノズル電子制御
AGRAS T20は日本仕様の16リットル薬剤タンクと最大で7メートルの散布幅を特徴としています。これにより、農業の作業効率を大幅にアップすることができます。
AGRAS T20のスプレーモジュールは多くの改善と最適化をされ、最大で毎分6リットルの散布を可能にしています。また、4チャンネルの電磁式流量計により、4本のホースをそれぞれ効率的な流量計を自動に確保し、ムラのない農薬散布を実現します。
耐久性にも優れている
AGARS T20の機体全体構造も最適化されており、強度が30%向上しています。メンテナンスや整備の負担が大幅に削減されているところも特徴です。搭載している全てのコアモジュールが防水に関する保護等級IP67に対応しており、機体を洗浄する際の水しぶきにも容易に耐えられる構造をしています。そのため、機体全体を水で清掃することができます。
次世代スマート送信機も搭載
AGRAS T20には次世代スマート送信機が装備されています。この送信機は5.5インチの高輝度スクリーンは、強い日差しの下でも問題なく見ることができます。バッテリーの寿命も2倍になり、RTK高精度な測位システムとRTKドングルにより、センチレベルの精度を達成しています。
最新の粒剤散布システム
大容量20リットルのタンクには最大で16キロの粒剤の集積が可能です。毎分15キログラムを散布することができ、作業効率を劇的にアップすることが可能です。
穀物の種子が0.5cm〜5cmサイズの直播栽培では、AGRAS T20を使用すれば手動での作業に比べると約70倍の速さで作業をすることができます。
このシステムは牧草地での肥料散布や、水田養殖用の魚やヘビへの餌やりなど、農業以外の様々なシーンにも適用します。この粒剤散布装置の取り付けは非常に簡単で3分以内に完了します。
粒剤散布システム2.0を搭載
大容量20リットルのタンクに最大16キロの粒剤の積載が可能です。最大で毎分15キログラムまでの散布により、粒剤散布システム2.0はAGRAS T20の作業効率を劇的に向上させています。
穀物の種子が0.5 cm〜5 cmサイズの直播栽培では、粒剤散布システム 2.0を使用すると、手動での作業に比べ約70倍の速さで作業をすることが可能です。
この改良された播種システムは、牧草地の再播種や粒状肥料散布、水田養殖用の魚やエビへの餌やりなど、様々な適用シーンで利用できるように設計されています。粒剤散布装置の取り付けは、3分以内で完了するため、いつでもすぐに作業に取り掛かることが可能です。
AGRAS T20の価格
AGRAS T20の本体価格は約160万円で販売されます。全国のDJI農業ドローン代理店で予約販売開始中です。
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AGRAS MG-1 シリーズの価格改定
既存製品である、DJIの農業ドローン「AGRAS MG-1」シリーズが本体価格を改定します。
AGRAS MG-1S ADVANCED:約1,000,000円(本体のみ)
AGRAS MG-1P RTK:約1,300,000円(本体のみ)
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編集後記
農業におけるドローンの導入は、作業の効率化やコスト削減を促進するとあって非常に注目されています。コンシューマー向けドローンの王者であり、空撮技術で世界をリードするDJI。産業用ドローンにおいても、技術開発に力を入れており、驚きの新製品を数多く発表しています。農業ドローンにおいてもトップの座を勝ち取るのでしょうか?今後に注目です。