次世代写真SNSアプリ「Dispo(ディスポ)」がネットを中心に話題になっています。
Dispoは、Instagramのように使用する招待制の写真SNS。使い捨てのフィルムカメラのように撮影した写真を共有することができます。
シリコンバレーや米国のテクノロジー業界を中心に驚異的な速さでバズり、日本でも2月に入りベンチャー界隈を中心に話題になっています。
もくじ
Dispo(ディスポ)とは?
アプリ名であるDispo(ディスポ)とはDisposableの略で「使い捨て」という意味です。Disposable Camera=使い捨てカメラ/インスタントカメラから着想を得た写真SNSアプリです。
Dispo(ディスポ)は、1,800万人のチャンネル登録者数と77億回総再生数(2020年9月時点)を誇る人気YouTuber、David・Doblik(デイヴイッド・ドブリック)の会社が発表したプロダクト。
DavidのDispo専用Instagramアカウント開設を皮切りに、このアプリはたちまちネット上で話題になり、2020年1月にローンチ。現在は100万ダウンロードを超え、Appleストアでは人気ランキングトップにも入りました。
iPhoneユーザーは誰でも使用可能に
リリース当初のテスト版は招待されなければ、使用できませんでした。しかし、2021年3月以降、Ver.2.0が正式リリースからは誰でもApp Storeでダウンロードして利用できるようになっています。
現時点では、DispoはiOSのみ利用でき、Androidでは公開されていません。
Dispoのダウンロードはこちら
約4.2億円を調達
David・Doblikはアプリのローンチと同時に会社を設立。友人のキャピタリストやエンジニア、デザイナー、アーティストらを集め、2020年10月初旬には約4.2億円の資金調達にも成功。今後はアプリをより良くアップデートしていくとしています。
DispoはZ世代を中心に瞬く間に広がりを見せ、インフルエンサーが仲間を集めてプロダクトを開発し、会社をおこすという現代風の起業スタイルも注目を集めました。
Dispo(ディスポ)の特徴
・撮影した写真は翌日9時に見ることができる
・カメラロールは公開もプライベートも設定自由で、様々なコミュニティで写真を共有できる
写真は翌朝9時に見れる
Dispoはその名の通り、Disposable Camera=使い捨てカメラから着想を得ています。
Dispoが従来のSNSと一線を画しているところは「すぐに写真を見れない」ところ。Dispoで撮影した写真は翌朝の9時にならなければ見ることができません。
撮影できる写真も使い捨てカメラのように、狭いファインダー部分を覗いて撮影。フラッシュが強くたかれたようなレトロでエモい雰囲気の写真が撮影できます。
ロールを自由につくれる
Dispoの面白い機能のひとつが「ロール」です。
一般的な写真共有SNSにはタイムラインがあり、フォローしているユーザーの投稿が表示される仕様になっています。
しかし、Dispoにはタイムラインがありません。
それぞれのユーザーが「ロール」つまりカメラロールにあたるフォルダを作成し、写真を入れて共有する仕様になっているのです。
例えば「お気に入りカフェ」「夜の街」など、テーマごとにカメラロールを作り、写真を入れていくことができます。
親しい人だけのプライベートなロールや、公的に誰でも自由に参加できるロールなど、思い出をみんなで共有することができます。ロールの中で多くの写真をアップした人はランキングで表示されます。
Dispoで共有できる写真はDispoで撮影したデータのみ
Dispoには、ロールを使って写真を共有できるだけでなく、自分のプロフィールページに表示するバナー画像の編集なども作ることができます。
ただし、カスタマイズできる画像はDispoで撮影したデータしか取り込めません。
端末からインポートすることはできないので注意してください。
さらにDispoは編集機能はなく、トリミング加工などもできません。キャプションやハッシュタグをつける機能もなく、写真のみを投稿するというシンプルな仕様が特徴です。
ちなみに他の人が共有した写真にいいねやコメントをつけることはできます。
Dispoの使い方は?
ここからはDispoの使い方や用語なども解説していきます。
Dispoの専門用語
・バイオ(BIO)
アイコン、紹介文、参加しているカメラロールが見れる、プロフィールページ
・ライブラリ(Library)
自分がDispoで撮影した写真が見れる場所。ここで写真を加工することもできます。
・ロール(Rolls)
カメラロールのこと。フォルダのようにテーマ別に作成できます
・スコアボード(Scoreboard)
カメラロールに参加しているユーザー、❤️などのユーザーのリアクションを見ることができます
Dispoの使い方
・写真を保存するカメラロールを選ぶ
・保存先のカメラロールを共有する
・プライベートなカメラロールに招待もできる
■Dispoで写真を撮影する
アプリを開くとこのような画面になります。
昔のインスタントカメラのように、小さなファインダーを覗き込み、矢印で指している部分でシャッターを切ります。
iPhoneの方でアプリをインストールしてもカメラ機能が使用できない方は、設定アプリを開き、Dispoのアクセス許可がオンになっているかどうか確認しましょう。
■Dispoで撮影した写真をカメラロールに入れる
撮影した写真をどのカメラロールに入れるか選択します。
(画像では筆者がすでに複数のカメラロールを作成しています)
新たにカメラロールを作成したい場合は右上の+ボタンをタップします。
■新しいカメラロールを作成する
カメラロール名を記入し、共有範囲を選びます。
「シェアする人を見つけよう」の欄には、相互フォローしている方のアイコンが並び、カメラロールをシェアすることができます。
■カメラロールに招待する
カメラロールを作成したら、そこに友人を招待しましょう。
まずは招待したいカメラロールをタップします。
右上のQRコードもしくは「メンバーを招待」で、
Dispo内で相互フォローしている友人を招待することができます。
また、カメラロールを削除したい際は下の「ロールを削除」をタップ、
プライバシーを侵害しているなど違法なカメラロールを見つけた際は「ロールを報告」でDispo公式に通報することができます。
■Dispoに招待する方法
バイオ画面、右上の設定マークをタップすると、各種設定ができる画面が開きます。
そのなかで「招待する」をタップします。
現時点で何人招待できるかが解ります。
「連絡先から招待する」をタップすると、スマホに連絡先を登録している方に招待を遅れます。
DispoもClubhouse同様、招待したい人の電話番号を連絡先に登録しておく必要があります。
招待メールを送りたい方の電話番号を事前にスマホに登録しておきましょう。
「今」を楽しむ写真SNSアプリ
Dispoは「映え」や「他人からの評価」を気にするのではなく「今を楽しむこと」を目的に開発されたアプリです。
「上手く撮影しよう」「綺麗に撮影しよう」という概念ではなく、その瞬間を大らかに楽しめるチルさが次世代写真SNSとしてZ世代を中心に受け入れられているようです。
SNSに疲れてしまった…という方も、Dispoならハマってしまうかも?今後どのように成長していくのか、注目の新世代SNSアプリです。