日常的なインターネットの閲覧や動画の視聴、作業や仕事も可能なデスクトップパソコンが欲しいけれど「何を選べば良いのか分からない」ということはありませんか?
デスクトップパソコンはハイスペックモデルから簡単な作業やインターネット閲覧用など、用途に合わせて自由に選べることがメリットですが、同じ理由で選ぶポイントが多く「自分はどんなデスクトップを買えばいいのか分からない」と悩まされることも少なくありません。
そこで、本記事ではいくつかの用途に合わせたデスクトップパソコンの選び方、それぞれおすすめのデスクトップパソコンを併せてご紹介していきます。
もくじ
デスクトップパソコンを選ぶ上で知っておきたいこと
新しくデスクトップパソコンを家電量販店などに探しに行くと、店員さんがオススメしていたり、価格表示にオススメ表示をみかけることもあります。
しかし、毎年のように新作が出るデスクトップパソコンにおいて、重要なポイントは使用目的を遂行出来る性能であり、必ずしも最新機種が必要だというわけではありません。
ほとんどのデスクトップパソコンは箱型の本体の中に複数種類のパーツが組み込まれており、それらのパーツによって性能は大きく変わります。
よく比較される「PCスペック」とはこれらのパーツの性能差によって表されるものです。
主なスペックとして挙げられるのは、以下の4点です
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックボード
もう少し詳しく見ていきましょう。
CPU
CPUとはパソコンの機能全体に影響するコアパーツの1つです。
「Intel Core i」シリーズや「AMD Ryzen」シリーズなどは一般的なデスクトップパソコンのCPUに使用されやすくなっています。
それぞれバージョンなどは異なりますが、Core iのシリーズであれば「Core i 3」や「Core i 5」といった表記になります。基本的に”数値が上がるほど処理性能が上がる”とおぼえておくと分かりやすいです。
メモリ
メモリ領域はデスクトップパソコンで何かをするときに、一時的にデータを動かしたり保存する領域です。
家庭用の一般的なデスクトップパソコンでは4GBや8GBが主流ですが、ゲーミングパソコンなどの高性能なものであれば、メモリが32GBあることも。
メモリも容量が多いほど、優秀、かつ価格も上がりやすくなります。
ストレージ(HDDorSSD)
ストレージはPC本体のアプリやデータを保存する場所です。
主に容量の大きいHDDと、容量は少ないものの処理性能の早いSSDを選ぶことになります。
後者のSSDはデスクトップパソコンだけではなく、書き込みや処理速度の速さからPS5などにも搭載されています。
ただし、HDDと比べると圧倒的に高価なため、家庭用デスクトップを選ぶ場合には外付けHDDと併用するなどの工夫をすると使いやすくなります。
主な用途として、インターネットなどの閲覧やYou Tube動画を視聴するだけであれば、SSDがなくとも充分にデスクトップパソコンは機能します。
グラフィックボード
GPUとも呼ばれるグラフィックボードは、予め内蔵されているか、いないかでも価格が変わります。
グラフィックボードがなくとも、画面をモニターに映すことは出来ますが、グラフィックボードを搭載しているデスクトップパソコンは4K動画や高画質3Dゲームなどを綺麗に表示出来ることがあります。
ただし、高性能なグラフィックボードがあっても、これに出力対応出来るモニターがなければ意味がありませんので、この点は注意したいポイントです。
前述した4K動画などであれば、モニター自体が4Kに対応していないと、当然画質は反映されません。
グラフィックボードの有無は、はじめてデスクトップパソコンを買う場合であればゲーム目的や3D制作などがない限りはあまり気にしなくても良いでしょう。
日常使いにオススメのデスクトップパソコン
はじめてデスクトップパソコンを買ったり、作業やゲームを前提としていない場合には各メーカーが用意している「エントリーモデル」というセットをチェックしてみましょう。
エントリーモデルは名前の通り、初心者向けの性能ですが、文章作成や動画視聴などには全く影響がないスペックとなっています。
エントリーモデルのスペック例
- CPU:Core i 5シリーズ
- メモリ:8GB
- ストレージ:HDD500GB
- グラフィックボード:なし
上記のようなスペックで、フルHD画質(一般的な2Kテレビと同等)の動画を見たり、インターネットを閲覧するだけであれば特に問題ありません。
Dell コンパクトデスクトップパソコン Inspiron 3891
Dell社のデスクトップパソコンでエントリーモデルとして人気の高いシリーズです。CPUはCore i 3と少し心もとないですが、SSDで動作させる他に、保存領域に1TBのHDDが用意されています。
メモリも8GBあるので、普段遣いでは全く困ることのないスペックです。
フルHD画質のモニターを含めても10万円以下で購入出来るリーズナブルなデスクトップパソコンになっています。
作業用にオススメのデスクトップパソコン
普段遣いに加えて、例えば動画を編集したり、ペンタブなどでイラストを描いたり、Adobeソフトを多く使用するという前提であれば、普段遣いからワンランクアップさせたスペックが欲しくなります。
目安としては
- CPU:Core i 7以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD256~512以上(256の場合は外付けストレージ必須です)
- グラフィックボード:あり
グラフィックボードはピンキリになりますが、GeForce GTX 1660 Ti以上が搭載されていれば、おおよその基準はクリア出来ます。
グラフィックボードがなくとも作業は可能ですが、やはりある場合とない場合ではモニターで視認する映像に差が現れる為です。
ASUS ゲーミングデスクトップPC ROG Strix GA15 G15DK
海外のライトゲーマーの支持率が高いASUS製のデスクトップパソコンです。
一般的なオンラインゲームは特に不自由なく操作出来るスペックかつ、SSD512GBで高速動作を実現しています。
グラフィックボードだけでも数万円するため、モニター込みになると20万円前後になりますが、操作性や機能性は普段遣いのエントリーモデルとは全く違ったものになります。
ハイエンドモデルを探している人はカスタマイズがオススメ
上記2つのスペックは、それぞれの用途に対して少しランクが上、くらいの基準ですが、さらにハイエンドかつハイスペックなデスクトップパソコンが欲しいという場合にはブランドやメーカーが提供しているカスタマイズ購入を検討したり、PC屋さんなどで組み上げてもらう方が安価になることがあります。
同じCPUを使用しているデスクトップパソコンでも、中身が変わると10万円~30万円は価格が変わってくるため、使用目的から逆算して「これだけは最低限のスペックが欲しい」ということを伝えると、その中で組めるデスクトップパソコンの候補を挙げてくれます。
また、近年ではインターネットで購入する場合でもカスタマイズ出来ることは多いため、ハイエンドモデルを購入したい場合には”専門店に相談すること”が最もオススメです。
編集後記
デスクトップパソコンを探していると、たまに非常に安価な製品などがありますが、中身やスペックが物足りないということも珍しくありません。
安価な製品ですぐに使えないものよりも、ある程度の期間は使用する前提で選んでみて下さい。
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