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ダンボール製の使い捨てドローンはなぜ必要なのか?

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ダンボール製使い捨てドローン,機体を持つ女性


画像出典:Otherlab!


開発が進む
使い捨ての固定翼ドローン

レーザーカッターで切断したダンボールをテープで組み立て、電子部品を組み込むことで迅速に製造できる固定翼型ドローンの開発がDARPA(国防高等研究計画局)などの支援を受けて進行中です。

動画で見る
使い捨てドローン

この「使い捨てドローン」の製造工程やエンジニアへのインタビューが『WIRED』のYouTubeチャンネルで公開されています。

This Drone is Designed to Save Lives Then Disappear

「使い捨てドローン」動画の解説

開発を行なっているのはEVERFLY(エバーフライ)という会社で、今回のインタビューに答えているのは女性エンジニアのスター・シンプソンさん。いかにも空と縁が深そうな名前ですね。

ダンボール製使い捨てドローン,プロジェクトに関わるエンジニアのスター・シンプソンさん

一般的なドローンは固定翼であってもマルチコプター型であっても、無数の備品を組み合わせて工場や研究所でつくられる複雑なマシンです。しかし、この「ダンボール製使い捨てドローン」が目指すのはよりシンプルな製造工程。

1枚のダンボール紙として運ばれてきた「素材」を切り分けていきます。

ダンボール製使い捨てドローンを製造するマシーン

レーザーカッターさえあれば、工場ではなく、どこかの一室でドローンを製造できてしまうというワケ。

ダンボール製使い捨てドローンはレーザーカットされたダンボール紙からできている

カットされたダンボール紙を組み立てていくと、だんだんとドローンらしい形になっていきます。

ダンボール製使い捨てドローン,組み立ての様子

組み立てがほぼ完成した状態。

ダンボール製使い捨てドローン,半完成状態

内部には電池やGPS、フラップを制御するためのモーターなどが搭載されています。

ダンボール製使い捨てドローン,内部

出来上がり時のサイズ感は以下のスクリーンショットを見るとよくわかります。

ダンボール製使い捨てドローン,完成状態

テスト飛行の際は、他のドローンから落としてローンチしていますが、大量に物資を供給する場合などは、セスやヘリ、輸送機などから「ばらまく」ことで飛行させることも可能なようです。

ダンボール製使い捨てドローン,空からのローンチ

このドローンが開発された目的は人道支援用の物資の供給で、医薬品などを最大約10kg搭載し、半径約15メートルのエリア内に精密空輸できるとのこと。

ダンボール製使い捨てドローン,機体を持つ女性

「車で地上を走って届けるには広すぎる」範囲に対して、「飛行機からパラシュートを付けて荷物を落とす」より高い精度で荷物が届けられるというのが強みです。

なお、今後はダンボールではなく特殊な菌糸類(キノコ)を原料とし、より素早く痕跡を残さず分解される機体も開発中とのことです。

編集後記

動画の中ではアフリカの貧しい村に物資を届けるイメージが用途として紹介されていましたが、ペンタゴンの関連機関であるDARPAが支援していることから、軍事転用をにらんだ開発が進められている可能性も高そうです。敵地で活動する親米組織や、潜入した特殊部隊に支援物資を届ける方法としては「使い捨て可能で、自然分解されるドローン」はうってつけと言えるでしょう。

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