出典(Source): Budweiser Global | 2018 FIFA World Cup #LightUpTheWorldCup、以下同じ
「バド」の呼び名で知られる『バドワイザー』はアメリカを代表するビールブランドです。そのバドが2018年のFIFAワールドカップに合わせて公開した動画がなかなかのカオスっぷり。なぜか、ドローンが大フィーチャされて、しかもその機体が「ドジっ子」だし、サッカー選手は1秒も出てこないし……という内容になっています。でも、ちゃんとストーリー仕立てで楽しめる動画にはなっているようなので、さっそくその詳細をチェックしてみましょう!
ドローンがビール配送をする世界
バドワイザーの広告動画で描かれているのは「ビールを飲みたくなったら、いつでもドローンが届けてくれる」世界。
ドローンの機体下部にあるアームがバド・ビールをつかんで、飛んで行きます。
もちろん、この「ビール配送ドローン」は実在していませんが、デザインのベースになっているのはDJI『Inspire』シリーズの機体です。
未来的な外観の配送拠点(?)の上から飛び立つ無数のドローンたち。
目的地はモスクワやナイジェリアなどさまざま。
ビーチの上を飛び、ビールを届けに向かうドローンたち。
雪山の上だってなんのその。
人口集中地区上空での夜間自律航行だって余裕です。
バーの中までドローンがビールを届けてくれます。バー側からしたら、外部から飲み物を売りにこられたら確実に迷惑なはずですが、細かいことは気にしてはいけません。
ビールを注文してくれたお客さんに渡すときは、ロボットアームが前方にビールを差し出します。
お・も・て・な・し。
ドジっ子ドローン現る
「しかし、これだけのドローンがいると、中にはマヌケなヤツもおりまして……」という話なのかはわかりませんが……ビールを持つのを忘れて飛び立ってしまったドジっ子ドローンがここに1機。
あわてて、ビールを持って再出発。
しかし、不運にも雷に打たれ、ダメージを受けてしまいます。
その頃、仲間の「優秀なドローン」たちはサッカーで盛り上がるスタジアムに次々とビールを届けています。
おいしそうなビールをグラスに次ぐ観客。ビール会社の広告だけあって、ビールを注ぐシーンの映像が他のシーンと比べて圧倒的にハイクオリティなのは小さなツッコミどころ。
バド・ビールを手に笑顔の観客に混ざって、何かを待っているような雰囲気の女性が一人。実は、彼女こそがドジっ子ドローンがビールを届けるはずの客さんなのです。
落雷によるダメージを受けたからなのか、地下鉄に乗って移動するドローン。ドジっ子ではあるものの、あきらめない強いハートは持っているようです。
なんとかビールの届け先であるサッカースタジアムに到着したドローン。
お客さんの女性を発見。
無事にビールを届けられました。
ミッションを成功させてウィンクをするドジっ子ドローン。
スタジアムの上空には、ドローンたちが描くバドワイザーのロゴが輝いていました。
なお、『2018 FIFAワールドカップ』は6月14日からロシアで開幕し、日本代表チームは「グループH」で、ポーランド、セネガル、コロンビアと激突する予定です。