Brave(ブレイブ)は高速ブラウジングや、煩わしい広告をブロックし快適なネットサーフィンが楽しめるWEBブラウザです。Android、iOS、Windows、macOS、Linuxなど多くの端末に対応しており、デバイスを問わず利用できます。
この記事では「Brave(ブレイブ)」とはどのような仕組みでWEBブラウジングができるのか、危険性や評判などはどうなっているのかを調査しまとめました。
「Brave(ブレイブ)」が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
Braveとは?高速ブラウジングできる仕組み
昨今のWEBサイトでは「Cookie」の同意ボタンを配置することで、ユーザーがCookieの使用に同意するかを選択できるようになり、同意した場合はWEB上における行動履歴が記録されるケースが増えました。
これらの記録された行動履歴は、企業がマーケティングに役立てたり、ユーザーにぴったりな広告を配信したり、ユーザーが何度も買い物かごに商品を入れ直すことや、ID・パスワードを入力し直す手間を省くことに役立てられています。
しかし「Brave」を使ったブラウジングではCookieを蓄積せず、セキュリティの観点からサイト側の一方的な広告配信やトラッキングは行われません。
こうした広告やトラッキングをブロックしてくれるBraveブラウザの設計により高速ブラウジングが実現でき、セキュリティ面でも保護してくれる仕組みとなっています。
Braveを利用する3つのメリット
広告ブロックで快適なWEB閲覧・動画閲覧が可能
Braveはデフォルトで広告をブロックしてくれる設定であるため、WEBサイトの閲覧や動画視聴が非常に快適です。
実は筆者もBraveを利用することはありますが、実際にYouTube動画で流れるはずの広告が全てブロックされ、すぐに動画視聴へ移ることができます。
また昨今では、WEBサイト上の悪質な広告によって誤クリック・誤タップしてしまうケースも増えていますから、非常に大きなメリットの1つと言えるでしょう。
高速なWEBブラウジングでストレスフリー
最近では画面いっぱいに広告が表示されたり、スクロールとともに大きな広告が追従したりと、WEBサイトを閲覧する側にとっては非常にストレスを感じてしまう作りのWEBサイトが増えています。
そのような広告が多いWEBサイトは表示速度が遅い傾向にありますし、ユーザー側としても痺れを切らして離脱してしまう方は多いのではないでしょうか。
Braveであれば広告を一切表示しないため、サクサクとWEBサイトを表示することができます。
優秀なプライバシー・セキュリティ保護
Braveは勝手に広告をブロックしてくれたり、高速ブラウジングを叶えてくれたりする非常に便利なWEBブラウザです。
しかし非常に便利な反面「何か裏があるのではないか」「危険性が高いのではないか」と心配される方もいるでしょう。
Braveはデフォルトで搭載されている広告、トラッキングのブロック機能のほか、マルウェアなどの有害プログラムの侵入を阻止する機能も備わっています。
また「プライベートブラウジングモード」を利用することで閲覧履歴を残さず、複雑な暗号化システムを採用した接続方法で匿名性も高めてくれるので、プライバシー保護、セキュリティ対策の観点でも非常に優秀なWEBブラウザと言えるのです。
Braveを利用するデメリット
Braveは広告ブロックの機能が強力であるため、安全な画像なども排除してしまいWEBサイトの表示が崩れるといった事象が報告されているようです。
Braveを利用する際は、動画視聴のみの利用や広告配信の多いニュース記事などの閲覧のみなど、目的を限定して利用すると良いかもしれませんね。
Braveの利用に危険性はある?
Braveの危険性、安全性に疑問を持つ方も多いようなので、今回はBraveの危険性についても詳しく調査を行いました。
結論からお伝えするとBraveの危険性はとても低いということが言えます。Braveを運営する「Brave Software(ブレイブソフトウェア)」は、アメリカのカリフォルニアに拠点を置く会社で、ブレンダン・アイク氏が共同創設者兼CEOを務めます。
ブレンダン・アイク氏は有名なプログラミング言語「JavaScript」の生みの親であり、さらに人気WEBブラウザ「Firefox」の開発元であるMozilla Corporationの最高責任者を務めていた経験を持つほどです。
これほどまでの人物が携わっているWEBブラウザの危険性は、心配されるようなものではないでしょう。
Braveの危険性が低いと言える理由
さらにBraveの危険性の低さを裏付ける事実として、以下のような実績も挙げられます。
- アイルランドの名門「ダブリン大学トリニティ・カレッジ」で行われた研究にて、最もプライバシーが確保されたブラウザに選ばれた
- 角川アスキー総合研究所の資料にて、主要WEBブラウザの中で最も表示速度が速いWEBブラウザにであることが判明
Braveの良い評判、悪い評判
Braveは基本的には無料で使うことができますし、勝手に課金されるということもありません。
そのため「気になる方はとりあえず使ってみるのが一番」と言いたいところですが、実際にBraveを使っている方の口コミがあるのなら判断材料として知っておきたいという気持ちもあるでしょう。
今回はBraveの良い評判、悪い評判をいくつかピックアップしてみましたので、Braveをダウンロードする際の参考にしてみてください。
Braveの良い評判
BRAVEブラウザを日本上陸前から使用していますが本当に快適ですね。
現在に至るまで獲得できたBATの累計は138.15BATでした。
素晴らしいの一言。#Braveブラウザ— 納豆 (@YummySoyBeans) February 8, 2023
半年少しbraveブラウザ利用してて現在の価値で756円分のBATもらえた。
基本広告出なくて快適なのに還元までされるとか素敵(´-∀-`) pic.twitter.com/9zuw5NCe1R— Tetsu!! (@Tetsu00001) February 8, 2023
やはり広告をブロックしてくれるのはユーザーにとってかなり大きなメリットとなっているようです。
また、Braveにはちょっとしたお小遣い稼ぎのような機能が備わっており、わずかではありますが仮想通貨の「BAT(ベーシックアテンショントーク)」を貯めることもできますよ。
BATをコツコツ貯めたい方は、設定から「Brave Rewards」を有効にして広告が表示されるように設定してみてください。
Braveの悪い評判
BraveでMetamask使えないの拡張機能になぜかCryptoWalletが追加されててこれが邪魔してるやん
消したら悪そうだから、拡張機能をクリックしたときって設定にしとこう— あるしんど (@aru_sindo) August 5, 2021
Braveの悪い評判としては、「MetaMask(メタマスク)が使えない」といった内容がいくつかありました。メタマスクとは、イーサリアム系の仮想通貨やNFTが保管できるソフトウェアウォレットです。
口コミではBraveの拡張機能として追加されている「CryptoWallet」が影響しているのではとの声もありましたが、実際のところは不明です。
気になる方は自己責任で拡張機能の設定を変えてみるのも良いかもしれませんね。
高速WEBブラウザ「Brave」のまとめ
今回は高速WEBブラウザ「Brave」について、詳しい仕組みやメリットデメリット、評判を調査しまとめました。
記事の中でもお伝えしたようにBraveは実績・知名度ともに名高いプログラマーのブレンダン・アイク氏が手掛けているほか、安全性や高速表示を認める研究結果も出ています。
一方的な広告やトラッキングをブロックし、プライベートが保護された快適なブラウジングが楽しめますので、気になる方はぜひ一度利用してみてください。
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