Apple Musicは、2015年7月1日からサービスが開始された音楽サブスクリプションサービスです。楽曲の多さや充実した機能面から日本でも人気で、加入を検討している方もいるでしょう。
この記事では、Apple Musicの概要や機能、料金、支払方法、メリット、デメリットなどを分かりやすく紹介します。
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・音楽ストリーミングサービスどれにする?人気の6社を徹底比較!
もくじ
Apple Musicとは?
Apple Musicは、Apple社が提供している定額制の音楽配信ストリーミングサービスです。
配信楽曲数は全世界で1億曲にまで上り、洋楽・邦楽を中心に映画やドラマのサウンドトラックから、ゲームミュージックまで楽しめます。さらに、AppleのクラウドサービスであるiCloudを使えば、PCのiTunes上に保存したCDデータも一括で管理が可能です。
また、Apple MusicはApple社が提供しているiPhoneやiPad、iMacはもちろん、Apple MusicアプリをダウンロードすればAndroidのスマートフォンでも利用が可能です。そのほかPCで利用する場合も、iTunesをインストールすればApple Musicを楽しめます。
Apple Musicの無料トライアル期間は?
Apple Musicには2つの無料トライアル期間が用意されています。以下では「1か月の無料トライアル」と「6か月の無料トライアル」が適用される条件や注意点を紹介します。
1か月の無料トライアルは初回のみ
Apple Musicを初めて利用する場合に限り、1か月間の無料トライアルが適用されます。無料トライアル期間中も全ての楽曲が聴けて有料会員と同じ機能が使えるため、実際に体験して使い心地を確かめると良いでしょう。なお、2か月目以降、または解約後に再契約をした2回目以降は、月額料金が発生するため注意しましょう。
対象デバイス購入者は6か月無料になる
Apple Musicに新規で登録する際に、下記対象デバイスと最新バージョンのOSを搭載したiPhoneやiPadをペアリングすると、6か月無料になる特典が受けられます。
・AirPods Pro、AirPods(第2・第3世代)、AirPods Max
・HomePod、HomePod mini
・Beats Fit Pro、Beats Studio Buds、Beats Solo Pro
・Powerbeats、Powerbeats Pro
特典の有効期限は、対象デバイスと最初にペアリングしてから90日間です。期限切れになってしまうと1か月の無料トライアルしか適用されないので、忘れずに利用手続きを行いましょう。
Apple Musicの料金
Apple Musicには「個人向けプラン」「ファミリープラン」「学生プラン」「Voiceプラン」の4つのプランがあり、それぞれに特徴があります。次はApple Musicの料金体系とその特徴を紹介します。

出典:https://www.apple.com/jp/apple-music/
個人向けプラン
月額料金1,080円で利用できる最もスタンダードなプランです。1契約で使えるアカウント数は1つで、ダウンロードやオフライン再生など全ての機能が使えます。
ファミリープラン
月額料金1,680円で最大6アカウントまで使える大人数向けのお得なプランです。個人向けプランと使える機能に差はありません。
学生プラン
Apple Musicの学割プランは月額580円で利用できます。対象になるのは下記の条件のいずれかに該当する学生の方です。
・大学(短期大学および大学院を含む)で学士号や博士号の取得のために修学中
・同等の高等教育コースを履修中
・高等専門学校、専門学校(専修学校専門課程)で修学中
個人向けプランの半額近い料金で利用できるため大変お得です。
Voiceプラン
2021年12月14日から登場した「Siri」に話しかけて音楽を再生するのに特化したプランで、月額480円で利用可能です。料金だけ見れば他のプランよりも安価ですが、Apple製品のデバイスしか利用できず、使える機能が制限される点に注意しましょう。
Apple Musicの支払方法
Apple Musicの利用開始には支払方法の登録が必要で、「キャリア決済」「クレジットカード」「iTunesギフトカード」の3種類が使用可能です。以下で、各支払方法のポイントを解説します。
キャリア決済
月々支払う携帯電話料金や通信料金とまとめて一緒に引き落とす方法です。具体的には、docomoなら「ドコモ払い」、auは「auかんたん決済」、Softbankは「ソフトバンクまとめて支払い」などの機能を指します。キャリア決済は一部の格安SIMにはないため、使っている方はご注意ください。
クレジットカード
国際ブランドである「Visa」「MasterCard」「JCB」「Diners Club」「American Express」で支払えます。また、上記の国際ブランドのものであるデビットカードも利用可能です。
iTunesギフトカード
Appleが発行しているプリペイドカード「iTunesギフトカード」でも支払いできます。主にコンビニエンスストアなどで購入が可能で、「額面固定タイプ」と自由に金額を決められる「バリアブルタイプ」の2種類から選べます。キャリア決済やクレジットカードが使えない場合は、iTunesギフトカードを利用すると良いでしょう。
Apple Musicの固有機能
Apple Musicは、Apple製品との互換性が高く、iPhoneのアラームに設定したり、Apple Watchから操作できたりとさまざまな機能が使えます。

出典:https://support.apple.com/ja-jp/HT212777
iPhoneのビデオ通話「FaceTime」で通話中に「SharePlay」機能を使えば、歌詞を表示したり順番に選曲したりしながら音楽と通話を同時に楽しめる
AirPodsを使ったハンズフリー再生
AirPodsをダブルタップしてSiriに再生して欲しい楽曲やアーティスト名を伝えれば、手が離せない状況でも好きな楽曲をすぐ流せる
「ロスレスオーディオ」
音楽を圧縮前の状態で再生できる機能で、対応楽曲を高音質で楽しめる
「ドルビーアトモス」
音に包み込まれる感覚が体験できる機能で、Apple TV 4Kでも再生できる
新機能Apple Music Singとは?

出典:https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/12/apple-introduces-apple-music-sing/
Appleが2022年12月7日に発表したApple Musicのサブスクリプション登録者向けのカラオケ機能です。
ボーカルの音量調節やバックボーカル、デュエット表示、音節ごとにタイムリーに正確に表示される歌詞の4つの機能が利用できます。
Apple Music SingはiPhoneやiPad、最新のApple TV 4Kで使える機能です。Apple Musicにある数千万の楽曲から好きなものを選んで歌えます。普段からカラオケや歌の練習をしたい方にもおすすめです。
Apple Music のメリット・デメリット
Apple Musicは機能が充実しているサービスですが、デメリットもあります。両方を理解すればApple Musicへの理解もより深まるでしょう。ここでは、Apple Musicのメリット・デメリットを紹介します。
Apple Music のメリット
Apple MusicはApple製品との相性が良く、豊富な料金プランから選べるなどさまざまなメリットがあります。下記ではその他のApple Musicのメリットを紹介します。
・レコメンド機能がある
ユーザーが過去に聴いた楽曲からおすすめしてくれる機能で、新しい音楽と出会える
・過去によく聴いていた曲を確認できる
Apple Music Replayでは毎年再生回数の多かった楽曲のプレイリストを自動で作ってくれるため、記録から自分の好きな曲の振り返りができる
・ダウンロードすればいつでも聴ける
事前にダウンロードしておけば、オフラインでいつでも好きな音楽を楽しめる
・音楽以外のサービスも充実している
MVを視聴できたり、ラジオで楽曲をランダムに再生できたりする
Apple Music のデメリット
Apple Musicにはデメリットが2点あります。
・海外アーティスト名がカタカナ表記になる
英語で検索してもヒットはしますが、カタカナ表記で表示される
・学割プランは中高生に適用されない
学割プランの対象が「学位を授与する総合大学、または単科大学の学生の方」のため、中学生・高校生がApple Musicに加入する場合は、学割プランが対象ではない
編集後記
Apple Musicは、定額制の音楽配信ストリーミングサービスのことです。料金体系は4つあり、その中から自分に合ったプランが選べます。支払方法は、クレジットカードやキャリア決済だけでなく、iTunesギフトカードも使えるため、クレジットカードを持っていない方や格安SIMを利用している方でも支払いが可能です。
また、Apple Musicには固有の機能も多く、さまざまなメリットがあります。初めて利用される方には1か月分の無料トライアルがあり、対象デバイスとペアリングすれば最大6か月間無料で利用可能です。まずは無料トライアルから始めてみてはいかがでしょうか。
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