画像出典:Aeronext (エアロネクスト) | ドローン・アーキテクチャー研究所、以下同じ
もくじ
独自の安定化機構4D Gravity
今回エアロネクスト社が発表したのは『Next VR』と『Next DELIVERY』という2種類のドローン。最大の特徴は同社が開発する4D Gravityというカメラや荷物などを安定させる独自の機構を備える点。機体の重心を崩さず、同時にカメラなどの角度を一定に保つことができるため、高速で飛行しながら揺れや傾きを防げます。同社に寄れば4D Gravityを搭載したドローンはモーター負荷の均一化により信頼性が向上するほか、プロペラを従来ドローンより急角度に設定できることで最高速度をアップできるため、「より安全に、より遠くへ、より早く、より安く」フライトできるようになるとのことです。
Next VR
ドローンの機体中央に垂直に貫通するカメラマウントを備え、その上下に180°カメラや360°カメラを取り付けることで安定したVR写真・映像の撮影ができる機体です。
同社独自の4D Gravity機構による安定化のおかげでドローンを大きく傾けた状態でも、上下のカメラが一定の角度を保っています。
30度近く機体が傾いても、カメラの角度がまったく変わらない様子がよくわかる『Next VR』ドローンの飛行動画は以下でご覧いただけます。
【エアロネクスト】Next VR™ フライトテスト
Next DELIVERY
4D Gravity機構による「傾きづらい」という機能を宅配に利用するべく開発されたドローンが『Next DELIVERY』です。エアロネクストによれば、輸送中の荷物の偏りが解消されるため、従来のドローンでは難しいとされる医療や精密機器の輸送や食事のデリバリーに向くとのことです。
これで、ピザの宅配とか、どうでしょう?
『Next DELIVERY』が実際に飛行する様子はこちらの動画でご覧いただけます。
【エアロネクスト】Next DELIVERY™ フライトテスト
編集後記
機体の重心を崩すことなく、搭載物が傾くことを防げる4D Gravity機構。今回はVRカメラと宅配用ドローンへの応用ですが、今後これ以外の用途にも活用が広がりそうですね。