ACSL、風力発電機の自律飛行点検が可能な国産ドローン提供を開始

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株式会社自律制御システム研究所(所在地:東京都江戸川区、代表取締役社長兼COO:鷲谷聡之、以下「ACSL」)が、風力発電機のブレードをACSL が開発した国産ドローンであるACSL-PF2 を用いて自律飛行点検する実証実験を実施しました。

この実証実験により、従来の望遠レンズ搭載カメラによる地上からの撮影に比べて、ドローンの自律飛行による画像撮影により、大幅に時間を短縮することが可能であるという結果が。ACSLは、開発する産業用ドローン『ACSL-PF2』を風力発電機点検仕様の点検ドローンとして提供を開始するとしています。

ACSL-PF2の特徴とは?

写真左 : 国産産業用ドローン「ACSL-PF2」 写真右 : 風力発電機

ACSLが開発する風力発電機点検仕様の産業用ドローン『ACSL-PF2』の特徴をご紹介していきます。

  • 風力発電機の詳細サイズ、位置情報を入力するだけで、自動的に飛行ルートを算出することができるため、風力発電機のタワーやブレードに沿うように飛行することが可能
  • 高解像度カメラを搭載することで、精細な空撮や点検を実現でき、風力発電機のブレードのレセプタやエッジ部分の詳細画像を取得することが可能
  • アームとボディの一体成型により、強度だけではなく防塵・防水性能が向上
  • 風力発電機の詳細サイズ、位置情報を入力するだけで、自動的に飛行ルートを算出することができるため、風力発電機のタワーやブレードに沿うように飛行することが可能
  • 高解像度カメラを搭載することで、精細な空撮や点検を実現でき、風力発電機のブレードのレセプタやエッジ部分の詳細画像を取得することが可能
  • アームとボディの一体成型により、強度だけではなく防塵・防水性能が向上

今回の実証実験の概要

左:風力発電機の周りを自律飛行で撮影するドローンの様子右:ドローンが撮影した風力発電機のブレードの先端

風力発電機は、安全に運用していくために損傷部分の確認等の定期的な点検が必要とされています。特にブレード部分は高所に位置するため、通常は地上から望遠レンズ搭載カメラによって撮影を行いますが、ブレードすべての撮影を行うには風力発電機を一旦停止し、ブレードの角度を変えながら何度も撮影を繰り返す必要があり、1 基を撮影するのに2~3 時間程度の時間を要することが課題でした。

このような課題解決のために、ACSL は、ドローンによる風力発電機のブレード点検の実証実験を実施。2020年10月14日〜15日にかけて、風力発電機点検のために開発した「ACSL – PF2」で実際に点検撮影を行いました。

実証実験の結果

  • 1 回のドローン自律飛行で、風車全体(全面、背面)を撮影し、1 つのブレードに対して4 方向から撮影することに成功
  • 安全のため、ドローンをブレードから約10m 離した位置より撮影したが、6100 万画素のカメラを用いることで、望遠レンズ搭載カメラと同程度の精度で、点検画像を撮影することに成功
  • 風力発電機1 基の点検画像を撮影するのに、従来の地上から望遠レンズ搭載カメラで撮影する方法では1 時間かかっていたものが、ドローンの自律飛行撮影では約7 分で実施可能であるという結果が得られた

ACSL、今後の展開は?

ACSL は、今後もドローンによる風力発電機の点検の実用化に向けた検討を進めていくことで、点検用の画像撮影にかかる時間を大幅に短縮させ、点検作業全体の効率化が可能となるドローンの開発を推進していくとしています。 国産産業ドローン開発の国内トップランナーとして、今後もACSLの動向に注目が集まります。

ACSLとは?

ACSL は、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、国産の産業用ドローンの開発を行い、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。 ACSLが開発する国産ドローンは既にインフラ点検や郵便・物流、防災などの様々な分野で採用されています。

公式HP :  https://www.acsl.co.jp/company/




2021.01.13