新4K8Kの衛生放送が始まり、また4K対応のテレビや有機ELテレビの登場で自宅にいながら臨場感たっぷりの美しい映像を楽しめるようになりました。
最近では安くてコストパフォーマンスのいいものから、映像美にこだわり多くの機能を搭載したものまで、様々な種類のテレビが展開されています。
おうちで過ごす時間も増え、「各種配信サービスに対応しているテレビだったら…!」などテレビに対する要望が改めて高まっているのではないでしょうか。
このようにテレビの買い替えを検討している方、必見!!
テレビを購入の際に比較すべきポイントや、型・サイズ別でテレビのおすすめ機種をご紹介します。
是非お買い物の際の参考にしてください。
もくじ
テレビを選ぶポイント
ここからはテレビを選ぶ際のポイントを解説していきます。下記ポイントを参考に、ご自身のニーズに合ったテレビを選びましょう。
テレビの選び方
1.液晶テレビと有機ELテレビの違い
テレビの種類は大きく分けて二種類あります。
「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」それぞれの特徴やメリット・デメリットについて説明します。
■液晶テレビ
液晶テレビは最も一般的なテレビ。
液晶パネルの裏にバックライトを搭載し、光で液晶分子をコントロールして映像を映し出します。
低価格でコスパのいいモデルから、大画面で高画質のモデルまで幅広く揃っています。
しかし、背面に放熱スペースが必要となるため壁掛けには不向きです。
【メリット】
・商品のラインナップが充実している
【デメリット】
・テレビ本体が分厚くて重量があるところ
■有機ELテレビ
有機ELテレビは鮮明で美しい映像を映し出すことができます。
液晶テレビと違いバックライトは必要ありません。自然発光する有機EL素子を使用して映像を映し出します。
コントラストに優れていて、リアルな質感の映像を楽しめます。
スリムで軽量なモデルが多くあり、消費電力も少ないのが特徴です。
【メリット】
・本体が薄い
【デメリット】
・価格帯が高い
・商品ラインナップが少ない
テレビの選び方
2.画面サイズ
テレビを選ぶ際に最も重要といってもいいのが、画面サイズです。
ここで注意したいのが、大きなサイズを選べばいいというわけではない、ということです。
画面の高さ、テレビを置く部屋の広さ、視聴距離は最適か、使う環境に合わせて確認するようにしましょう。
最適な視聴距離の目安は、
フルHDテレビの場合「画面の高さ×3」
4Kテレビは「画面の高さ×1.5」
とされています。
たとえば、40型(フルHD)テレビの画面の高さが50cmなら、1.5m程度の距離を確保すればOKということです。
1人暮らしの方であれば32~40インチ。家族向けであれば42インチ以上のモデルがおすすめです。
テレビの選び方
3.解像度(画質)
テレビの解像度(画質)は、映像に表示される小さな素子の数によって決まります。
フルHD、4K、8Kの映像の解像度は次のようになっています。
フルHD:1920×1080
4K:3840×2160
8K:7680×4320
画面サイズの大きさによって同様の解像度でも見え方が変わるので注意が必要です。
一般的に推奨されている画面サイズと画質は以下の通りです。
32型のテレビ:ハイビジョン(HD)画質
32~40型のテレビ:フルHD画質
43型以上のテレビ:4K画質
テレビの選び方
4.液晶パネル
液晶パネルは「VA方式」と「IPS方式」の2種類に分類されます。
■VA方式
VA(Vertical Alignment)方式は、コントラスト比に優れていて、色鮮やかな映像を楽しむことができます。
一方、視野角が狭いため横からの角度だと映像が暗くなり見づらいのが難点です。
■IPS方式
IPS(In Plane Switching)方式は、視野角が広いのが特徴です。どの角度からでもクリアに見ることができます。
しかし、VA方式のパネルに比べるとコントラスト比は劣ります。また価格が高い傾向にあります。
テレビの選び方
5.録画機能とチューナー数
テレビを購入する際に必ずチェックしておきたいのが「録画機能」と「チューナー数」です。
HDD(Hard Disk Drive)内蔵モデルなのか、もしくは外付けHDD対応モデルなのかを確認するようにしましょう。
ただし、4K放送の録画を考えている場合は要注意。
4K専用のチューナーが内蔵されているかどうかを確認する必要があります。
内蔵チューナー数が多い製品であればあるほど、同時視聴・録画できる番組数も多くなるので便利です。
また外付けHDD対応モデルを使用すると、録画容量を増やすことができます。録画した番組を残しておきたい方、長時間番組の録画をすることが多い方におすすめです。
テレビの選び方
6.HDR
「HDR(High Dynamic Range)」は、光の加減で生じる白飛びや暗い場所を映した際に生じる黒つぶれを軽減し、鮮明な色彩表現ができる映像技術のことです。
4Kテレビに対応しており、より臨場感のある映像を楽しむことができます。
ただし、すべての4Kテレビの製品が対応しているわけではないのでしっかり確認するようにしましょう。
テレビの選び方
7.倍速機能
スポーツ中継やゲームなど動きの速い映像をテレビで見るという方は、「倍速機能」を搭載したテレビがおすすめです。
倍速機能は、1秒間60コマの映像を1秒間120コマに切り替える機能のことをいいます。
より滑らかな映像を楽しむことができます。
テレビの選び方
8.インターネット接続
YouTubeや動画配信サービスなどをテレビで楽しみたい方はインターネット接続に対応しているかをチェックしておきましょう。
有線LANやWi-Fi通信を使って、テレビでインターネットに接続できるようになります。
各種動画配信サービスに対応しているかどうかは、製品によって異なるので注意しましょう。
インターネット通信機能が搭載されていない製品でも、動画再生端末を使うことでインターネットを経由して動画コンテンツを楽しむことができます。
【2022最新】おすすめテレビ製品:安い・低価格・コスパ重視の方へ
シャープ(SHARP) 2T-C22ADB
・おまかせオートチャプター機能搭載
・高音や低音を調整し、人の声が聞きとりやすい音声「くっきり」ボタン搭載
・見たい・録りたい番組がすばやく見つかる「簡単サクッと検索」
画面サイズ | 22型 |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 2(2番組同時録画不可) |
HDR | – |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | ホームネットワーク対応 |
低価格ながらフルHD解像度を実現し、ワンタッチで番組検索ができたりタイムシフト機能で気になったシーンを遡れたりと機能性も充実しています。
デザインもスリムなので、個室や寝室などに置くこともできます。
東芝(TOSHIBA) 24S22
・「2チューナーウラ録」対応
・ゲームや映画に適した映像モードを搭載
画面サイズ | 24型 |
解像度 | 1366×768 |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 「2チューナーウラ録」対応 |
HDR | – |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | レグザリンク・高速レグザ番組表・ゲーム機能 |
比較的お手頃にテレビを買いたいという方におすすめです。
地デジの映像を高精細に復元する「地デジ精細感復元」により、美しくクリアな映像を楽しめます。
また、別売のUSBハードディスクと合わせることで番組を見ながら録画することのできる「2チューナーウラ録」にも対応しています。
Hisense(ハイセンス) 24A50
・番組の視聴中に裏番組録画可能
・「スーパーバス」人間の視聴特性に着目し、低音域のデータを補完することで、臨場感豊かな音を再現
画面サイズ | 24V型 |
解像度 | 1366×768 |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 3波Wチューナー対応 |
HDR | – |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | – |
ハイビジョン(1366×768)の画素数に対応し、明暗部による色ムラの少ない、発色豊かで綺麗な映像を再現。
また、斜めからでも鮮明に見える広視野角を実現するなど、低価格ながら高クオリティです。
他にも「スーパーバス」では、薄型スピーカーの低域成分の再生が失われる帯域の分を補う倍音再生・ 低音域のデータ補完を施すことにより、従来のモデルでは出力されなかった低音が聞こえるようになっています。
【2022最新】おすすめテレビ製品:一人暮らし向けの32インチ~40インチをお探しの方へ
LG 32型 32LX7000PJB
・HDR10 Proに対応し、HDR映像をさらに魅力的に再現
・AIが今見ている映像のジャンルを分析し、ジャンルに合わせたサウンドへと調整
・PCモニターと「かんたん接続」が可能
画面サイズ | 32V型 |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 2(2番組同時録画不可) |
HDR | HDR10 Pro |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | 無線LAN内蔵 |
「AIサウンド」が搭載されているため、視聴している映像に合わせて最適な臨場感溢れるサウンドへと調整してくれます。
HDMIケーブルを介してPCと接続するだけで、簡単にミラーリングができます。在宅勤務時のWeb会議などに便利な機能です。
ソニー(SONY) KJ-32W730E
・外付けHDD接続で簡単録画/再生
・裏番組録画にも対応
・無線LAN内蔵でワイヤレスで手軽に動画サービス利用可能
画面サイズ | 32V型 |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 2(2番組同時録画不可) |
HDR | – |
倍速機能 | 1.3倍 |
インターネット接続 | 無線LAN内蔵 |
あらゆる映像を高画質に表示するフルHDパネルと超解像エンジン「X-Reality PRO(エックス リアリティー プロ)」を搭載し、リアリティー豊かな映像を楽しむことができます。
さらに、外付けハードディスク(別売)を接続することで、テレビ視聴中も手軽に裏番組が録画できます。「オートチャプター」「1.3倍再生」など再生機能も充実。
無線LAN内蔵でネットワークに接続することができるので動画配信サービスを楽しめるのもポイントです。
電源ボタンに加えチャンネルの数字ボタンでもテレビの電源をつける機能がついており、見たい番組をすぐ見ることができるのもさりげなく便利です。
東芝(TOSHIBA) 40S22
・録画しながら別の番組を自由に視聴できる「2チューナーウラ録」
・ゲームを快適に楽しめる「ゲームダイレクト」
画面サイズ | 40V型 |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | – |
HDR | – |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | – |
残像低減、階調・質感・色彩表現に富んだ映像処理を行うだけでなく、番組表を高速起動するなど、快適なテレビ視聴・操作を実現しています。
また、HDMI端子が2つあるので、ブルーレイやゲーム機などの外部機器への接続も可能。
地上/BS・110度CSデジタル放送用チューナーをそれぞれ2基搭載しており、別売のUSBハードディスクを接続すると番組を録画している最中でもほかのチャンネルの番組を快適に視聴できます。
またゲーム操作時に感じる映像の遅れを短縮し、遅延時間約18.33msecを実現。アクションゲームなどボタンを押すタイミングが重要なゲームも快適に楽しめます。テレビ画面を使ってゲームプレイをする方にもおすすめです。
シャープ(SHARP) 4T-C40BH1
・高精細4K低反射液晶パネル採用
・「バスレフ型スピーカーボックス」採用で低音域から高音域まで臨場感豊かにサウンドを実現
画面サイズ | 40V型 |
解像度 | 4K(3,840×2,160) |
録画機能 | 4Kダブルチューナー内蔵(裏録対応※別売外付けUSBハードディスク必要) |
チューナー数 | 4Kダブルチューナー |
HDR | HDR10に対応 |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | ホームネットワーク対応 |
フルハイビジョンの4倍きめ細かい(3,840×2,160画素)高画質を実現した液晶パネルにより、大画面テレビでも画素の粗さが気にならない、高精細な映像を楽しめます。
4Kチューナーが2基内蔵されており、4K放送を視聴中に別の4K放送を裏録画することができます。
ただし、別売のUSBハードディスクが必要で2番組同時録画には対応していないので注意しましょう。
さらに低音域から高音域まで臨場感豊かに再現する「バスレフ型スピーカーボックス」を搭載しているので、より臨場感を味わうことができるでしょう。
【2022最新】おすすめテレビ製品:3.4K対応・4Kチューナー内臓の50型〜55型をお探しの方へ
Hisense(ハイセンス) 55U8F
・「2画面機能」「画面静止画機能」搭載
・HDR対応
画面サイズ | 55型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
録画機能 | 外付けHDD/BS・CS 4K録画対応 |
チューナー数 | 3チューナーを搭載 |
HDR | HDR再現処理plus |
倍速機能 | 倍速パネル(120Hz) |
インターネット接続 | 無線LAN内蔵 |
「U8F」は人気シリーズの後継として、品質がより一層向上しました。
東芝映像ソリューションとの共同開発でさらに進化したNEOエンジン2020 plus。4Kがもつポテンシャルを上げ「観やすさ」を重視した鮮やかな画質でより精細でリアリティーのある映像を楽しめます。
また、AIシーン別超解像処理によってノイズの少ないきめ細やかな映像を実現します。
2560×1440 60p出力のPCゲームに対応しており、ボタンを押してから表示されるまでの遅延が少なく、 特にFPSや格闘ゲームなどに適した機能もついています。
シャープ(SHARP) 4T-C55CN1
・新開発4K画像処理エンジン 「Medalist S1」搭載
・4Kネット動画や新4K衛星放送のHDR映像に対応
画面サイズ | 55V型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 3(4K放送は2) |
HDR | (HDR10 / HLG / Dolby Vision) |
倍速機能 | 480スピード |
インターネット接続 | 無線LAN内蔵 |
8K高画質技術を応用した新開発4K画像処理エンジン「Medalist S1」が搭載されているほか、様々な技術で高精細、色鮮やか、高コントラストで4K映像を楽しめます。
例えば、映像信号に含まれるシーンごとの輝度分布を解析し、SDR、HDR10、HLGなど映像フォーマットに合わせて、明暗を描き分ける機能を搭載。
他には、液晶パネルの駆動に連動してLEDバックライトを点滅させることで映像の残像感を効果的に低減し高い動画性能を実現するなどです。
また省スペースで設置できるデザインで回転式スタンド採用。
視聴位置に合わせて、画面角度を左右計約30°、水平方向に調節できる仕様になっているので、大きな部屋に置いてもどこからでも快適に視聴することができます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 55UB20K
・フロントスピーカーでクリアな音がダイレクトに耳に届きます
・地上波・BS・CS対応
画面サイズ | 55V型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2 |
HDR | 対応 |
倍速機能 | 6.5ms(GtoG) |
インターネット接続 | 無線LAN内蔵 |
高精細の映像美と音色豊かなサウンドで現実で目の当たりにするような感動が味わえる4Kテレビ。
映像技術だけでなく、音響技術も優れています。
フロントスピーカーにより音の広がりや奥行き、残響まで細かに再現。まるでコンサートホールにいるような感覚を味わうことができます。
また裏番組を同時録画することも可能。Wチューナー搭載により好きな番組を見ながら、別チャンネルの番組を録画できます。
パナソニック(Panasonic) TH-55HZ1800
・「イネーブルドスピーカー」を搭載し、「Dolby Atmos(R)(ドルビーアトモス)」に対応
・地震に強く倒れにくい「転倒防止スタンド」
画面サイズ | 55V型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
録画機能 | 外付けHDD |
チューナー数 | 3(BS4K/110度CS4Kは2) |
HDR | – |
倍速機能 | – |
インターネット接続 | 無線LAN内蔵 |
明るさと色情報を個別に制御する有機EL独自のパネル制御が進化。明るさの分布まで解析し、明るいシーンに加えて暗いシーンでもより明るく高コントラストな階調表現ができるようになっています。
また音響品質も高く、音を天井に反射させるイネーブルドスピーカーを搭載しています。映画館で採用されている最新音声フォーマット「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」に対応しており、上下左右から音に包まれる迫力の立体音響を体感できます。
ソニー(SONY)テレビ ブラビア KJ-55X80J
・4Kの美しさを最大限に高める高画質プロセッサー「HDR X1」
・Amazon Echo対応
細部まで忠実な色を自然に再現する「トリルミナス プロ」や「HDR X1」搭載により、4K画質が最大限に高められた映像美を楽しむことができるモデル。
また、クリアな高音質を再現する「X-Balanced Speaker」や視聴環境に合わせて音声のバランスを調整する「自動音場補正」機能に没入感ある映像体験ができます。
Amazon Echoに対応しているため、ハンズフリーで操作ができる点もポイントです。
編集後記
今回の記事では2022最新おすすめテレビ12選をご紹介しました。ジャンル別のおすすめ製品に加えてテレビを選ぶ際のポイントも併せてご紹介しておりますので、この記事がお買い物の際の参考になれば幸いです。